Google がオンライン歴史資料公開プロジェクト
Google 歴史アーカイブ で、広島平和記念資料館と長崎原爆資料館が所蔵する原爆に関する資料を公開しました。日本語での国内向けだけでなく、世界中の人が原爆に関する歴史的な資料を閲覧できるようになります。
Google 歴史アーカイブ は、画像や文書、動画などを所蔵する博物館などと協力し、歴史的な記録をネットからアクセスできるようにしようという試みです。これまでは主に欧州を中心に17の博物館や資料館と協力し、所蔵する記録や、美術館が収蔵する作品の数々を紹介してきました。
日本に原爆が投下されてから今年で68年が経ちました。今回、歴史的に貴重な記録の1つとして、 Google 歴史アーカイブ に原爆関連の資料が並びます。日本の歴史的資料が Google 歴史アーカイブに加わるのは今回が初めて。
Google 歴史アーカイブでは、戦争にまつわるものでは
ノルマンディー上陸作戦(D-デイ) や
アンネ フランク の資料なども公開しています。これらの資料は日本語だけでなく、英語でも閲覧できます。
広島平和記念資料館 は、「失われた街を偲んで」「 8 月 5 日、最後の日記」「最期の言葉」「ヒロシマ」の4つのタイトルで合計55点の写真を公開。壊滅的に破壊された街並みの写真や、原爆投下前日まで日常を送っていた女子学生の日記なども公開しています。
また、
長崎原爆資料館 では、「長崎原爆 - 都市の破壊」「長崎原爆と浦上天主堂」「長崎原爆と植物」の3つの展示で、合計177点の資料を公開。浦上天主堂については、写真資料のほかに、動画でも様子が確認できます。