中国・杭州郊外にある「広廈天都城」は、1/3サイズのエッフェル塔(107m)やシャンゼリゼ通りなど、フランス・パリの街並みそっくりに作られたニュータウン。
実に80億人民元(1280億円)という巨額の投資をしたこともあり、数年前からたびたびニュースに上がっていますが、10万人が居住できる都市計画にもかかわらず、実際には2千人程度しか入居者がいない状況だそうです。
完成前から早くもゴーストタウンとも呼ばれていると言う、寂れた様子をご覧ください。
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巨額を投じて作られた「リトル・パリ」の景色は、とてもここが中国とは思えません。
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しかし昼間だというのに、人影すら見えないところも。
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ミニ・エッフェル塔の逆側は、なぜか畑になっているそうです。
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住民発見と思いきや、労働者と思われる人々。街はまだ出来上がっておらず、完成したら入居者も増えるだろうという期待もあるようですが……いったいどうなるのでしょうか。
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中心地である噴水前も閑散。
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開発中のスーパーマーケットの前を歩く女性。
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こちらは飲食店の中。
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一部には人もいるようですが、むしろパリ風の建物とのギャップを感じます。
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うーん……。
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富裕層からは見向きもされていない状況ですが、記念撮影にはいいスポットとのことで、結婚式を挙げにくるカップルは多いとのこと。
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ゴーストタウンと呼ばれるほど空き室だらけだというのに、こうした住居で暮らす人がいるというのは、強烈な皮肉を感じます。
以前、中国の別の地域でも似たような例があるとご紹介したことがありますが、こうしたツケは、どこかで支払うことになるのでしょうか。
(参照:700億円かけた中国の都市、入居者がいなくて早くもゴーストタウンに)
China’s Replica Of Paris Complete With Eiffel Tower Is A Ghost Town
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