あらゆる鍵盤楽器を万能シンセに変えてしまうセンサーキット「TouchKeys」
一般的に、ピアノやオルガンといったアナログな鍵盤楽器では、一度出した音の変更が利きません。「ド」の鍵を押せばドの音が鳴り、数秒も経てば音は消えてゆきます。
一方、電子ピアノやシンセサイザーなどの鍵盤楽器では、スイッチやダイヤルを操作することでビブラートをかけたり、音の強弱をつけたりすることが可能です。ただ、この場合も、そういった機器の操作のために一時的とはいえ片手が占有されるため、複雑な曲を演奏する時などには、スムーズな運指を妨げる要因になります。
しかし、今回Andrew McPherson氏が開発した新型コントローラーキット「TouchKeys」を使用すれば、そうした鍵盤楽器ゆえの制限は全て取り払うことが可能になるかもしれません。
TouchKeysは、鍵盤の形状にカットされたモーションセンサーと、センサーからの信号を処理するコントローラーから構成されています。
鍵盤上で指を滑らせたり横方向に振動させたりすると、センサーが指の動きを感知。ピッチベンドやビブラートなど、それぞれの動作に対応した音響効果が加わる仕組みとなっています。さらに、指表面と鍵盤表面の接触面積からボリュームをコントロールする機能なども備えており、ダイヤルやスイッチなどを使わずとも、標準的なシンセサイザーの機能はひと通り実現可能であるとのことです。
認識精度に関しては、一つの鍵盤につき、水平方向には256段階・垂直方向には2432段階(黒鍵は1536段階)の音階設定がなされています。加えて、白鍵では三点までの同時タッチに対応しているとのこと。
鍵盤部分にセンサーを貼り付けることでセットアップ。
鍵盤表面のセンサーで指の動きを感知し、様々な音響効果を加える。
専用ソフトで、フィンガーポジションのリアルタイムな可視化も可能に。
このプロジェクトは現在、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」上で資金を募っており、330ポンド(約5万円)で2オクターブ分、590ポンド(約8万9000円)で4オクターブ分のセンサーキットがそれぞれ入手可能。さらに、1050ポンド(約15万8000円)以上を出資すると、これらのセンサーがあらかじめ組み込まれているオリジナル・キーボードが入手可能であるとのことです。
趣味で音楽をやっている人にはなかなかハードルの高い金額設定になっていますが、音楽を生業にしている人から見ると、表現の幅が広がるという意味で魅力的な製品かもしれませんね。
[Gizmag] [Kickstarter]
[過去記事: や、やわらかい…鍵盤楽器の常識を覆す「Seaboard」登場]
くまむん…もっと自分の書きたい記事を書けよ
お世話になっております。
実は趣味でピアノをやっていまして、それでちょっと気になったので記事にしてみました。
お気遣い、まことにありがとうございますm(__)m
楽しく読まして貰ってるのに、そんな言い方ないでしょう。
手元でビブラート掛けられるシンセピアノかぁ、一度触ってみたいな
キックスターターだと思って開いたらキックスターターだった
ビブラートとグリッサンドがかっこいい
趣味という範囲で考えても、10万円台は楽器として「安い」部類だろ。
見た目もかっこいい。
くまむんがリストを弾いている
______
\| (____ 、 ♪ ♪
| \ \ ♪
∧∧ | \ 〉
. (,・∀・) | ♪ \ /
∥/ つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
∥( 匚______ζ–ー―ーrー´
〓〓UU∥ || ||
∥ ∥ ∥ ◎ ||
. ◎ ◎
最近はモシュコフスキが個人的に激アツでございます…。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3315125
くまむんさんカッコいい!!!
アフタータッチ機能も導入されているMIDI鍵盤もあるので、特に目新しいとは
思えません。また、MIDI規格のホイールとかでも、似たような機能がありますし。
MIDIキーボードとか全然詳しくないんだけど、これ普通のピアノに貼っつけたらピアノの生音とタッチ操作でMIDIの操作も同時にできる、打ち込みと生音を一人で演奏する新しいエレクトーンみたいな感じにならないん?
これ鍵盤ごとでMIDIに数値送れるなら打ち込み時にフェーダーでもなんでも鍵盤だけでコントロールできるんじゃない?