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米カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動中のアーティスト、ジョン・ヌースの心強いアシスタントに加わったのは25万匹に及ぶイエバエたちだ。
このイエバエたちがいい仕事をしてくれるおかげで、抽象的な現代絵画が次々と仕上がっていくという。
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有能なアーティストであるイエバエたちは、まだウジ虫の状態の時から、ヌースさんに育て上げられる。イエバエは、水分しか消化吸収することができないため、消化できない成分は口から吐き出すとい性質を持っている。ヌースさんはこの性質を利用し、イエバエたちの餌に水と砂糖、そして水彩画の顔料を混ぜ、ハエたちをキャンパスに置き、ハエたちに自由気ままに顔料を吐き出してもらうことで絵画を仕上げてもらっている。
ハエ絵画の製造過程(昆虫注意)
いわばハエの嘔吐アートといったところだろうか。1枚の絵画は6週間に渡って、ハエたちが数百万回の嘔吐を繰り返すことで仕上げられていく。例えハエとは言え、結構大変なお仕事だが、ヌースさんにとってハエは貴重なアシスタントなので、大事に扱われているのだろう。ハエの生命力は結構高いらしいうん、きっと大丈夫なはず。
ハエ絵画
個展で展示されるハエ絵画。
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