キヤノンは、F1.8の明るいレンズを搭載しながら、厚さ29mmの薄型ボディを実現した PowerShot S120 を発表しました。発売は9月中旬。価格は4万9980円程度になる見込み。
PowerShot S120 は、昨年10月の PowerShot S110 の後継モデルで、キヤノンの高級コンパクトカメラに位置づけられるもの。約12MP、1/1.7型裏面照射型CMOSと、
PowerShot G16 とスペック上重なる部分の多いPowerShot S120。レンズは35mmフィルム換算で24〜120mmで、広角側の開放値はF1.8。 PowerShot S110 の開放値はF2.0。6群7枚の同じレンズ構成ながら、さらに明るいレンズが採用されたことになります。
レンズが明るく、ズームの倍率も従来機を踏襲。厚さは26.9mmから29mmと2.1mmと増えましたが、キヤノンでは「F1.8 以下のレンズを搭載したコンデジで世界最薄」とアピールしています。大きさは100.2×59.0×29.0mmで、重さは約217g。
なお、 PowerShot G16 と同様にユニークな機能として、「星空」撮影に対応しています。この機能は、通常撮影の設定が難しいとされる星空の撮影や天体撮影がより手軽に楽しめるというもの。星空は静止画だけでなく、動画撮影にも対応しています。1〜2時間に1回、静止画を撮影し、それを自動的につなぎ合わせて4〜8秒の動画にします。15fpsのフルハイビジョン撮影としてテレビなどにも出力可能です。