戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2013/09/01/pressy-17/

削除依頼&連絡先


スマートフォンに多機能物理ボタンを追加する Pressy、予価17ドルで出資受付中 - Engadget Japanese


Androidスマートフォンに物理ボタンを追加する製品『Pressy』が、クラウドファンディングサービス Kickstarter で大きな人気を集めています。

Pressy は Android スマートフォンのヘッドホン端子に挿入するシンプルなボタン型のデバイス Pressy と、入力を監視してさまざまなアクションに変えるアプリ (サービス) からなる仕組み。

ヘッドホン端子に挿すと厚さ約0.7mmほどの小さなボタンになり、携帯がスリープの状態からでも、たとえば1プッシュで写真を撮る、録音を開始する、現在地を共有したりチェックインする、緊急連絡先に発信する、WiFi や位置情報など特定の機能をON/OFFするといったことが可能です。

短いプッシュと長押しを組み合わせることで、複数のアクションを割り当てることも可能。長短それぞれ3つまでの組み合わせで、たとえば短く一回なら写真、長押し2回なら特定の誰かに音声通話を発信などと分けられます。

さらに押し方のシーケンスとアクションの組み合わせは、時間帯など外部の条件で切り替えることも可能。(開発者が挙げる例では、自宅に居る時間なら仕事場までのナビを、外にいるなら自宅までのナビを起動するなど)。

ヘッドホン端子をボタンにするため、使っているあいだ有線でヘッドホンは接続できなくなってしまいますが、ヘッドホンを挿しているときは、ヘッドホン / ヘッドセットのボタンを Pressy のボタンとして入力を受け付けて使うこともできます。


Pressy は実働するプロトタイプを完成させており、Kickstarter では10月14日まで47日間の期間で、量産資金 4万ドルを目標に出資を募っていました。出資額と成功時の見返りは、たとえば先着300口限定の 15ドルで Pressy ひとつ、数量制限なしで17ドル / Pressy ひとつ、20ドルならPressy ひとつと、使わない時に差し込んでおけるキーホルダーのセットなど。(海外発送はプラス5ドルの送料が必要です)。

Kickstarter での反響は大きく、当初目標の4万ドルは初日に達成したうえで、現在は目標の900%近い38万ドル弱が集まっています。

このまま順調に商品化に成功したばあい、出資者には2014年の3月から発送する予定。なお開発者 FAQ によれば、iPhone など iOS機器については、アプリやサービス開発の制約が大きすぎてソフト部分を作れないため提供予定はないとのこと。