2013年08月22日

当時の写真+小林源文イラストとともに解説、ガチの「ドイツ駆逐戦車ヘッツァー」同人誌

サークルゲンブンマガジンの夏コミ新刊『ドイツ駆逐戦車ヘッツァー』が、ZIN秋葉原店に21日に入荷した。第二次世界大戦時のドイツ駆逐戦車「ヘッツァー」を、当時の写真や小林源文氏のイラストともに解説し、荒井涼弌さん『実車の当時の写真がわんさか載ってるし、源文先生の絵で詳細かつ分かりやすく図解されてる』とのこと。

サークルゲンブンマガジン（小林源文氏）の夏コミ新刊同人誌
「ドイツ駆逐戦車ヘッツァー」

「ヘッツァーの最終形態、つまり"最後期型"車輌をとらえた非常に貴重なもの」

後期型「シャーシを一新。シャックル等に基本形状の変化を見ることが出来る」
イラストは小林源文氏

ヘッツァー解剖図　「徹甲弾・凹状炸薬弾・榴弾・煙弾があり、合計40発を搭載」

サークルゲンブンマガジン（小林源文氏）の夏コミ新刊同人誌『ドイツ駆逐戦車ヘッツァー』が、COMIC ZIN秋葉原店に２１日に入荷した。

第二次世界大戦時のドイツ軍の駆逐戦車「ヘッツァー」（Jagdpanzer 38(t) Hetzer）を解説した同人誌で、あとがきによると『1983年の戦車マガジン社の別冊「駆逐戦車ヘッツァー」を引用し、30年前に描いた図解の間違いを修正して復刻版でお届けします』とのこと。

収録内容によるとは、ヘッツァー写真、ヘッツァー型式変遷、図面、カラーイラスト、開発、メカニズム、派生型、前・後期型細部比較、リモコン機関銃、編成、戦闘方法、補足解説で、荒井涼弌さん『実車の当時の写真がわんさか載ってるし源文先生の絵で詳細かつ分かりやすく図解されてる』とのと。

ヘッツァーの総生産数は2,548両に達し、他の駆逐戦車に比べて群を抜いて多く生産されている。しかし、ヘッツァーの個々の性能は、特に秀でていた訳ではなかった。性能向上のみにとらわれたりせず、兵器として何よりも重要である、全ての性能をバランスよく、しかもコンパクトにまとめることを第一として開発されたことにこそ、量産された理由があるといえる。同じ7.5cm砲を擁した他のいかなる車輌よりもコンパクトにまとめられたヘッツァーは、長い経験から得られた生産技術の集大成であったとも言える。実戦上での稼働率も高く、ヒトラーの期待に違わぬ、傑作車輌であった 冒頭より

なお、『ドイツ駆逐戦車ヘッツァー』のあとがきで、小林源文氏は、『ヘッツァーの資料は過去も現在も、日本では「MOTORBUCH Band11」（1980年）が最高峰ですが、肝心な内部の資料が少ないため、撃破され側面装甲がめくり上がった写真などを参考に描きました。車内積載の弾薬などは誘爆して砲弾のない状態で残された砲弾架を見て、積載法を推測して描きましたが、その後に別な資料で間違いに気がつき修正しました。「ガールズ＆パンツァー」の新しい戦車ファンに向けて、表紙のヘッツァーを大洗女子高仕様に、背景にはマウスを配置しました。またヘッツァーの四面図と共に、元になった38（t）の四面図も新装しました』などを書かれてる。

サークルゲンブンマガジン（小林源文氏） / COMIC ZIN通販「ドイツ駆逐戦車ヘッツァー」