panpanya作品集 足摺り水族館 「なるべく多くの人に読んでほしい素敵な漫画本」
panpanya氏のコミックス「足摺り水族館」【AA】が28日に発売になり、ZIN秋葉原店で見かけた。あらましによると『私家版として発行した「足摺り水族館」と「ASOVACE」を再編集』で、古槍さんの感想では『不思議な出だし、楽しい会話、小気味よいオチがあったりなかったり。なるべく多くの人に読んでほしい素敵な漫画本』とのこと。
「見捨てられたもの／忘れられたもの/新しすぎたもの」
panpanya氏のコミックス「足摺り水族館」【AA】が、アキバでは28日に発売になり、COMIC ZIN秋葉原店で見かけた。
単行本版足摺り水族館のあらましによると『単行本「足摺り水族館」は、2010年と2011年にそれぞれ私家版として発行された「足摺り水族館」及び「ASOVACE」という本をもとに、一般流通向けに再編集したものです』、『今回発行される単行本版「足摺り水族館」では活動初期からのpanpanyaの漫画作品を集成するとともに、一冊の本を固有の作品として製本し発行するpanpanyaの活動を、より広く手軽な量産品の形態に落とし込んで紹介するものです』などが書いてある。
panpanya氏が2010年・2011年に発行された同人誌「足摺り水族館」・「ASOVACE」の収録作品を再編集したコミックスみたいで、もくじによると「足摺り水族館」「完全商店街」「すごろく」「新しい世界」「イノセントワールド」「二○一二年四月十七日の夢」「冥途」「スプートニク」「無題」「マシン時代の動物たち」「君の魚」「エンディングテーマ」の短編作品や、高知県足摺岬周辺の紀行文、マナガツオの突然変異の記事なども収録してる。
見捨てられたもの／忘れられたもの/新しすぎたもの 2011年にすべて手作業で制作された作品集成「ASOVACE」を再構成。 特殊な形態のため未収録となっていた「足摺り水族館」と、 書き下ろしの紀行文などを加えた、現在のpanpanyaに至るまでの作品集。過ぎ去っていった消費社会の残像と、緻密かつデタラメに浮かび上がる、ハイコントラストな風景が生み出す既視感。
「足摺り水族館」オビ
なお、コミックス「足摺り水族館」【AA】の感想には、ooozさん『一見ガロ系にも似た描きこみの濃さがあるのに全く陰鬱にならずにポップな軽さでサクっと読めて、話の奇妙な進行もまるで嫌な感じがせず引っかかりがありつつもすんなり受け入れられる。読んでる間は脳が違う歯車で回っているような気分になる』や、古槍さん『なるべく多くの人に読んでほしい素敵な漫画本。不思議な出だし、楽しい会話、小気味よいオチがあったりなかったり……よい。主人公の子や、魚だか鳥だかわかんない生き物が妙に可愛いのだが、この人にしか出せない味だよなぁ』などがある。
「足摺り水族館」特設ページ / panpanya氏のホームページ
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【関連リンク】
1月と7月
「足摺り水族館」特設ページ
panpanya氏のホームページ「SURMICLUSSER」 / pixiv / Twitter
単行本について
panpanya作品集「足摺り水族館」、書き下ろし紀行文も
「足摺り水族館」、本日各店に入荷しております！（COMIC ZIN Twitter）
【感想リンク】
つげ義春的背景に伝染るんですの空気が混じり合うような眩惑感
なるべく多くの人に読んでほしい素敵な漫画本
この凹凸があるビニールのカバー。いい絵、色使い。 かっこいい
溜め息を吐きたくなるくらい良い
足摺り水族館 感想 - 読書メーター
