2013年08月01日

「ドイツ連邦戦車開発小史」　ドイツ試作戦車同人誌を増補・再構成し商業化

名城犬朗氏の同人誌「ドイツ連邦試作戦車」シリーズを増補・再構成された商業書籍版「ドイツ連邦戦車開発小史」【AA】が31日に発売になった。書籍情報によると『西ドイツ戦車の開発史、中でも、不採用の計画車両群に注目した解説書』で、オビは『レオパルトと愉快な仲間-戦車-たち。戦後ドイツの戦車開発をケモノ耳少女が徹底解説！』。

名城犬朗氏（サークルpk510）が出されていた同人誌シリーズを増補・再構成された
商業書籍版「ドイツ連邦戦車開発小史」【AA】発売

第３章レオパルト２の開発「即用弾と油圧ポンプを隔壁で隔離して誘爆と火災から乗員を守り、燃料タンクはHEAT弾対策として機能するように配置されたのです！」

「レオパルト２砲搭載Ｍ４８」と「レオパルト２先行量産車」

「レオパルト２の装甲レイアウト」

COMIC ZIN秋葉原店

メロンブックス秋葉原1号店

とらのあな秋葉原店A

名城犬朗氏（サークルpk510）が出されていた同人誌「ドイツ連邦試作戦車」シリーズを増補・再構成された、商業書籍版「ドイツ連邦戦車開発小史」【AA】が、アキバでは31日に発売になった（公式発売日は2日）。

pixivでの発売告知によると『これまで発行した同人誌６冊を再構成し、ハノマーク製のRU251偵察戦車等あらたに資料を発見した戦車の解説を加えたもの』、『戦後ドイツの戦車開発、特に計画戦車に力を入れて解説します。西ドイツは、堅実な設計のレオパルトを採用しましたが、その影で多くの奇妙な戦車を構想しています。～そして特殊なメリットと引き換えにもたらされたデメリットにより不採用となり消えて行きました。こんな興味深い戦車達を紹介』とのことで、オビは『レオパルトと愉快な仲間-戦車-たち。戦後ドイツの戦車開発をケモノ耳少女が徹底解説！』になってた。

「ドイツ連邦戦車開発小史」【AA】に収録している内容は、第1章「レオパルト１」、第２章「KPｚ70」、第３章「レオパルト２の開発」、第４章「レオパルト２の改修」、第５章「DRK」、第６章「頭上砲戦車」、第７章「輸出用戦車」、補遺「海外でのレオパルトの改修／諸元表／略語表」で、序文ではいろんな試作戦車がなぜあるのあるのかについて、『例えば頭上砲戦車は戦闘室を小型化できるので同じ重量でも装甲を厚くできる（※）』とかが書いてある。

西ドイツの戦車といえば、いずれも同時代において、西側戦車の中でも堅実な設計・優秀な性能を持ち、かつ標準的な戦車と見なされているレオパルト1とレオパルト2。だが、その開発に至るまで、西ドイツでは奇妙な戦車が多く構想されていたのだ！
本書「ドイツ連邦戦車開発小史」は西ドイツ戦車の開発史、中でも、不採用に終わって歴史の流れに埋もれつつある計画車両群に注目した解説書。奇妙な外観を持つ計画車両たちも、よくよく見ると、時代背景に則した設計思想が見えてくる……？ケモノ耳もあるよっ！　書籍情報

なお、「ドイツ連邦戦車開発小史」【AA】のあとがきでは、『ドイツ連邦の計画戦車は、資料に恵まれ、設計の意図や評価について分かることが多いのが魅力です。これらの戦車は、技術と戦闘環境が時代により変化する中で最良のコンセプトを模索し、それぞれが興味深い設計となっています。こうしたコンセプトの多くは極端なものでしたが、それゆめ設計上のメリットとデメリットの関係を考える上で示唆に富んだ存在となっています。そして、様々なコンセプトを比較することで、戦車一般に通底する原理を理解する見識も与えてくれます。こうした気づきの楽しさを原動力として探求を続けた結果、この1冊が生まれました』などを書かれている。

「ドイツ連邦戦車開発小史」書籍情報