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「無駄な親切などない。」心からの親切が命を救った10のストーリー : カラパイア

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 「親切からの行動は、どんなに小さいものでも、無駄になることはない。(No act of kindness, no matter how small, is ever wasted.)」これは寓話作家、イソップが残した言葉である。

 人が人を思う気持ちが形となって現れる。親切心は行為となる。時として人は、親切は余計なお世話だと解釈したり、偽善と揶揄する場合もあるが、人の親切がなければ、この世から、残酷さや差別を減らすことはできない。そして心からの親切な行為は、あらたなる親切な行為を生み、それが連鎖していくのだ。
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1.ユダヤ人夫婦を救った、ある女性の命がけの行為

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 1941年、農場で働くポーランド人女性ゾフィア・バーニャは、村の商店で彼女の家族に必要な品物を買おうとしたが、お金が足らないこと気づいた。そんな彼女に店主のイスラエル・ルビネックは、"要るものがあるなら持っていきなよ。代金は工面できたらでいいから。"と言った。この親切な行いは、戦争で悲惨な状態にあるポーランドではもはや奇跡のようなものであり、バーニャはそれを決して忘れることはなかった。

 2年後、ナチスがポーランドのユダヤ人を包囲して強制収容所に送り込んでいた。バーニャをかつて助けてくれた商店の親切な若い男性、ルビネックもその一人であった。バーニャは危険をかえりみず、彼とその妻を2年半の間かくまった。隠れているユダヤ人を見つけ出そうとしたドイツ人兵士が何度かバーニャの農場を訪れたが、その度にルビネック達を狭い場所に潜らせた。またある夜には、ルビネックがかくまわれていた場所から10数cmしか離れていないバーニャのリビングルームに、ナチスの兵士が一泊するときもあった。

 バーニャのおかげで、なんとかナチスの追跡から逃れることができたルビネック夫婦。それから数十年後、この家族は、彼らをナチスからかくまった女性との再会を果たした。彼らの孫娘は「彼女がやり遂げた、命がけの勇気と思いやりに満ちた行為は、あらゆるものを揺り動かしました。その情け深い心の暖かさは計りしれないもので、想像を絶するものです。見つかったらひどい仕打ちをうけるのがわかっていても、貧しい暮らしをしながら、ずっと赤の他人をかくまいつづけたのです”


2.部下の自殺を食い止めた上司からのねぎらいの言葉

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 米Yahoo!社に勤めるティム・サンダースは統率力に長けた指導者で、かつてはソリューション部門の責任者でもあった。サンダースは彼の部下全員に対し、彼らの下で働く従業員や協力者に自分たちの感謝の気持ちを伝えるようにしていた。

 彼は、スタッフ一人一人に話しかけ、彼らの仕事ぶりに前向きな意見を述べ、彼らの努力に対する感謝を伝えることを怠らなかった。ある日のこと、サンダースは一人の従業員に対し、彼が一緒に働いてくれることがいかにサンダースにとって嬉しいことなのか、を伝えた。

 ある日、サンダースはその従業員が束ねるチームを訪問した。数日後、その男性がサンダースの所に現れ、サンダースに「X-Box一式」という高価な贈り物を渡し、衝撃的な話をした。なんとこの従業員は、自分が自殺する時に使おうと考えていた回転式の拳銃を質に入れ、X-Boxを買ったのだという。

 彼は、彼のボスであるサンダースがかけてくれた2、3の激励の言葉を聞き、生き続けること、そして精神科などの専門家に相談することを心に決めたのだ。ちょっとした暖かい言葉が絶望の淵から彼を救い出したといえるだろう。"人はただ、人を求めるときがある"サンダースはそう語った。


3.誘拐から少女を救った15歳の少年たち

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 2013年7月、ペンシルベニア州ランカスターの自宅前の庭で遊んでいた5歳のジョセリン・ロジャースちゃんは、突然姿を消してた。最悪の事態を恐れた彼女の両親は警察に連絡し、必死に捜索が始まった。

 この近所に住む、15歳のティマー・ボゴスくんとその友人がジョセリンちゃん探しに乗り出した。まもなく彼らは少女の乗った車を発見し、自転車でその車を追跡した。少年らはついてくる自転車を振り切ろうとする男の車を15分間追った。ついに男はあきらめたように車を脇に止め、ジョセリンちゃんを車外に押し出した。ティマーは、"その女の子は僕のとこに走ってきて、ママに会いたいって言ったんだ" と語った。




4.7つの命を救った21歳の臓器提供者

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 臓器提供者は最も尊く、慈悲深い行いを決意する素晴らしい人々だ。米ウィスコンシン州マディソン大学の学生だったヘンリー・マカマンは、2013年5月、細菌性髄膜炎で亡くなった。その後、家族は"自分の臓器を提供しようと決めていた"という彼の意思を知り、わずかなりとも慰められた。

 どこまでも優しい心の持ち主だったマカマンは、運転免許にある"臓器提供者"の欄に印を記入していた。そしてその決意は実に7人もの人々の命を救った。彼の母親はチャリング・ブリッジに、"私達は臓器提供者になる決意をしていたヘンリーの事を誇りに思います。生前の彼を知っていれば、その寛大さも納得できるでしょう。彼の決意で、最終的に54人もの人々のお役に立てたことは、彼が生きたという証になると思います。"と語った。


5.見ず知らずの人を救うために線路に飛び込んだ男性

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 2007年1月、当時20歳だったキャメロン・ホローペターはニューヨークの地下鉄で次の列車を待っていた時、急な発作を起こし、けいれんし始めた。立ち上がろうとした彼は誤って前に転び、線路に転落するとほぼ同時にカーブを曲がり切った列車が彼に向かって加速するように走ってきた。

 50歳の建設作業員で元海軍のウェスリー・オートリーは2人の娘とおしゃべりしているとき、彼が落ちるのを目撃した。ウェスリーは"一歩間違えば自分もあっけなく死ぬ"、という状況判断を即座に下しながらもキャメロンを助けるべく線路に飛び込んだ。

 オートリーはキャメロンの体の上に覆いかぶさり、彼を線路と線路の間に押し込めた。列車の運転手は警笛を鳴らし、停止しようとしたがもう間に合わなかった。列車は2人の上を通過した。

 5両の列車はオートリーの頭上わずか数cmのところを通り過ぎた。列車が完全に停止したとき、2人が無事だったことに歓声をあげる見物人に彼は"助かったぞ!"と叫んだ。その後、ヒーローとして報道されたオートリーは"私は自分が特別なことをしたと思っていません。助けが必要な人をたまたま見つけただけで、正しいと感じたことをしたにすぎません。"とコメントした。


6.猫を助ける為、いじめっ子に立ちはだかった10歳の少年

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 いじめっ子に立ち向かうのは簡単にできることじゃないが、ウェンデル・オーバートンくんは近所の野良猫をいじめるいじめっ子グループにそれを実行した。ウェンデルくんは、以前から黒と白の猫がその街の周辺にいるのを見かけていた。

 ある日、13歳の5人組のいじめっ子グループがバイクでその猫を轢き、放り投げ、スポーツドリンクを顔にかけているところに出くわした。その猫が死んでしまうことを心配した彼は勇敢にも彼らに立ち向かい、その猫を家に連れ帰った。そして彼の母親は動物を保護する団体に電話をかけた。小さな少年の、勇気と思いやりと優しさが猫を救ったという事実に、人々は感動し、世界中から賞賛と激励のコメントが寄せられた。


7.溺れている男の子を救助するために鎖になった人々

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 ある晴れた日、ニュージーランドのネイピアの浜辺で12歳のジョン・マッコイは膝ほどの深さの場所で友人数名と遊んでいた。その時大きな波に足をすくわれ、彼は浜辺から遠く離れた場所まで流されてしまった。波に巻き込まれた彼は水面から頭を出そうともがき続けていた。

 海にいた人々と、ネイピアの警察官2人は溺れている男の子に気づき、彼を助けようと海に飛び込んだが、波が高すぎた。水死者を出さずにジョンのところまでたどり着くことはできないと判断したブライアン・ファーカーソン巡査は、みんなと協力し、浜辺から男の子に届く"人間の鎖"を作った。そしてついに、男の子を救出することに成功したのだ。



 

8.キスで自殺しそうだった男性を救った通りすがりの女性

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 中国は東省の深圳で、16歳の男の子が橋の欄干を超えて、飛び降りて死ぬと騒いでいた。彼が欄干をまたいで安全な側に戻るよう説得されても拒否する様子を、何百人もの見物人が注目していた。彼を説得するため警察官が到着したが、彼をこちら側に引き戻すことは誰もできなかった。

 そのとき、ホテルでウェイトレスとして働き、仕事帰りに彼を見た19歳のLiu Wenxiuは彼をなんとか救助しようと考えていた。かつて自殺を試みたことがあったWenxiu は、彼の気持ちがよくわかったいた。

 彼女は警察官に自分は彼のガールフレンドだと告げ、彼と話すためうまく接近できるようにした。彼女は彼の話を聞き、彼女自身の悲しみや生きることの難しさを共有し、以前に自殺を試みた時の手首の傷を彼に見せた。



 "彼は'自分を救おうとするのは時間の無駄だ'と言い、希望を失ってました。でも私は彼に、'私はあなたを救うつもりはない、ただあなたがしていることがどれだけ馬鹿げたことかを知って欲しいだけ。私を見て。私も昔そっちにいた。でも今はこっちにいる。'と語りかけました。"

 ついにその女性は彼を説得して抱き締めることに成功し、彼女自身でさえ予期しなかったキスまで彼にした。警察官は少年の持っていたナイフを奪って彼を取り押さえ、橋の上にいる彼をその背後にある安全な場所まで引っ張ることができた。


9.逃げてゆくトラックから子供を救った女性

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 レズリー・ビックネルがニューメキシコ州アルバカーキのスーパーの駐車場で、隣のトラックの運転席に幼い子供がいることに気づいた時、彼女は車を止めたばかりだった。突然その車はバックし始め、交通量の多い大きな通りに向かって下っていった。それを見たレズリーは即座に行動を起こした。

 彼女はそのバックしていく車を止めるため、自分のバンから飛び出したのだ。すると、今度はブレーキをかけ忘れた彼女の車がそのトラックのあとを追うように下っていき、トラックの後ろに滑り込んでブロックするように止まった。




10.全く見ず知らずの人に腎臓を与えた女性

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 元警官だったマイケル・ニューマンは生きるために腎臓移植が必要だった。そして彼の元同僚は、地元のメディアに向けそれを記事にして広めて欲しいと必死に願い出ていた。マイケルは誰も名乗り出ることはないだろうとあきらめかけていた。ところが、ケリー・ボフという地元の女性がその記事を印刷し大事に保管していた。彼女はなぜかメールを書くべきだという衝動に駆られ、ついに電話でマヨ病院に連絡した。

 奇跡的なことに、ボフはニューマンと完璧な適合性があったのだ。彼女はこれは運命が引き寄せたものと思い、自分の健康な腎臓を、会ったこともないマイケルに1つ提供することにしたという。

via:10 Acts of Kindness That Saved A Life 原文翻訳:R

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2013年09月04日 22:39
  • ID:Ufjuzvag0 #

「本当に」困っていて助けを望んでいる人に手を差し伸べるのは素晴らしいと思う。
ただこの世の中には親切の押し売りというのがあるのも事実だと思う。経験談。

2

2.

  • 2013年09月04日 22:57
  • ID:6ESSQv5P0 #
3

3. 匿名処理班

  • 2013年09月04日 23:34
  • ID:ny..0HMA0 #

他人に幸せを分ける事は香水をかける事と同じだ。
自分にも数滴かかる。


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