な な な な
なにこれ?
一見「普通の川に潜ろうとしているダイバー」を捉えた写真のように見えますが、よく見てみて。ダイバーから上に気泡が・・・
メキシコのユカタン半島にある「セノーテ」は陥没した穴に地下水が溜まり、大規模な鍾乳洞が水没しているエキスパート・ダイバー憧れの地。石灰質で川のないこの地方では貴重で神聖なものとされ、マヤ文明の頃には土器や生贄が捧げられるなど信仰の対象になってきました
そのなかでも特殊な風景を見せるこの「セノーテ・アンジェリータ (Cenote Angelita)」は、まるで "水中に流れる川" のような不思議な風景が広がっています
非常に透明度が高い40メートルほどの淡水の層から、塩水へと移り変わる「塩分躍層(えんぶんやくそう)」で分離した狭間に、木々が腐食する際に発生した硫化水素が淡水より重く、塩水より軽いために、1メートルほどの濁った層となって浮かぶことでこのような現象が起きているそうです
そのため、ほぼ視界がゼロの硫化水素の層を抜ければ透明な塩水の層が再び現れるという幻想体験
まるでファンタジー映画のようだ・・・
ロシアの写真家 Anatoly Beloshchin の素晴らしい作品たち