みんな違ってみんなイイ!のが地球上の生き物なのだが、なぜそういった進化を遂げたのか、現代科学をもってしても今だ不明な生き物とかはことさら面白い。
南米アマゾン川流域やトリニダード島に生息しているアベコベガエル(学名:Pseudis paradoxa)は、まさにそんな生物の1つである。このカエル、幼体の時は全長25cmを超えるほどの世界最大の巨大なオタマジャクシなのだが、成長してカエルになると何故か6cmと、子供のころの3分の1ほどの大きさになってしまうのだ。
子供のほうが大人よりも大きいことから、日本ではアベコベガエルと名づけられた。 ドラえもんの道具みたいな名前だ。ちなみに海外ではこの受け入れがたい事実から、「パラドックス・フロッグ」と名付けられている。こっちの方がなんかかっこいい。成長すると体が小さくなる理由は未だ謎に包まれたままだ。
巨大な幼少期、オタマジャクシ時代
映像で見るアベコベガエルのおたま
大人の階段のぼりきったカエル時代
比較するとこんなに違う
アベコベガエルは、小さな虫や無脊椎動物を餌とする。夜行性の動物で、人生の大半は水の中で過ごすという。
ニコニコ動画に、アベコベガエルを解説した動画があるので、興味のあるおともだちはちぇっくりんこだ。
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コメント
1.
2. 匿名処理班
ウナギとかカライワシとかも
成長過程で一旦、縮小変態したりするけれど、
このカエルは、もう成長そのものが小さくなる方向なのが凄いよねぇ
3.
4. 匿名処理班
人間も歳とると縮むやん…(´・ω・`)
5. 匿名処理班
頭の大きさはそんなに変わってないね
6. 匿名処理班
長い尾部がなくなって胴体がスリムになるだけなんじゃ?
骨格で比べたら尾の消失以外では特別小さくなってるようには見えないんじゃないかな
7. 匿名処理班
オタマジャクシからカエルになり立てだと大抵オタマより小さくなるよ
尻尾の部分がなくなって胴体部分くらいの大きさになるものらしい
食べ物も雑食から肉食に変わるから、お腹もオタマのときより小さくなる
そこから食べてでかくなるんだけども、このアベコベガエルは大きくはならないのか
それにしてもPseudis paradoxaをアベコベガエルって良い訳名してくれたわww
名前つけた人GJ
8. 匿名処理班
オタマの尻尾の細胞は自滅するので有名だよね。もしかするとこのカエルは自滅する部分が多いのかもしれない。
9. 匿名処理班
オタマジャクシの共食い見てしまって、苦手になった・・・
10. 匿名処理班
そもそも、オタマジャクシとカエルとで全く生活環境も違う訳だし、
生存に有利な大きさが違うってのも当たり前なのでは。
アマガエルが小さいのは、大きくなれないから小さい、のでは無くて
あの大きさが生存競争上有利だからあの大きさに進化してる訳ですし。
11. 匿名処理班
こういう成長する生き物ほかにもいるんじゃないか?フリーザ様とか
12. 匿名処理班
フリーザ様も最終形態では小さくなっていたっけ。
13. 匿名処理班
まさかのフリーザ被り
14. 匿名処理班
「~ちゃんも小っちゃくなったねぇ、大人っぽくなったねぇ」がほめ言葉の世界
15. 匿名処理班
いいネーミングセンスだ
16. 匿名処理班
確かに、胴体部分で較べると特に小さくなってるというほどではないよね
「オタマ時代に成体の最大サイズまで成長しきってしまう」とは言えなかろうか