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シンプルだけど奥深い…「ぐりとぐら」が愛される理由 - NAVER まとめ
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シンプルだけど奥深い…「ぐりとぐら」が愛される理由

子供の頃読んでもらった記憶がある、「ぐりとぐら」。なんと今年で発行50周年を迎えるんだそうです。実はジブリ監督宮崎駿との親交も深い、作者の中川さんの子供たちへの熱い想いをまとめてみました。

更新日: 2013年09月04日RSS

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小さいころ、一度は読んだ本

文の中川さんと、絵の大村さんは実は姉妹。大村さんは姉の中川さんに言われて、挿絵を描くようになったそうです。

大きなたまごを拾ったぐりとぐらが、フライパンでカステラを作って森の仲間たちと分け合う物語

子ども向け絵本が少なかった時代に登場し、シリーズ累計二千四百万部を超える大ベストセラーになった

シンプルだけど熱い、子供への想い

作者の中川さんは、保育園でたくさんの子供たちを相手にしながら物語を書き始めました。その経験が、絵本の基になっているそうです。

「子どもが何を嫌い、何を喜ぶのか。まずは、じっと観察したの。いい遊びをする子は、想像力が豊か。私の仕事は子どもたちの想像力を育てることで、それには本がいい、と思ったのね」

「子どもはみんな問題児なのよ。みんないろんな問題を抱えている。1人ひとりの個性を見つけて、どのようにその子を成長させていくか、が大人の役割。これは、児童文学の役割でもあると思う」

「単純明快を一生懸命つくるのよ。きっと、たくさんいい作品を読んできたから良かったんじゃないかと思うの。教訓を込めてはいけないの。本で何かを教えようなんてしてはいけないと、私は思うの。楽しめれば、それでいいのよ」

戦争後で物がない時代、子供たちに「もっと美味しいものを見せてあげたい」と思って書かれたのがぐりとぐらの大きなカステラ

当時、絵本「ちびくろサンボ」に出てくるホットケーキに子供たちは夢中でした。

「長く読まれるようにとか、世界中の子どもたちに届けたいとか、そんなことは考えず、目の前の子供たちをいかに楽しませるかだけを考えました」

中川さんにとって目の前の子供たちとは、自分が働く保育所に通う子供たちのことでした。

「ホットケーキではなくカステラにしたのは、カステラの方が材料が良いし、高いでしょ(笑)大きな大きなカステラにしたかったから、主人公はちっちゃい野ネズミにしたの」

大人になっても発見がある

なんだろう、どうなるんだろう?と思っていたら、私には想像もつかない終わりでした。これが、子どもの柔軟な発想には、十分にありえるものなのかもしれない、と思いました。

この本は教訓とかではなく、「おいしそう」とか「たのしそう」みたいな、生きていく上での本能的な快感を伝えることをすごく大切にしているみたい。長く読まれる本って、押し付けがましい内容になってないんだなあ。

ふんわり膨らんだ、フライパン一杯の黄色い塊を見る度に幸せな気分になる。しかしこの卵、親鳥が出てきたらどうしようと心配してしまったよ。子供の頃はそんなこと全然思わなかったのになあ。

知られざる宮崎駿との繋がり

中川李枝子さんは、となりのトトロのオープニングテーマ、「さんぽ」を作詞

宮崎駿が、「子どもが大きな声で歌える歌を」という希望で依頼したそうです

宮崎駿が中川さんの「いやいやえん」を気に入り、ジブリで映画化したいと話したことも

それは中川さんに断られ、代わりに出来た作品が『崖の上のポニョ』になりました。

児童文学が好きな宮崎駿は、いやいやえんが「衝撃だった」と語り、中川さんのことを「別格、歯が立たない」と評した

「ぐりとぐら」と並んでこちらも有名なお話。

ジブリの森美術館では、中川さんと大村さんの絵本「たからさがし」のアニメーションが流れている

2014年には、ぐりとぐら50周年を記念して、中川李枝子と宮崎駿のスペシャル対談講演会が開催される

2014年2月1日(土)に東京の日本教育会館 一ツ橋ホールにて開催予定

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