トンネル

238:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 21:27:36.62 ID:xphaU1ZLO
神隠し
俺が小6の時にあった神隠し事件の話

今から30年以上前の話なんだけど
俺の田舎で神隠しがあって村中大騒ぎになった
小学2年生の女の子が、お寺の境内で他の子らと遊んでいて
その2年生の子だけいつの間にかいなくなった

その日の夜、警察に連絡があって
村中の大人の男が集まって大捜索が行われた
俺の親父も仕事から帰って飯も食わずに村の会館へ向かった
母ちゃんは緊張した顔でどこかに電話してた
親父が会館から帰ってきて、「ウチに班の子供集めることになった」と言い
また、出ていった

母ちゃんが強ばった顔で全部の部屋の電気を付けて回って
しばらくして近所の子供と母親が集まってきた
子供と言っても中学生もいたし赤ん坊もいて
俺んちが一気にパンパンになった
田舎特有の広い12畳の3つ居間が戸を外されて
36畳のでかい部屋が出来上がり



239:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 21:31:47.48 ID:xphaU1ZLO
各家から持ってきた布団が敷かれ子供らがそこに寝かされた
部屋の隅に母親が3人座って子供らを見守っていた
俺は同級生の奴がいたからそいつの隣に布団を敷いて
しばらくそいつとヒソヒソ話をしていた

「いなくなった子誰なんかな?」とか
「じいちゃんが神隠しやー!って鎌持って家飛び出してん」とか
ヒソヒソ話だったが、見張ってた近所の婆さんが近寄ってきて
「しゃべらんとけ!」「子供の声はようとおる!」
ってしゃがれた声で怒られた

その日はなかなか眠れなかったけど最後には寝た
俺の村には昔から神隠しの言い伝えがある
数十年に一度の周期で何人も子供が一晩でいなくなる
変質者や事故などでは考えられないケースが多い
昔から子供を数軒の家に分散し、集めて見張っていたが
見張りが一瞬目を離した隙に子供の数が半分になったという伝説もあった
また、失踪した子供が見つかる場合もあった



240:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 21:34:00.91 ID:xphaU1ZLO
村は山の麓にあるんだけど失踪した子供が山の中腹に
数人倒れているのが発見されたケースもあった
その日も大人の男は山を捜索していたそうだ
次の日も昼夜捜索されたが遺留品一つ見つからなかった
幸いというかその時はその女の子一人が失踪し
20年たった今も見つかっていない

これはつい最近親父に聞いたんだけど
江戸時代の大飢饉があった時にたくさんの子供が村でランダムに間引かれ
そのあと、神隠しが始まったらしい
はじめは起きる間隔が短く失踪する人数も多かったが
だんだん間隔も長くなり人数も減ってきたらしい



241:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 21:57:40.36 ID:C8gC6MX40
大抵は人為的なものなんだよな結局



260:本当にあった怖い名無し:2013/08/17(土) 20:49:52.48 ID:XYlGkpT/0
覗き
ある飲食店のトイレに行った時のこと。

店外にトイレがあって、二つの内一つは使用中だった。
和式のトイレで、空いてる隣に入って用を足していると
しゃがんだ目の前の壁に小さい穴があり、ちょうど使用中のトイレ側だった。
何気にのぞいたら・・・目があった。慌てて、下着を上げて出て店の人に
言いに行こうとしたら、後ろで逃げていく足音。覗かれてた・・・。



263:本当にあった怖い名無し:2013/08/17(土) 23:41:19.86 ID:WsXULutx0
>>260
確かに怖いけどオカルトじゃないわな



292:本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 17:41:55.20 ID:0y70orHP0
>>260です。オカルトじゃなくてすまない。
けど、壁1枚5cmもないような距離を気持ち悪い覗き男の顔と
顔がと想像しただけで、今でも思い出すと動悸がして来るほど怖かった。



338:本当にあった怖い名無し:2013/08/20(火) 23:04:28.02 ID:kwUMkJFD0
フジツボの都市伝説が都市伝説でなかった件

4歳児の皮膚の下で巻き貝が孵化? 米カリフォルニア州
http://www.cnn.co.jp/usa/35036134.html

米カリフォルニア州に住む4歳の少年の皮膚の下で巻き貝が育ったと、
CNN系列局のKCALが伝えている。

海岸で転んだ際に卵が入って孵化(ふか)したらしいという。
父のケン・フランクリンさんがKCALに語ったところでは、
息子のポール君(4)は7月に家族でビーチに出かけた際、

岩場で転んでひざをすりむいた。傷口は洗ってばんそうこうを張っておいたという。

ところが数週間後にひざが大きくはれ上がり、うみがたまったような状態になった。
医師に見せたところ、ブドウ球菌感染の恐れがあると診断され、抗生剤を処方されたという。
しかし薬が効いた後も、皮膚の下の黒い塊は徐々に大きくなっていった。

そこで母のレイチェルさんが自分で何とかしようと、
ポール君の傷口を指で強く押したところ、黒っぽい物体が出てきたという。

最初は石だと思ったが、ペーパータオルの上に置いて観察すると、渦巻きがあるのを発見。
「ひっくり返してみたら巻き貝だった」とレイチェルさんは話す。
両親は、ポール君が転んだ時に傷口から巻き貝の卵が入ったのではないかと想像している。
地元紙によると、ポール君は自分のひざの中で育った巻き貝を、
アニメ映画の登場キャラクターにちなんで「ターボ」と命名した。




340:本当にあった怖い名無し:2013/08/21(水) 01:52:41.19 ID:7SxKJrTV0
未だに起きる人体発火現象

人体が自然発火!インドで3か月の赤ちゃん…「汗が原因で火が出た」(医者)
http://www.j-cast.com/tv/2013/08/19181688.html

インドで生後3か月の赤ちゃんが、生まれてから
4回も自然に火が付いたという不思議なニュースがなにかと話題である。

現地の病院では赤ちゃんの汗が原因で発火したというが、そんなことは本当にあるのか。

「とくダネ!」が火事の専門家や医者に聞いたところでは、
虐待などの外部要因の可能性をあげながら、

人体の自然発火も「ないとは言えない」「科学的に絶対ないとも言い切れない」など、
玉虫色の返答であった。

アイルランドでは検視官が公式に「死因は人体の発火」と鑑定

スタジオでは「自然発火なんてありえないと思ってしまいます」(菊川怜キャスター)など、にわかに信じがたいといった反応が目立ったが、
人体が自然発火したとの報告は外国を中心に多くあり、
なかには「検視官が断定したケースもある」(渡辺和洋アナ)という。


なんでも2010年、アイルランドで76歳の男性が死亡したが、
これが世界で初めて公に人体自然発火が認められたケースらしい。

25年の経験を持つベテラン検視官が、遺体だけが燃えていたことを主な理由として、
自然発火と断定するに至ったそうな。

ただ、この事例では、具体的にどういったメカニズムで発火したかはわからずじまいだという。



26:本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 15:42:46 ID:Obszm+Oc0
見知らぬメール
もう5年ぐらい前のことだが、ケータイに身に覚えのないメールがきた。内容は大体こんな感じ。


「Aさんへ。○○ホールの後の打ち上げに参加した●●ファンのBです。
あの時の約束を果たしたことをお伝えします。人より1年遅れですが、無事高校を卒業しました。
春からは専門学校に行きます。Aさんもがんばってください」

俺はAさんじゃないし、身に覚えがない。ケータイ番号を新しくして(キャリアを変えた)半年ぐらいした時だったので、前の持ち主に宛てたメールなのだろう。
(メールはほとんど使っていなかったし、迷惑メールもなかったので、アドレスを

ケイタイ番号@キャリア

のままにしてあった。なので、番号さえ知っていれば、誰でもメールを送ってこられる)

俺は持ち主が代わっていることを返信した。

すると
「すみません。わざわざありがとうございます」という返事。

これでメールのやりとりは終わった。

メールの内容を読み返してみると、どうやら●●というのはバンドの名前らしい。
どんなバンドなのか気になって、検索してみたのよ。


インターネットっていうのは本当に便利なもので、「インディーズバンドデータベース」みたいなページが見つかった。



27:本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 15:44:41 ID:Obszm+Oc0
さっそく●●を検索してみた。

●●はインディーズではぼちぼち有名なバンドのようだった。
当時流行っていたシャズナみたいなバンドで、メンバーは全員女装。

はっきり言っちゃうとシャズナのパクリバンドのようだった。

メンバーの中にAさんの名前があった。今もがんばって活動しているようだ。

さらに調べてみると、●●はインディーズバンドにありがちな、
メンバーが出たり入ったりしているバンドのようだった。

そのホームページには、●●に少しでも所属していた人が、
どんなバンド経歴を持っているのか書いてある。



メンバーA
AAAAA→BBBBB→CCCCC→●●

とか

メンバーZ
CCCCCC→●●→ZZZZZZ→XXXXXX


こんな感じ。

サッカー選手でいうなら
ジュビロ磐田→FC東京→べカルタ仙台
みたいなものね。



28:本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 15:45:29 ID:Obszm+Oc0
するとほとんどのメンバーが

AAAAA→BBBBB→CCCCC→●●→死亡

DDDDD→EEEEE→●●→死亡

となっている。

「主要メンバーが●●から一気に抜けて、次のバンドを組んだのか…。それにしても『死亡』ってバンド名はちょっとじゃね。
この名前のままじゃ絶対にメジャーデビューできないだろ」と思った。
バンドって変な名前(失礼)付けるじゃない? だから『死亡』もバンド名だと思ったのよ。

違った。メンバーのほとんどが死んでいた。

よく調べてみたら、プロモーションビデオの撮影で、メンバー全員が橋から川に飛び込むシーンがあったらしい。
その時、思っていたよりも川が浅くて、底にぶつかり死んでしまったそうだ。
ひとりは無事だったが、彼も事故から1年後に自殺してしまっていた。

Aさんは亡くなった初期メンバーの意思を受け継いで活動を続けている人だった。

調べたことを後悔した。いい気分ではなかった。



29:本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 15:46:27 ID:Obszm+Oc0
それからさらに2年後。

「よう、どうしてる?」

それしか書いてないメールが届いた。

すぐにピンときた。これを出したのはAさんの元バンド仲間で、一度はバンドを組んだものの、
音楽性の相違とかそんな理由で喧嘩別れしてしまった人なんだろうと。
時が過ぎて、ふと懐かしくなってみたりしたんだろうと。
でも、なれなれしいメールは出せなくて、ぶっきらぼうなメールを送ってよこしたんだろうと。



と同時に、その差出人が●●の初期メンバーのひとり、死んだ人だとわかった。理由はない。
うまく説明できない。
ただ、猛烈ないきおいで「死んだメンバーの誰か」だと理解した。
本当になんで分かったのかは分からない。
本能がそうだと告げている、そんな感じだった。

怖くて怖くて手がふるえた。震える手でケータイのバッテリーを抜こうと思ったが抜けない。
電源を切っただけじゃダメな気がした。
何度も何度もバッテリーを抜こうと試みたが、手が震えてダメだった。

仕方がないので、折った。折りたたみタイプのケイタイを、ヒンジの部分から折った。大声で
「こんちくしょー!!!」って叫んでた。汗だくだった。

「もうこの番号は使いたくない…」と思ったのですぐに解約して、違うキャリアにしましたよ。

ケイタイの番号って、一定期間寝かせた後、また使い出すって言うじゃないですか。
あの番号がいずれまた誰かの所に行くかと思うと、ちょっと怖い。



52:本当にあった怖い名無し:2007/08/09(木) 00:40:38 ID:iQ2/Zuh70
>>29
後味の悪い話だな…
聞いただけでやな感じにはなったが、実際そんな体験したら
耐えられん…



30:本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 17:49:40 ID:PinS+dyFO
それで、どうなったの(Gokuri)



40:26:2007/08/08(水) 19:44:19 ID:Obszm+Oc0
>>30
ケータイは捨てた。番号を替えたのでその後はなんもなし。
まあ、冷静になってみれば、ただのバンド仲間だったのかもしれん。
でも、霊感0の俺が異常な恐怖を感じたので、今でも死んだメンバーなんじゃないかって気がしてる。



62:本当にあった怖い名無し:2007/08/09(木) 12:24:45 ID:XTjBGV690
>>40
これだよね
http://www.vkdb.jp/wiki.cgi?page=%C8%DE%B0%A4%E1%B4



65:40:2007/08/09(木) 13:13:04 ID:nHfoXMi+0
>>62
それだ! まさに俺が見たページ。
書くときに探したんだけど、バンド名の漢字忘れちゃったので
出てこなかった。

今読み返してみると、俺が書いたのは結構間違いあるね。
記憶を頼りに書いたのですまん。

公式HPに行ってみた。まだ活動してるんだね。
がんばってほしいです。



107:本当にあった怖い名無し:2007/08/09(木) 19:55:17 ID:Wy6YriUW0
精神病
友達が精神科に入院した。

薬中にはよく見られるらしいが、皮膚の下に虫がいると掻き毟る症状がある。
友人の場合は虫ではなく「髪の毛」だった。
皮膚の下に髪の毛が入っていると言って刃物で身体中を切っていたそうだ。
全身に切り傷があるのを別の友人が見つけ、異常を感じて親に連絡。
実家に連れ戻されて即入院となったらしい。

友人は薬中ではない。
俺と友人は、無くした時の為にお互いの部屋の合鍵を持っていた。
(彼女なんて居ないしなw)
何か原因が分かるのではないかと、悪いとは思ったが勝手に部屋に入った。
風呂場には身体を切るのに使ったらしい剃刀があった。
ふと風呂のヘリを見ると長い髪の毛が張り付いていた。
幻覚が実体化したか?と興味本位に一本つまんで持ち上げた。

ぞっとした。
長さは俺の身長よりある。2mはあったかも。
黒い糸だと思いたかったけど、間違いなく髪だ。
人工毛髪かどうかは知らないけれど、俺は怖くなって逃げ出した。

すまん、こんだけ。オチないんだ。



169:本当にあった怖い名無し:2007/08/10(金) 12:44:55 ID:r6Ik71z90
笑い声
2年前の冬、旅先のホテルで泊まった時、晩に風呂に入ってると

突然どこからともなく大音量の女の笑い声が聞こえた。
普通ならこんな時間に不謹慎な。と思うくらいなんだが
どう考えても人間の声がここまで大きい訳がない。
何よりホテルの一室にいてドア閉めてたら隣の声なんてほぼ聞こえないと思う。
しかも騒いでてでるような声じゃない。
とにかく聞こえたんだ。まるで嘲笑するかのような嫌な声が。

急いで風呂から出て念の為部屋を隅まで探したんだけど何もない。
テレビもついてない。

俺はさすがに怖くなってベッドに直行した。
でもあの笑い声が異様なくらい頭に焼き付いて離れない。。。
結局いつの間にか寝てたけど、朝起きると冬とは思えない程汗でぐっしょりだった。

あんまり怖くないかもしれないが、俺にはすごいリアルだった体験・・・



212:本当にあった怖い名無し:2007/08/11(土) 12:35:57 ID:jteISbUb0
捨てられた人形
613 名前:もしもし、わたし名無しよ 投稿日:2007/08/09(木) 16:31:09

私が厨房だった頃。年末に、粗大ゴミ置き場に大きなポーズ人形が捨ててあった。
綺麗な水色のドレスで、一目で気に入った私は「お持ち帰り」。
母に見せたけど、母も
「お人形は捨てるもんじゃないしね」とあっさり承認。
私は掃除したての室内に飾って
浮かれていた。

その日の夜。
冬休みの宿題で机に向かっていると、ポーズ人形の方から物音がする。
ゴミ捨て場にあったから、
まさかG?とおそるおそるふり返ると、人形の裾が動いている。
そして、何か見える。

よくよく目を凝らすと、人の手が…指の先が、スカートの中から見え隠れしている。

「え」
思わず呟くと、指先は一瞬動きを止め、スカートの中に引っ込んだ。
人形ひっくり返して中を確認するのがセオリーだけど、自分にはそんな勇気がなかった。
ビクビクしながら人形を掴んで、ベランダに放逐した。
翌日、母には虫干しと偽って人形はベランダに出しっぱなし。
そのまま、年明けまで放置していた。


で、元旦。
行く年来る年も見た、じゃあ明けましておめでとう&おやすみ と部屋に引上げた時の事。

窓ガラスがペタペタ言っている。ガラスの向こうには、人形…血の気が引いたね、この瞬間。
ものすごい勇気を振り絞って、カーテンをほんの数cm開けてみた。

そこには、予想通りの人形。 スカートの裾がほんの少し上がっている。
ただ、人形を見下ろす
状態なので、裾の下は良く見えない。
そして、見たくも無い。そのままカーテンを閉めると、

布団を引被って強制睡眠。覚えている限りずっと、ペタペタという音はしていた。

翌朝ベランダを確認すると、ポーズ人形のスカートがワイヤーごとまくれ上がっていた。
そのまま、適当な空き箱に包むと初詣に直行。
神社の「お焚き上げぬいぐるみ」箱に入れてきました…



って、季節感無視で投下。もう十数年前の話でした。



223:本当にあった怖い名無し:2007/08/11(土) 19:01:21 ID:PrW3w0J2O
全校集会
高校生1年の時、遅刻して全校集会に出はぐれた。

今更全校生徒、教員が集まる静まり返った体育館に入れず
屋上に続く階段で一人MDプレイヤーで音楽を聴いていた


ほんの少しの遅刻だったので集会はまだまだ終わらないだろうと壁に寄り掛かり居眠りをした
暫くするとイヤホンから聞こえる曲の遠くから異質な音が耳に届いた
段々と近付いてくる音は大勢の人間が読経をあげている声だった
驚いて立ち上がりイヤホンを外しても読経は止まず、なおも近付くばかり
屋上に出ようかとドアノブに手を掛けたがカギが掛かっていた

軽くパニックになった私は目を瞑り耳を塞ぎ何故か「ごめなさい」と繰り返した
読経の声が目の前に来た時、肩をたたかれ気を失いそうになったが
顔を上げると同じ制服を着た生きた人間の女の子だった
上履きの色から同じ学年である事はわかったが
入学間もなく15クラスもある事から私達は互いに初対面だった


彼女も同じく遅刻し、暇をつぶそうとここへ来て頭を抱えて謝り続ける私を見つけたらしい
今の出来事を話し震える私を彼女は宥めてくれた
やがて集会が終わったらしく1階からザワザワと話し声が登ってきた
彼女は「知り合った記念に」と、このままどこかへ遊びに行こうと言った
さっきの恐怖から学校にいたくなかった私は二つ返事で誘いにのった
そこに中学校から仲のいいAが「やっぱりここにいたか」と顔を出した

私はAも一緒に行かないかと誘おうと思った
Aは何故かうつむき視線が定まっていない
「Aーどうしたの?」と他の友達が4、5人やってきた
「皆で今からカラオケ行かない?」と私が言うと
「すぐに小テストがあるよ」と一人が言った
今は諦めて放課後にしようかと彼女の方に振り返ると彼女はいなかった

Aには私が見た彼女とはまったく別の姿で見えたらしいけど
それがどんな姿だったか未だに教えてくれない

霊感のない私が体験した唯一の不思議体験でした



241:本当にあった怖い名無し:2007/08/11(土) 22:26:01 ID:0e7P6htm0
山道ではライトを消すな
去年の夏に体験した話。

お前ら、夜の山道をドライブするときは絶対にライト消すなよ。
いつも暗闇を走るのが好きで、夜中に山道をのんびりと走るんだけど、
走ってる途中で、一瞬だけライト消して「うわ!暗れぇ!」ってやるのが好きなんだ。
それで去年の盆に、渋滞避けるため、夕方、山道を通って実家に向かってた。
だんだん暗くなってきて、21時ぐらいになったら、山は十分に暗く怖い。
そこでいつものようにライトを一瞬消して、暗さを楽しもうとした。

カチ・・・カチ・・・



242:2/3:2007/08/11(土) 22:27:10 ID:0e7P6htm0
とライトを消してすぐにつけた。そしたら、消してつけて、明るくなる瞬間、
フロントガラスに何かが飛び込んできた。もちろん座席やミラーを見ても誰もいない。
そこでなんとなく、また一瞬ライトを消してみた。

カチ・・・!!!!・・・・カチ!・・・
一瞬暗くなった車内で、何か黒いもやもやした人間の形をした何かが隣に座ってた。
ライトをつけるともう見えない。あわてて道路脇に停車して、もう一度やってみた。

カチ・・・こっち見てる!!!・・・・カチ・・・ブォン!!!



244:3/3:2007/08/11(土) 22:27:52 ID:0e7P6htm0
速攻でライトつけると同時に急発車。大急ぎで山を下って国道にでた。
周囲も明るくなって、「もうおk」と思って、もう一度。

カチ・・・!・・・カチ・・・こっち見んな・・・・・

なんかライトを消すっていうのがやばいみたい。大急ぎでファミレスに行って、
エンジンきって、ライト消した瞬間に、ハリウッド映画よろしく転がり下車。
朝までファミレスに居て、明るくなってから実家に戻った。
それからすぐに車の御祓いに行った。大丈夫みたい。車が特殊って言われたよ。
とにかく、山道で明かりを消すのは隙ができるみたいでお奨めしない。
特に、道祖神が多くあるような地方では、こういうことがよくあるらしい。



247:本当にあった怖い名無し:2007/08/11(土) 23:10:07 ID:vYYYultZ0
俺もいわゆる走り屋みたいなことの雰囲気を楽しもうと思って深夜に峠に行って
何気なくライト消してみたが、漆黒の闇を感じた。あれは怖いわ



248:241:2007/08/11(土) 23:14:20 ID:0e7P6htm0
>>247
だろ。あの闇の感覚ってたまらん。もう当分は懲りたけど。



252:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 01:27:50 ID:DhMqrowrO
下着泥棒
ベランダに干してあった私の下着を盗んだヤツが捕まった。

おまわりさんの話ではその下着泥は高校生で
「ベランダに
立っていた髪の長い女の人に憧れていたのでつい盗んでしまった」と話したとのこと。
しかしうちに住んでいるのはショートヘアの私と夫だけ。

高校生が見間違えたのだろうと思っていたが、
後日きた
セールスマンがチャイムに応えてドアを開けた私をみて
「あれ、いまベランダにいた髪の長い人が奥さんかと思った」
といったのでほんのり怖くなったよ。


おまけに上の階に引っ越してきた人と道端で話してたら
その人の子供がうちのベランダを指差して「お姉さん、泣いてるよ?」と言った。
見てみたが誰もいなかった。

いったいなにがいるんだ、うちのベランダ!



253:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 01:36:41 ID:MQwClAuP0
地味にこえええ



261:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 03:58:49 ID:424IwBZrO
ネットカフェでバイト
ちょっと書いていきますね


最近ネットカフェでバイト始めたんですけど
ブース清掃してたら隣のブース(160cm位のパネルで仕切られてる)から
小学生になるかならないかくらいの子供が、こっちを覗いてるんですよ。

その時の時間は深夜二時。俺が笑いかけても反応は無しで、
あー、眠いんだろうなー。DQN親持つと大変だなー。なんて思って
フロント帰ったときに確認してみたら、そのブース誰も入ってなかったんです
先輩に聞いてみたんだけど子連れの客はいなかった。

別に怖くはないんだけど、初めて見たからビビってしまいました。
人が多く出入りする場所だけに溜まりやすいんですかね。
スレ汚し申し訳ない。



262:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 04:00:20 ID:smFZPyKOO
飴を買う女
ある夜、店じまいした飴屋の雨戸をたたく音がするので主人が出てみると、
青白い顔をして髪をボサボサに乱した若い女が「飴を下さい」と一文銭を差し出した。

主人は怪しんだが、女がいかにも悲しそうな小声で頼むので飴を売ってやった。

翌晩、また女がやってきて「飴を下さい」と一文銭を差し出す。
主人はまた飴を売ってやるが、女は「どこに住んでいるのか」という主人の問いには答えず消えた。

その翌晩も翌々晩も同じように女は飴を買いに来たが、
とうとう7日目の晩に「もうお金がないのです。どうかこれで飴を売ってもらえませんか」と女物の羽織を差し出した。

主人は女を気の毒に思っていたので、羽織と引き換えに飴を渡してやった。

翌日、女が置いていった羽織を店先に干しておくと、
通りがかりのお大尽が店に入ってきて
「この羽織は、先日亡くなった自分の娘の棺桶に入れてやったものだ。これをどこで手に入れたのか」と聞くので、驚いた主人は女が飴を買いにきたいきさつを話した。


お大尽も大いに驚き主人ともども娘を葬った墓地へ行くと、
新しい土饅頭の中から赤ん坊の泣き声が聞こえた。

掘り起こしてみると、娘の亡骸が生まれたばかりの男の赤ん坊を抱いており、
手には飴屋が売ってやった飴が握られていたという。


お大尽は「臨月に亡くなった娘をお腹の子供も死んでしまったと思い込んでそのまま葬ったのだったが、娘は死骸のまま出産し子供を育てるために幽霊となって飴を買いに来たのだろう」と言った。

赤ん坊を墓穴から救い出し、「この子供はお前のかわりに必ず立派に育てるからな」と話しかけると、
それまで天を仰いでいた亡骸は頷くように頭をがっくりと落とした。

この子供は後に菩提寺に引き取られて高徳の名僧になったという。



269:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 06:42:13 ID:ZMVEsjzdO
>>262
その話テレビで見て知ってる。たしか福岡県(記憶あいまい)の昔話だったよな。



271:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 07:27:40 ID:2i3XTLBoO
>>269
京都だよそれ
桂大橋の西側の飴屋
今も店やってるよ



316:本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 00:16:50 ID:pxFxdSHeO
さよなら
長いけどごめんなさい。

俺の人生で唯一の実体験です。
ここの人たちにはあまり怖くないかも知れませんが聞いて下さい。
俺が大学に入ったばかりの頃の話です。

ある日サークルの皆と怖い話をしてたら、
先輩達数人が寄ってきてこの大学にまつわる怖い話を教えてくれたんです。

怖い話はいくつかあって、先輩達は皆知ってるお馴染みの話みたいでした。
俺は怖がりだけどこういう話は好きだったんです。
その中の一人の女の先輩が話の最中急にワッ!とか言って脅かす訳。
そんな子供騙しにビビる俺を見て面白がったのか、「夜、見に行ってみよっか」
と俺を誘ってきたんです。

俺はあまり行きたくなかったけど、その先輩に下心を感じたので行くことに。
夜7時に待ち合わせして現場へ。
そこは女の子が自殺したという校舎で、
その子は飛び降りる前に壁に『さよなら』と書いたのだそうです。

そしてその文字は消そうとしても消えず、いまも残っているのだというのです。

構内にはいろんな学部の棟があって、俺にとっては縁の無いエリアも多く、
そこもまた足を踏み入れた事のない場所でした。何の建物かは分からなくて、
周囲は結構草が伸びててあまり使われていない様子でした。
そして建物を少し回ってゆくと先輩がここだよ、と言います。
壁の文字はありました。まだ薄明るかったので懐中電灯無しでもよく見えました。



317:本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 00:22:08 ID:pxFxdSHeO
目線ほどの高さにかなり大きくさよならと書いてあります。
本当にそんな字があった事にちょっと驚きました。
でも正確には『さよーなら』と書かれてるんです。

俺は先輩に、なんかさよーならって伸ばしてません?緊迫感無くないっすか?
と言うと先輩もクスクス笑う。

さらに続けて、
妙に字でかくない?とか、
てっきり屋上のカベとかに書いてあると思ったんだけど、

この人まず下で書いてから上に登ったんですかね?それにこれってスプレーでしょ。
校舎のカベにスプレーで落書きってw盗んだバイクで走りだしそうじゃないすか?
これから自殺する人がしますかね?とひとしきり冗談を言い二人で笑いあいました。
結局これはこの有名な噂を知っている人のいたずらではないかと思われました。
「でもあの文字消してあるよね?」と先輩が言います。

確かに<消しても消えない>の言葉通り、
その文字は明らかに上から白系のペンキで塗りつぶされているのですが、
下から文字がはっきり読めるくらいに浮かび上がってきているのです。
しかしそれもそんなに不思議ではなく、
直接壁に塗った部分とスプレー文字の上から塗った部分とでは風雨にさらされた時の
ペンキの落ち方が違っていて、次第に文字が浮いてきたのではないか、
と俺は自分の考えを先輩に伝えました。

あるいはペンキを塗ったのもいたずら書きした奴らで、
わざとそれらしく見える様にしたのかも知れません。
(だとしたらヒマ人ですね)
しかしそう思いながらも、近付いたり触ったりする勇気は無いへたれな俺なのでした。



318:本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 00:30:36 ID:pxFxdSHeO
そんなわけであまり怖くない心霊スポットということで引き上げることにしましたが、
すっかり暗くなった大学構内を二人で歩いているうちビビリな俺はなんとなく
さっきの壁がやっぱり本当は怖い様な気がしてきていました。
先輩も俺のそんな様子を察知してか、
ねぇやっぱりあの壁へんだよなどとあおってくる。

そんな時電話のベルの音がするのに気付きました。
構内にはいくつか電話ボックスがあったのですが、
前方に見える電話ボックスがなっているらしかったのです。
俺と先輩は、おー凄いタイミング!怖わー!などと言いながら
まだふざけた気持ちで近付いて行きました。

電話はまだなっています。先輩はでてみよっかと言って
ボックスのドアを開けました。俺が強がっているのを面白がっているみたいでした。
次の瞬間先輩は本当に受話器をとって電話にでてしまったんです。
みるみる内に先輩の表情がこわばってゆきます。
あぁ俺をかつごうとしているのだなあと思い「なに?なに?貸して」と言いながら
俺は先輩の手から受話器を奪って耳に当てました。
「・・・でしょ」
くぐもった音で聴き取れないのです。

??と思いながらしっかり耳を当てて聴いてみます。
「わらった・でしょ・・・」
と聴こえた時、俺は受話器を叩きつけるように電話を切り
先輩と走って逃げました。
後で先輩とこの話をした時、
先輩は「あなたでしょ」と言われたと言います。

電話の相手が何と言ってたのかもう俺には自信がありません。
ただテープを遅回しした様な女の声とも男の声ともつかない
低くこもった声だという点は先輩も言っていました。

以上です



376:本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 18:11:10 ID:24KxOpnp0
前の住人
俺が大学3年になる頃の話。

それまで大学のすぐ近くに住んでたんだけど、
バイクを買って通学時間が短縮できるようになったのと

部屋が荷物で手狭になってきたこともあって、
引っ越そうと思ってあれこれ部屋を探してたんだ。


そしたら隣町の不動産屋で、少し大学から離れるけれど
家賃はそのままでそれまでの倍ぐらいの広さの部屋を見つけた。

4階建てのマンションの4階で、屋根がちょっとカマボコ型のドームみたいになって
ロフトのついてる物件で、すごくお得だった。


家賃がすごく安いから下見の時に不動産屋の人に
「自殺でもあったんじゃないんですか?」って冗談めかして聞いてみたんだけど

「自殺があったらもっと安くしてますよ。
それに前もお兄さんと同じ大学の学生さんに住んでもらってたんですよ」

って言われて特に怪しい感じでもなさそうし、
とにかく安くていい物件だったから、信用してそこに決めたのね。


で、あっという間に引越しの日になって、
友達に手伝ってもらって荷物運び込んであれやこれや作業して、

落ち着いたときにはすっかり夜中だった。
ホントは友達と新居で酒飲む話になってたんだけど、

前日から徹夜で片づけしててあまりに疲れたので、
その日は帰ってもらってぶっ倒れるように寝込んじゃった。


で、次の日も休みだったからそのままとことん寝てやるつもりだったんだけど、
3-4時間してに急に目が覚めた。

最初自分がなんで目覚めたのかもわからずに
「?」って感じで明け方の薄明るい部屋の中でぼさっとしてたんだけど、

ちょっと目が冴えて来ると同時に、なにか屋根の上でごそごそ音がしてるのに気付いた。

さっきも書いたけどロフトがあって屋根裏みたいな空間になってるから、ちょっと音が響くわけよ。
ちょうどベランダの窓の上のあたりから、
ごそごそ、かさかさ、ごそごそ、かさかさ、って聞こえてくる。

何の音か分からなくて気持ち悪かったんだけど、
眠たい所邪魔されて少しイラッと来たのもあったから、

思い切って窓開けてベランダに出てみた。
そしたらその瞬間、バサバサバサっ!ってでっかいカラスが2.3匹飛んでいったんで、

「なんだ鳥か」って思ってその時はまたすぐ寝ちゃったの。



378:本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 18:13:07 ID:24KxOpnp0
で、そのまま何事も無く3日ほど過ごしてたんだけど、
毎朝鳥が来てガサガサやるのは続いてた。

正直ウザかったけど、「家賃が安いしこういうのもしょうがないかな」
って思って慣れるまで我慢することにした。


そして次の日に引越し手伝ってくれた友達とあと何人か呼んで部屋で飲み会やったんだ。
いろいろ持ち寄ってワイワイやって、気がついたら明け方。
最後までいた2人もそろそろ帰るって事になって、俺が最寄り駅まで送っていったのね。
まだ誰もいない明け方の道をてくてく歩いて駅まで行って、
またてくてく歩いてマンションの前まで帰ってきた。


中に入ろうとしたその時、ハッと上を向いて気付いたんだけど、
うちのマンションの上だけカラスが10匹くらいいるんだよ。
それもほとんどが俺の部屋の真上。それ見てすごく気味が悪くなった。
しかも、普通カラスってアンテナの上とかにいるじゃない?
でも、うちのマンションもアンテナの上にも2匹ほどいるんだけど、

それ以外が全部俺の部屋の上にいるのね。それでなんかガサガサやってんの。

ほろ酔い気分も一気に醒めて、速攻で家に帰って、
部屋の中から物干し竿で天井ガンガンガンガン!って突いてやった。

そしたらまたバサバサバサって飛んでいったんだけど、やっぱりどうも気分が悪い。
で、朝になるのを待ってちょっとキレ気味で不動産屋に電話した。
「天井にやたらカラスが来てうるさくて寝れない。なんとかならないか」って。
そしたら「わかりました、一度業者を伺わせます」って言って、結構あっさりそういう話になった。



379:本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 18:14:50 ID:24KxOpnp0
2日後にヘルメットと作業着のオッサンが2人ウチにやってきた。
事情を話すと「巣でもあるんでしょうかね」って言って

若い方のオッサンがベランダにロープと脚立出して、
俺ともう一人が見守る中手際よく屋根に上って行ったのね。

上ってすぐだったと思う。その若い方が嫌な顔して戻ってきてこう言うんだ。

「骨がある。良く分からないけど、多分人間の」って。
俺ももう一人のベテランの方のオッサンも「ハァ?」って感じで、

今度ベテランの方が代わりに上ったのよ。そしたらやっぱりすぐ戻ってきて、
「ありゃ子供の骨だわ、スイマセンちょっと会社に連絡します」って。

俺は最初、2人して俺が学生だからおちょくってるのか?
とか思ってたんだけど、オッサンらの姿を見るとどう見てもマジなの。

で、結局不動産屋が来て、警察も来て、オッサンと俺とあれこれ聞かれて、
俺はそのまま言われるままに警察署まで行った。


警察が言うには、詳しいことは鑑定してからだがおそらく嬰児の白骨死体だと。
死後かなり時間が経ってるはずだから、
最近引っ越してきたばかりの君を疑うつもりはないが一応いろいろ聞かせてほしい、と。


そこまで聞いて、やっと自分の住んでた部屋の真上に
人間の死体があったってことを脳が理解できた。吐き気がしたよ。

結局その日、そのまま夜まで拘束されて、フラフラになって友達の家に泊めてもらった。
警察からの帰り際、警官はもう全員俺の家から引き上げたって聞いてたが、
もちろん家に帰るなんて気持ち悪くて出来なかった。


次の日、朝一番で不動産屋に行って即時解約を申し込んだ。
契約では2ヶ月前に解約通知しないとダメってなってたけど、
事情が事情だけに向こうも何も言わなかった。

敷金や手数料や当月の家賃など一切の金を返却することも了承させた。
今回の引越し代と次の引越し代も負担してもらえる事になった。


ただ不動産屋が言うには、
騙して契約させたわけじゃないことだけは分かって欲しいとのことだった。

自分達もまさかそんな物が屋根の上にあるとは思わなかったし、
鳥が多いのも把握してはいたけど、
近くに食肉処理場があるから特に不自然には思わなかったとのこと。

まあ俺は、金銭面で全面的に主張が通ったのでそれ以上何かを言うつもりは無かった。
もちろんいい気分ではなかったけどね。




380:本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 18:16:05 ID:24KxOpnp0
そんで早速家を出ることになって、当然そんなにすぐに
新しい部屋の都合がつかないから、当面友達の家に居候することになった。

小さな荷物だけはそこに持っていって、大きい荷物はレンタル倉庫に預けることにした。

幸い何個かのダンボールは荷解きせずにそのままだったし、
他のものも結構すぐ片付いたから、

解約申し込んだ3日後には部屋の荷物を全部運び出し終えてた。
で、部屋がカラになったから段取りどおり不動産屋を呼んで
部屋の引渡し前の確認をしてもらった。


確認も終わって不動産屋と俺と順に部屋を出て鍵をかけて、
さあ行きましょうという段になって、俺は玄関の表札をまだはがしてないのに気付いたんだ。
折りたたんだルーズリーフにサインペンで名前書いただけの
お粗末な表札を表札入れから抜き取った時、

もう一枚裏に紙が入ってるのに気付いた。

全く見覚えのないその紙はひっくり返すと、一面サインペンで塗りつぶしたようになっていた。

日に当てて透かして見ると「○○祐子」か「○○佑子」と
書いてあったように見えたがはっきりとは見えなかった。


不動産屋は「前の人の書き損じですかね、多分表札の紙が薄いから書き損じを裏に重ねて入れてたのを置き忘れていったんでしょう」
と言っていた。俺は、自分の前に住んでいたのは「学生」と聞いていたので
何となく男だと思い込んでたから、少し面食らったんだけど、

「そうですか」とだけ言って、そのまま不動産屋と別れてバイクで友達の家に帰った。



381:本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 18:17:57 ID:24KxOpnp0
「女が住んでいた」ってわかって、何となく嫌な気分はあった。
俺が家について友達に真っ先に尋ねたのは、1年ぐらい前に起こった暴行事件のこと。
実は、うちの大学の女子学生が帰宅途中に暴漢に襲われる事件があって、
それ以来注意を喚起するビラが毎日のように配られてたのよ。

その学生は結局事件のショックが尾を引いて大学をやめちゃったって噂で聞いたんだけど、
事件が起きたのが確か、俺のマンションの最寄り駅の近くだった。

それことについて友達に尋ねてみると、
「確かにあの駅って書いてあった覚えがあるなあ」って言っていた。

予想通りの返事を聞いて俺には思うところがあったけれど、
その時は敢えてそれは口に出さなかった。


それからはマンションで起きたことについてほとんど話す機会もなかった
(周りの人も気を遣ってくれてたのかも知れないが)。

ただ一つ不気味だったのは、この件に関してテレビでも、
地元の新聞ですら、全く触れられていなかったこと。


大学の図書館に行ってあの期間の新聞をありったけ調べたが、何一つ記事が載っていなかった。
何らかの見えざる力が働いたのか、それ以上のことは調べる術もないわけだが、
俺は、8割か9割ぐらいで、多分、前の住人が我が子を屋根に遺していったんだと思っている。
確信はないんだけど。



409:本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 12:37:40 ID:lfakshCR0
>>381
めちゃくちゃ怖い話だね。
で、その暴漢に襲われた女子学生が、前の住人だったって?



401:本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 07:09:29 ID:19QyoQ2l0
暗い海 
1/4


小学生の頃、夏休みに家族で旅館に泊まりにいった。
日程は3泊4日で、すぐ近くに海がある場所だった。
俺はその間海ばっかり行ってた。水泳習ってたし、
もう5年生だったから、親も俺が一人で行く事には、特に文句を言わなかった。
ずっと一人で泳ぐのはちょっと寂しいものもあったけどね。

何日目だったかな。夕方、日が沈む直前まで泳いでた。
で、そろそろ帰ろうと思ったら、海から見えるはずの旅館がない。
本当に、建物がごそっと消えていたんだ。
なんだか嫌な予感のまま、荷物を持って旅館へと戻った。
場所は間違えるはずもない。何回も往復しているのだから。

旅館があった場所は、もはや残骸と化したグチャグチャの建物。

木片や石がそこらじゅうに散らばっていた。
俺は最初、何が起きたか全くわからなかった。
そして、ふと、あるおかしなことに気付いた。

海からここに戻ってくる間、誰かとすれ違ったっけ?
否。
そして、こんな状況、こんな状態の建物の周りに・・・
それどころか、近くの道に人一人居ない。
車も走っていない。
誰もいない。



402:本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 07:10:58 ID:19QyoQ2l0
暗い海 2/4

「!!!!!!!!!!!!!!!」

意味不明の恐怖で高鳴る心臓。
荷物を手に取ると、一直線に海まで駆け出した。
周りはもう暗い。何度も転びそうになった。
昔から、変に冷静な子供だった俺。
あの場所に留まるよりかは、
開けた場所に行ったほうがいいと判断したのだ。

本気で走ったため、海に着いたときは、本気で息が切れていた。
両膝に手を当て、息を整える。

何で何も無い?今まで俺が居た場所は?
父は?母は?これからどうすればいいの?

色々な事を考えながら、何気なく後ろを振り向いた。
真っ黒な海の中が、明るく煌くのが見えた。
旅館の光が反射していた。
もういちど振り向くと、自分が泊まっていた旅館があった。

(よかった!)

安心が一気に押し寄せてきたと同時に、
後ろの真っ黒い海が、騒ぎ始めた。



403:本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 07:11:51 ID:19QyoQ2l0
暗い海 3/4

はっとして、反射的に後ろを振り向いた。
自分から数メートルもない場所に、何か居る。
旅館の光が多少なりとも海を照らしているため、
そこにいる何かは案外すぐに判別することが出来た。
人間だった。

ジーパンをはき、シャツを着た女が、
濡れた長い髪を振り乱しながら、
それはもう必死に、両手で海を殴っていたのだ。

静かな海の静寂は、バチャン、バチャン、
という海を殴る音でかき消されていた。

大抵、そこで気絶なんかするもんだろうけど、
俺はそんな事出来なかった。さっきとは別の恐怖。
ただ、体が固まって動けずに・・・とはならずに、
荷物を手に取り、一目散に旅館へと走った。
砂のせいで、走りにくいのが鬱陶しかったけど・・・
海を殴る水音は、消える事は無かった。



404:本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 07:12:33 ID:19QyoQ2l0
暗い海 4/4

肺が潰れるんじゃないかと思うほど、俺の息は切れていた。
それもそのはず、さっきも本気で走ったんだから。
恐る恐る旅館に入ると、フロントに両親が居て、
俺を見つけるなり、頭を殴ってきた。
今まで何処に居たのか、と。探したんだぞ、と。
それは俺の台詞だ。

事は、俺が一人でうろついていたという事で収められた。
今しがた体験した事など、誰にも話す気にもなれずに、
結局俺は、残りの一日は、海に行く事は無かった。
両親は、海に行かない俺を見て、怪訝な顔をしていた。

後から考えても、海で見たあれは幽霊の類などではなく、
確実に生きている人間だったと俺は思っている。
ただ、旅館の消失については、納得のいく答えが出ていない・・・

俺と一緒に全てを見たはずの、あの荷物一式。
その「最後の生き残り」だった水中メガネも、
先日、親戚の子供へと譲られてしまった。



755:歯型:2007/08/19(日) 03:31:23 ID:RlZMVhLr0
歯型
焼き鳥屋のオヤジから聞いた話。

オレは居合わせた事はないんだけど、近くに警察の寮が有るらしく
若い警察官が結構連れ立って飲みに来るそうで、そんな客の警察官が
話してくれたそうだ。

自殺とかの第一報が入ると、真っ先に制服の警官が駆けつけるらしいのだが
その警官が見たのは、男女の首吊り心中の現場だった。
覚悟の上での首吊りだったらしく、二人とも後ろに両手を廻して縛ってあって
並んで首をくくったらしいのだ。
で、グロイ話だけど首吊り死体って時間が経つと首が伸びてしまって両足が付くまで
ずっと伸びたままになるらしい。その男女の死体もそういう状況になっていた。
処刑とかの場合は、高所から落とすので首の骨が折れて即死状態になるそうなんだけど
単に首を吊っただけだとやはり長く苦しむのだそうだ。

で、両足が畳まれてまるで座っている様な状態になるまで首が伸び切った、壮絶な
死体だったのだが奇妙な事に気が付いたんだって。

覚悟の上とは言え、苦しさのあまり縛ってあった手を本能的に解こうと、何かに
捕まろうとしたらしく紐の所は血まみれだった。これは頷ける。奇妙なのは
男の伸び切った首に噛み付かれた様な歯型が2箇所有った事。
鑑識が来て調べていった後、こう聞かされたそうだ。

男女は同時に首を吊った。で、女のロープが少し緩んで男の胸の辺りまで沈んだ。
その頃は二人とも(少なくとも女は)苦しんでいても未だ死んではおらず
本能的に体を持ち上げようと両手を動かすが、紐は解けない。
そして女は口を使って相手の男に噛付き、必死で体を持ち上げようとした。

「こういう事もあるんだねぇ。だけどね」と警官はオヤジに言ったそうだ。
「目の前の男の首に必死で噛付いて助かろうとした。それだけでも想像を絶する事だよね。
だが男の首には噛み痕が二箇所有った。という事は、目の前で恋人の首が伸びていくまで
女は生きていた。愛する男の首が伸びていくのを見ながら最後は何を思って噛み付いて
いたんだろうねぇ」



690:本当にあった怖い名無し:2013/07/19(金) 22:56:46.99 ID:yRBml8CwP
気付いてくれたぁ
ネットカフェってあるじゃん?

3日間連続で利用したことがあったんだけどさ、
36時間以上は連続利用出来ないから1度追い出されるのね。


今までマッサージチェアとかリクライニングチェアとかしか使わなかったから、
寝るつもりもあってその時初めてフラット席にしたんだ。
場所選べたから1番端っこ壁際のフラット席にした。


ネットカフェ利用してる人はわかると思うけど、毛布で個室が見られないように遮るだろ?
俺も同じく毛布で遮ってたんだ。
といっても壁際だし対面の席は空いてるし、平日だったから店内はガラガラだった。



691:本当にあった怖い名無し:2013/07/19(金) 23:38:18.20 ID:yRBml8CwP
肝心な話しはここからで、漫画読み終わって返却しようと振り返ったのさ。

そしたら毛布の下の隙間から足首が見えるんだ。
貸出のスリッパに裸足、細くて毛もないから女性だと思った。
つま先を両足俺の個室に向けて動かない。

ちょっと異様だからキチガイじゃないよな、と心配になりながら扉に手をかけたんだ。
そしたらすぐにパタパタ~、って走って行ったから安心した。

その後も周りを気にしてたけど何も起きなかったから、寝たんだ。
2:00くらいに寝て5:00くらいに起きたと思う。

足はPC台の下にある隙間に入れてたから、頭は入り口側だった。
目覚めてふと入り口をみたらさ、居るんだよ、貸出スリッパに裸足の女。

寝起きにそんな光景だから何秒か固まってた。
そしてある事に気付いちゃったんだ。

その足、今回はつま先立ちなのね。



692:本当にあった怖い名無し:2013/07/19(金) 23:39:56.49 ID:yRBml8CwP
嫌な汗が止まらなかった。
「おいマジかよ・・・」って寝たままの姿勢でゆっくり顔を上げたんだ。
そしたらさ、

覗き込んでるんだよ。女がさ。
顎を壁に乗せて頭だけ見えるようにして。
ニッタニッタと気持ち悪い笑顔でこっちの顔を見てんのね。

思わず枕にしてたクッションを投げつけたらさ、
「気付いてくれたぁ」
って感じで、一層気味の悪い顔でニヤァっと笑ったんだ。

その顔見てたら頭がガンガンして二日酔いみたいな気分になってきた。
もうそこに居るのが耐えられなくて、女に捕まってもいいからって部屋の外に飛び出したんだ。

案の定、女は居なかった。
空いてる席に隠れてんじゃないかと思ったけど、何処にもいなかった。

トイレで落ち着いて、元の席に戻ろうしたんだ。そしたら、

居るんだよソイツ。

一番奥、壁際の俺の席の前に。コッチ向いて、
「早く来て、早く来て。」
って感じで。



693:本当にあった怖い名無し:2013/07/19(金) 23:41:01.23 ID:yRBml8CwP
観念して店員同行で席に戻ったけど誰もいなかった。
その後すぐ店を出たけど、もうネットカフェなんて利用出来ない。

店出たあと直ぐに無言電話が掛かって来たんだ。
5分おきに1回ずつ。朝までずっと。
着信拒否にしても違う番号で何度も掛かってきた。

携帯変えるまで掛かってきてトラウマもんですわ。


転載元:http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1186503484/
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1359951107/
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1373587489/

8 Queen of J-POP(初回生産限定盤A)(DVD付)8 Queen of J-POP(初回生産限定盤A)(DVD付)
℃-ute

UP-FRONT WORKS 2013-09-04
売り上げランキング : 43

Amazonで詳しく見る by AZlink