スマホで眼病予防を可能にする「Peek vision」…途上国の医療に貢献
医療機関が十分に発展していない途上国においても、スマホを利用することで手軽な眼病診断を可能にする専用キット「Peek vision」の開発が進んでいます。
このPeek visionは、2ドル程度の専用キットとAndroidアプリから構成されるシステムで、被験者の眼球を近接撮影することで、角膜の透明度や内部の毛細血管の状態などを可視化する仕組みとなっています。
このキットを使用して撮影された写真は、アプリによって位置情報タグを付けられて病院へ送信され、診断で問題が発見されれば、必要に応じて患者のいる場所に医師が派遣されることになります。現在はアフリカ・ケニアでフィールドテストを行っており、これまでに1000名以上の患者で実績を挙げているとのこと。
白内障などの眼病は、症状がかなり進行するまで痛みが出てこないものも多く、気づいた時には手遅れという例も少なくありません。それでも、違和感を感じた時に気軽に医師の診察を受けることが出来る環境であればまだ良いのですが、Peekvisionによると重度の眼病を患っている人の9割は、経済状況が悪く十分な医療が提供されていない途上国の人々であるとのことです。
近年では、サムスンやアップルを始めとした大手のメーカーも安価なスマホの開発に注力してきているようですが、そうした低価格な製品を利用することで途上国の人々が気軽に病気の診断ができるようになれば良いですね。
[Peekvision.org via Gizmag]
[BBC News] [Engadget]
2ドルは安いな
スマホで、なんだ
アイホーンで、じゃないのは珍しいなww
Androidで→スマホで
iPhoneで→iPhoneで
テッククランチかなんかの記事で専用キットとiOSアプリの組み合わせで遺伝子分析するみたいなのがあって面白かったな。電力と通信インフラさえあればスマホで何でも出来るようになる、のかな?
いつでもどこでもユビキタスな社会が進むなぁ。
医療は特に日々のチェックが気軽にできるようになれば異変に気付けるし。