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ぶく速 宝島社が“反オンライン”を貫くワケ オンラインに出て行く理由がない


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宝島社が“反オンライン”を貫くワケ オンラインに出て行く理由がない  

1 名前:Biz+依頼スレ77@のーみそとろとろφ ★[] 投稿日:2013/08/22(木) 00:27:30.85 ID:???
ファッション雑誌は紙がいい?

――宝島社はオフラインで十分に稼いでいますが、オンラインに興味はないのでしょうか。

わが社の場合は本当に“反オンライン”ですね。社長の蓮見清一がそのような考えを持っていますが、
われわれもそれが正しいと思っています。

雑誌や書籍の流通は、コンビニにしても、書店にしても、極めてよくできていますし、
全国津々浦々に配送できます。取次がしっかりしているので、資金回収の面でも優れています。
ビジネスとして非常にやりやすいシステムです。
特に、書店という場所は、スーパーや他業界の小売店と違って、ふらっと寄ってみること自体がエンタメになるというか、
非常に読者を吸引しやすい場所として成立しています。

このよくできたシステムを、オンラインを強化することで、わざわざ壊すというのは、ビジネス上の利益に反していると思います。
音楽業界を見ると、安易にネット配信に動いたために、CDショップやレコード屋が街からどんどん消えてしまいました。

――“反オンライン”は宝島社のポリシーであって、今後も、オンラインへシフトする可能性はないということですか?

そうですね。逆にいうと、オンラインをやって儲かるのかを、みなさんに聞いてみたい。

――今のところ、なかなか儲からないです(笑)。

ソーシャルゲームなどでは、ビジネスとして大成功することもあると思いますが、普通のコンテンツを売っていくのはなかなか難しい。
タダには勝てないですから。

――ファッション雑誌はウェブよりも紙のほうが相性はいいのでしょうか。
個人的には、「よくこんな重い物を持ち歩けるな」と思ってしまうのですが。

ファッション雑誌に限らず、書籍や文庫といった本のパッケージ機能は、今後も重要であり続けると強く信じています。

ただ、ファッション雑誌の小型版を出版しているところもありますし、そうした試みは必要になるかもしれません。
雑誌は広告が入るとどんどん重くなるので、紙を薄くしたりして、どうにかできないかとは考えています。

幸いなことに、コンビニの数が増えていて、5分や10分で家に雑誌を持ち帰れるので、重くても買っていただけるのだと思います。
そもそも、大型のファッション雑誌は、持ち歩くというより自宅で読むケースが多いので、重くてもそんなに不便はないかもしれません。

続きます>>2-5
http://toyokeizai.net/articles/-/17471


2 名前:のーみそとろとろφ ★[] 投稿日:2013/08/22(木) 00:28:28.76 ID:???
>>1より
普通の会社+強烈な個性=宝島社

――紙にしろ、オンラインにしろ、最後にモノを言うのはコンテンツやビジネス面での編集力です。

宝島社は「ビジネス編集力(情報、知識、技術、そして企業をつないで独自の視点で新しい価値を創出する力)」
というフレーズを掲げていますが、全社の「ビジネス編集力」を高めるために、どんな工夫をしているのでしょうか。
編集や広告や営業が縦割りで分断されているメディア企業が多い中で、宝島社はひとつのモデルになる気がするのですが。
われわれがやっているのは、極めて普通のことです。何かものすごい秘密があるわけではありません。
「売り上げを追求して利潤を得る」という大きな軸があれば、それに向かって何をすべきかは自然と決まってくるはずです。
「ほかの出版社が普通でない」と言うと失礼かもしれませんが、
「部数が出なくても、いい本ならいいじゃないか」という文化産業特有のカルチャーを感じることもあります。

宝島社の場合は、極めて単純に、いい本や面白い本であれば売れるし、利潤も上がると社員が思っています。
そういうシンプルな話です。

――宝島社はそもそも地方自治体のコンサルティングから始まった会社ですが、
そこが他のメディア企業とカルチャーが異なる理由でしょうか。
その部分もあるかもしれません。過去、一時的には、地方自治体の仕事と出版の仕事が並走していました。
私は出版部門で採用されましたが、出版社として極めてマイナー、サブカルチャーな存在で、
出版社の上位1000社にも入らないような会社でした。
そうした中で、世の中に宝島社の存在を知らしめるために、サブカルチャー的な雑誌や書籍を出版したり、
『別冊宝島』を創刊したりして、メッセージ性があるもの、ジャーナリスティックなものを送り出しました。
無名の存在を知ってもらうためには、色々やる必要がありました。一方で会社の枠組みは非常にしっかりした、
当時から強固なものができていました。
ですので、宝島社が普通の企業として利潤を追求していると言っても、
たとえば広告で成り立つリクルートのような会社とはまったく違います。
今でも、極めてカルチャー的な部分、ジャーナリスティックな部分を持っている会社です。
普通の会社の側面と、強烈な個性が同時にミックスしている面があります。

中途が9割以上。同業者は採用しない
ここで、宝島社のユニークさを人材・人事面から解説しよう。

ひとつ目は、中途採用主義。約200人の社員(女性が6割)のうち、9割以上が中途採用となっている。
今年は新卒採用を行ったが、これは7年ぶりのことだ。
2つ目は、異業種からの採用。中途採用社の出身業界は、商社、銀行、メーカー、はては学校の先生まで、バラエティに富んでいる。
出版界の固定観念に染まっていない人材を意図的に選んでいるのだ。

たとえば、男性ファッション雑誌『smart(スマート)』の太田智之編集長は大和ハウスの営業マン出身、
『リンネル』の西山千香子編集長はJRA(日本中央競馬会)出身、
10代女性向けファッション誌『CUTiE(キューティ)』の山下純子編集長はスペースシャワーTV出身、といった具合だ。
3つ目は、実力主義の人事システム。日本の多くの出版社は、労働組合が強く、年功序列、平等主義のカルチャーが強い。
それに対し宝島社では、個々の編集者の売り上げが厳しく管理され、実績に応じて賞与は大きく変動する。
続きます


3 名前:のーみそとろとろφ ★[] 投稿日:2013/08/22(木) 00:28:34.47 ID:???
>>2より
編集者は毎年、年間の売り上げ目標を立て、「何月にこの企画を実施する」といった年間計画を決めていく。
そのため、思いつきで企画を上げることはまずない。編集長は、企業でいう事業部長のような存在で、収支管理の責任も負う。
コンテンツ面の才覚はもちろん、ビジネス面のスキルも求められるわけだ。
どんぶり勘定のメディア企業が多い中で、こうしたシステムは珍しい。

また、正社員、契約社員、半契約社員、アルバイトなど、多様な雇用形態があり、
アルバイトなどから正社員に登用されるケースもある。

――今後を見据えたニュービジネスとしては、雑誌販売以外に何を考えていますか。

企業とのコラボはまだまだ広がると思います。
最近は、共同の商品開発や、ブランドムックの発売などを通じた、
立体的なマーケティング支援の仕事が増えてきています。

今度、花王さんと大規模なコラボを行います。就活を行う女子学生をターゲットにして、ムック形式の美容本を10月に発売します。
ムックには化粧品のサンプルもつけて、就活メイクの方法論を説明する予定です。

――リアルなイベントはどうですか?

イベントも重要ですが、ビジネスモデルとしては難しい。ロッキング・オンのロックフェスみたいにはなかなかならないですね。
スポンサーにも入ってもらっていますが、有料化も含めてそこから先に広げて行くのは難しい。

――自社開発や共同開発したものをeコマースで売るビジネスはいかがですか。

ごく最近になって、ブランドとコラボしたTシャツや、オリジナルのiPhoneケースを売り始めたところです。
本格化するのはまだこれからですね。また小規模ですが、自社ブランド商品がヒットしつつあります。
当社が、ブランド的、キャラクター的な商品を作って行く流れは、これからだんだん強くなっていくと思います。

eコマースに限らず、新しいビジネスとしては、本当にいろんなことをやっています。
たとえば佐賀県のPRを一緒にやったりもしています。ただ本流として、もの作りをして、
出版流通の中で利潤を上げたいというのが考えの基本です。

(撮影:尾形文繁)

以上です。



4 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2013/08/22(木) 00:35:22.86 ID:d/Fa7MEe
底辺が喜びそうな物ばかり出してる所か


5 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2013/08/22(木) 00:45:39.46 ID:dNrHhoEP
>>4
中流階級は消費してる暇がないからねえ
結果的にそんなもんか
あいつらゆとりはないけど豊かだわある意味


9 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2013/08/22(木) 01:25:09.01 ID:heNl/qlX
>中途が9割以上。同業者は採用しない

ここの雑誌の造りが素人臭い理由はそれだったんだな。


12 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2013/08/22(木) 04:48:49.40 ID:XATb0cgV
>>9
それで利益を出してるんだから、大したもんだよ。
商売なんだから、いくらご立派なことを書き並べても売れなきゃケツふきにもならんからね。


16 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2013/08/22(木) 17:35:08.56 ID:b/VwRPW+
そうは言っても、後10年続くようなビジネスモデルでもないだろうな。






元スレURL:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1377098850/
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[ 2013/08/25 18:32 ] 出版・書店関連 | TB(0) | CM(0)
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