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751:「免疫力」1:2013/08/10(土) 07:00:03.94 ID:PyhwUuY4O
乃南アサの短編小説「免疫力」(短編集「禁猟区」に収録されています)

ある男性警官は、顔見知りのヤクザの組長から
「姪っ子が白血病で入院している。まだ14歳なのに不憫だ」
と打ち明けられる。
警官は、自身の息子の話をする。
警官の息子は悪性リンパ腫にかかり、一時は死の淵にあったが、
ある健康食品を与えると嘘のように回復したという。

組長はすぐさま警官に泣きつく。



752:「免疫力」2:2013/08/10(土) 07:03:09.40 ID:PyhwUuY4O
程なく、組長は空き店舗を借りて件の健康食品の説明会を行う。その中に警官もいた。
組長の部下のチンピラをいかにも研究員に仕立て上げ、組長と警官が体験談を語る寸法だ。

その後、警官は監察官(警察の悪事を取り締まる役職)の呼び出しを食らう。
警官と組長のしていたことがバレたらしい。

覚醒剤で拘留されていたある容疑者が「クスリをくれ、クスリをくれ」とうるさいので話を聞いたところ、件の健康食品に行き着いたという。実はこの容疑者は、覚醒剤中毒なうえ末期ガンに冒されていた。



753:「免疫力」3:2013/08/10(土) 07:06:29.28 ID:PyhwUuY4O
警官は、監察官からさらに衝撃的な話を聞かされる。
組長が説明会で取り扱っていた健康食品は、混ぜ物をした粗悪品だということ。

それを知った警官は、
「じゃあ、あの容疑者は……」
監察官の答えは、
「収監されてひと月たたずに亡くなりましたよ」

「自分は人の役に立ちたかっただけなのに……」
と肩を落とす警官に、監察官は言う。
「どんな奇跡の薬でも人の性根は変えられないんだよ」


警官にしてみれば人助けのつもりが、ヤクザには格好の資金源だったんですね。



757:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 12:26:05.59 ID:KCBLUVDoO
>>753
1だと警官がヤクザに話を持ちかけたようになってるけど、2以降は警官が被害者みたいになってるのはなんで?



773:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 22:36:06.25 ID:ZGeX1vTG0
>>757
私も同じ事を思いました(>_<)
誰か説明して下さい(>_<)



780:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 00:32:41.87 ID:U7aEkG/10
>>773
健康食品は本当に病気に効果がある「奇跡の薬」だった。
ヤクザの組長は警官から食品の話を聞き、
藁にもすがる思いで食品に泣きつく。
食品の効果で姪は無事助かるが、
組長は「これはいい金ヅルになるのでは」と企む。
「食品を広めて沢山の人を救おう!」と警官をのせて説明会を開催し、
粗悪品を売り捌くがそれが明るみに出て……

警官「自分はただ、息子を救ってくれた奇跡の薬を広めてみんなを助けたかったのに。
    組長も自分と同じような心境で説明会を開催した善意の人だと思ってたのに」
監察官「奇跡の薬でも組長のクズみたいな性根は変えられないだよ」

……って事かなぁ?文章から察するに



758:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 12:50:05.16 ID:IM4r2+x+0
前にTVでやってた番組で南国の島に嫁いだ方が紹介されてた。
その島はスーパーが一軒しかなく朝早い時間に行かないとほとんど売り切れ。
奥さんは指定された時間に来るよう取材クルーに伝えたがクルーたちは遅刻。
満足に買い物は出来ず。


次の日も別の島の大きなスーパーに行くので朝早い時間を伝えたがまた遅刻。急ぐ羽目に。
取材させてもらってる上に仕事として来ているのに
二日も連続で遅刻とか常識としてどうなのかと思った。

奥さんもさすがに腹が立ったのか少し苛立った表情を見せ、
また番組内も遅刻しちゃったwwwwww
的な軽いノリでつくられてて後味というか胸糞悪かった。




787:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 07:47:59.96 ID:bu/hXetlO
>>758亀だが、それ観てた。
急いで急いでと急かす主婦を笑い者にしてたな。



794:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 12:56:50.63 ID:L06bKgxRO
>>787
自分も観てたけど、スタジオのタレント達もスタッフの遅刻の件に怒ってた
主婦も出演者も視聴者も不快に思ってたのに、
製作側のあのテヘペロ☆的なズレたノリは何なんだろう



772:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 22:34:17.24 ID:bicf48Zj0
昔、オカ板で見た書き込み者の実話

書き込み者は動物好きで、自分では動物を可愛がっているつもりでいた
でも実際は、小動物を手に乗せてフワフワの手触りを楽しんでいたら
友人に何してるの!死んじゃうよ!みたいなことを言われて取り上げられる

友人達には、書き込み者が小動物を手でギュウギュウに締めつけてて
小動物はジタバタして苦しがり、そのままでは死んでしまうと感じたという
でも、本人には動物がそんな状態になっているとは全く認識できていなかった

ほかにも、実家の飼い猫を構おうとしたら逃げられるし、
友人に産まれた赤ちゃんを抱かせてもらったらなぜかひどく泣かれ、
それ以来友人に子供へ近づけてもらえなくなった(変な抱き方をしていたらしい)
どうやら、書き込み者が他意なく取っている行動は小動物に苦痛を与えるのだが
本人はそれに気づけず、また言葉で意志表示のできない弱い生き物の状態変化を
表情や動作から感じ取る能力が欠如しているらしかった

実は自分にももうすぐ子供が産まれる、さすがに自分の子は大丈夫だと思うが
万一子供の体調変化に気がつかず…みたいなことになったらとちょっと怖い
みたいな内容の投稿だった
他の住人からは、ある種の発達障害なのではないか、
十分にコミュニケーションの取れない子供の変化に気づかない可能性があるのは
危険なことだ、一度病院で診断を受けてみては、などと言ったが
当人は自分のそんな部分をあまり重大なことと捉えていないようで
「まあ実のところはそこまで心配はしてないんですけどね、でもさすがに
子殺しの母親にはなりたくないので、夫や実家など周囲にも協力してもらって
気をつけます」みたいな、ものすごく呑気な雰囲気のレスを最後に消えた

その後にスレ住人が「他者の危機を察知する能力に欠陥があって、なおかつ
そんな自分の異常を自覚してないのが怖い」みたいなことを呟いていたのが
後味悪いし怖かった
書き込み者とその子供がその後どうなったのか、今でも思い出すと気になる
かわいがり
http://syarecowa.moo.jp/192/43.html



774:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 23:01:43.47 ID:ubZ08JVJ0
>>772
その書き込みは知らないけど、なんかそんな症状聞いたことある
やっぱり障害(病気)だよね?
でも大人の人間の表情なら読み取れるのかな?



777:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 23:51:46.94 ID:bicf48Zj0
>>774
確か元レスでは「(例えば彼女の夫のように)自分で意志表示してくる相手とは
問題ない(だから夫は自分のそういう部分を知らないかも)」
的なことを書いていた気がする
友達も普通に何人かいて結婚もしているわけだし、
少なくともはっきり意志表示してくれる相手とならうまくやれるんだろうね
ただ、言葉を発しない相手のごく僅かな変化は絶望的に読み取れないと



776:本当にあった怖い名無し:2013/08/10(土) 23:49:28.78 ID:gyygrBj20
カップル板かなんかで似たようなの見たことある。報告者はおんなで、
彼氏が異常な力で抱きしめてきたり、
彼自身はかるくはたいてるつもり(こいつぅみたいに)らしいのに、
身体が吹っ飛ぶほどの衝撃だったりする。
何度もやめてくれって頼んでも、彼は全く力をコントロールできない。
身の危険を感じてお別れしたとのこと。



779:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 00:11:42.25 ID:wIXbWZUhO
>>776
それとは少し違うかも知れないけど、人間関係の愚痴や被害報告系スレで
友人や家族に対して、下手すれば命に関わるようなイタズラを仕掛けて
いくら本気で嫌がっても怒っても全然理解できてない人の話とかたまに見るね
本人は冗談のつもりで全く悪気なくカナヅチの人を水に突き落とし、
相手が本気で溺れているのにゲラゲラ笑ってる、なんて系統の話
これをこうやったら生命の危険に関わるからやってはいけない、という概念とか
相手は今本気で不快に思ってる、身の危険を感じてるということを
相手の様子から感じ取る力がないんだろうね



788:1/4:2013/08/11(日) 11:20:09.78 ID:jvvINgLHO
ミステリ系レディコミ短編。
嫁姑がどうの職場のバカ女がどうの系統の雑誌で読んだ。

主人公はお嬢様からボンボンに嫁ぎ、出来のいい一人息子に恵まれた美人の若奥様。
別居の姑に、お茶会だから(留学先の)ヨーロッパ仕込みのテーブルセッティングを披露するよう命じられて快く出向く。
トメ友に、出来のいいお嫁さんでお幸せねえそれに引き換えうちの嫁ときたら/二枚目でエリートの息子さんとベストカップルねえと褒められて、姑は鼻が高い。主人公は控えめに微笑む。
その帰り、主人公は駅のホームでわざと人を突き落として死なせた。



789:2/4:2013/08/11(日) 11:22:20.96 ID:jvvINgLHO
園児の一人息子は優しい性格。隣家の老人が、可愛がっていたペット(子犬だったか兎だったか)が逃げてしょげているのを見て、
「おじいちゃん元気を出してね、ボクも探してあげる!」
と励ます。

ある日、
「おばさん、あんたの旦那の事で話あンだけど」
と小汚ないJKが訪ねて来た。
立ち話も何だからと家にあげて話を聞くと、JKは夫の援交相手だった。夜の街で声をかけられてホテルに入ったら無理矢理ハードSMをやられたと、根性焼きの痕を見せられても主人公はおっとりと微笑み、
「主人はエリートだからストレスが溜まるのよ、あなたのような人にはおわかりにならないでしょうけど」
とかわすだけ。



790:3/4:2013/08/11(日) 11:24:21.15 ID:jvvINgLHO
分割まちがえた。これで最後です。

出された紅茶を飲んだJKは、盛られていた毒で悶死した。

浴室で血抜きされた死体を見た夫は、主人公を褒めた。
「ありがとう、あとは僕に任せて。君と結婚できて僕は幸せだ」

日曜日、主人公と夫は裏庭に埋められている隣家のペットを発見した。
息子に訊くと、いじめたら死んじゃったから隠したの、と無邪気に答えた。
夫は息子に、お前がペットを殺したと知ったらおじいさんはきっと悲しむよ、だからパパが上手な隠し方を教えてあげよう。と優しく話した。
(あたしたちはやはりベストカップル、赤い糸で結ばれていたのね)
という独白が後味悪かった。



796:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 13:35:06.05 ID:hqSCqPSx0
セルバンテスの大著ドン・キホーテは、最後まで読むと後味が悪いというか寂しくなる話

ドン・キホーテは前編後編に分かれてて、前
編は有名な風車との戦いとか冒険の話が中心

たぶんほとんどの場合、この前編を中心にドン・キホーテは紹介されてると思う

後編も同じような冒険の連続なんだけど、前編が既に冒険譚として出版され、
その奇行が広く世間に知れ渡ってるという設定で書かれてる

だから冒険の内容もドン・キホーテがドタバタ劇を引き起こすというより、
周囲がドン・キホーテに冒険を与えて見物するって展開が多い


前編が登場人物全員一丸となって大騒ぎしてるのに対して、
後編はドン・キホーテ主従が大騒ぎしてるのを周囲は高みから見下ろしてる感じ

そして終盤には家族や友人知人によって故郷へ連れ戻され、
狂気から目覚めて自分の行動を後悔しつつ死んでいく


「それが正義だと皆心の底では分かっているけど、口にしないし動きもしない」って
沈黙を破って行動してた前編の快活さが途中で消えてる

その虚しい感じを含めて傑作だと思うけど、あまりに寂しい展開からか
マンガで読破シリーズではオチがそっくり書き換えられた




798:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 13:51:19.74 ID:QR+Ubn0r0
高みから、とはいえ
サンチョ・パンサ:どっかの王侯のネタでどっかの領主にされるが、
意外と知恵を発揮して領民から尊敬される。
ドン・キホーテ:ネタで決闘をすることになるが
(ある女が侮辱されたため侮辱した騎士相手に決闘を申し込む。
王侯は騎士の替え玉を使ってドン・キホーテがこてんぱんにやられるのを楽しむ趣向)
しかし替え玉の騎士が女に惚れてしまい決闘中止。ドン・キホーテは騎士道精神を発揮して
堂々と振舞ったため結果的に感心される。
最終的には正気になるが、国中の皆がドン・キホーテの珍道中のできごとを楽しんでいたため
残念がる。
まともだったサンチョ・パンサも騎士になりきってたドン・キホーテに戻ってほしと懇願する。

結末は淋しいが、単にバカにされるわけではなかったような



799:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 14:05:08.79 ID:hqSCqPSx0
>>798
馬鹿にされてるわけじゃないけど、出会う人々が端から二人のことを知ってるせいで
見世物っぽくなってたのに最後までもやもやした感覚が拭えなかった・・・
イスラム方とスペインの軍船が戦闘になった時も隅に追いやられっぱなしだったし
まぁこんなの個人の受け取り方次第ってレベルなのは確かなんだけどさw



807:1/3:2013/08/12(月) 16:19:55.45 ID:Pk3DbCzWO
魔夜峰央の連作ギャグ漫画「ラシャーヌ!」から

主人公ラシャーヌはインド人実業家の一人息子で、一目惚れと失恋を繰り返す美少年。
今回は父のお供でドイツを訪れ、高名な老音楽家の内弟子の美少女に一目惚れした。
音楽家の所には作曲家志望の美少女の他、天才フルート奏者の美少年が住み込んでいる。

ある日、美少年のために作曲した曲の楽譜を美少女が見せると、
美少年は僕みたいな天才によくもこんな駄作を演奏しろと言えたもんだな!

と罵倒した。
美少女が涙をこらえて走り去ったのをラシャーヌは偶然見ていて、
美少年もラシャーヌが見ていた事に気づいた。


翌朝美少年は美少女に、昨日は悪かった、
演奏がうまくいかなくてイライラしてたんだ、と詫びた。

お詫びの印にとカメオのブローチをプレゼントした美少年は、
あのインド人(ラシャーヌ)は君を好きになったようだ、きっとデートを申し込む。

そうしたら応じてやって、別れ際にこっぴどく振ってやってくれないかなあ、僕のために。
と丸め込み、美少女は戸惑いながら承知した。



808:2/3:2013/08/12(月) 16:21:01.03 ID:Pk3DbCzWO
ラシャーヌは美少年の思惑どおり美少女をデートに誘い出した。
別れ際に美少女は、心を鬼にしてラシャーヌをどなりつけた。
「つまらなかったわ、時間の無駄よ!あなただってどうせ、お父様の商談がらみで先生を丸め込もうとして私を誘惑しただけなんでしょ?」
「さようなら、あなたの顔なんか見たくないわ!」

美少女が帰宅すると、音楽家が待ち構えていて破門を申し渡した。
カメオのブローチは音楽家の亡妻の遺品で、奥様の宝石箱を美少女が漁っていたと美少年が嘘を告げ口したのだった。
「貸してほしいと素直に言えば貸してやったのに…」

バルコニーで美少女に詰め寄られた美少年は、僕みたいな天才に君なんかが惚れるなんて烏滸がましい、だから罰を与えてやったのさ。
とせせら笑う。
美少年を突き飛ばそうとした美少女は、ひらりとかわされて逆に墜落した。
美少女を諦めきれずうろうろしていたラシャーヌは偶然会話を聞いていて、
美少女を病院に担ぎ込んだ。

命に別状はないが顔に大きな傷が残る、と聞かされたラシャーヌは復讐を誓った。



809:3/3:2013/08/12(月) 16:22:28.39 ID:Pk3DbCzWO
ラシャーヌは街中の骨董商を駆けずり回り、復讐に必要な品を見つけた。
「本当もなにも、先祖がその人物から直接買い上げたものでございます」

美少年は古びたフルートの小包を受け取った。差出人不明。
『わたくしはあなた様の熱烈なファンであります。
家宝のフルートをあなた様に演奏していただきたく云々』

という手紙がついている。
半信半疑で吹いてみると、予想に反した名器。
(こりゃすごい、僕の腕にこのフルートがあれば…!)
夢中で吹いていると、化け物が現れた。演奏をやめようとしても指が勝手に動き続ける。
化け物は増え続け、美少年に襲いかかるとどこへともなく消えていった。

「正しく吹けばネズミだろうと子供だろうと操れるけど、知らずに吹けば何を呼び出すかわからない悪魔の笛さ」
ハーメルンでの出来事である。終



864:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 02:09:10.55 ID:UzajEc490
『キノの旅』の「コロシアム」

喋るバイクを相棒に当ての無い旅をする、銃の腕が立つ旅人が主人公
ある日旅人は風光明媚で有名なある国に入国すると、いきなり参加番号を言い渡された
どういう事か旅人が入国審査に携わる兵士に尋ねると、『3か月に一度、この国の市民権を獲得するための勝負がある』と説明される

風光明媚だったこの国は、7年前に前国王の実の息子が父(前国王)や親族を皆殺しにし、そして息子が新たな国王に収まり、
かなり自堕落でエキサイティングな国へと生まれ変わったという
それ以来この国への移住を望むエキサイティングな人が増えたため、コロシアムで勝負し、
最後に残った優勝者には市民権及び国のルールを一つ付け加えれる権利が与えられる
勝負へのエントリー期間中に来る人のほとんどは市民権獲得の為にやってくるが、
稀に国が変貌したことを知らないでエントリーされる人がいると兵士は話す



865:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 02:11:06.02 ID:UzajEc490
もし勝負が嫌でエントリーを破棄するとこの国の奴隷として一生を終る事になり、
そしてこちらが棄権を申しても、相手がそれを認めなければ棄権できない
以前、ある夫婦が旅人と同じように知らずに入国しそのままエントリーされ、まさかの一回戦目で夫婦対決を余儀なくされた
妻は夫のおかげで棄権できたものの、自動的に勝ち進んだ夫の方は2回戦目に殺されたのは傑作だったと兵士たちは爆笑する
それを聞いていた旅人が珍しくキレていたのに、相棒のバイクは気が付いた
旅人は笑いこける兵士たちを銃で脅し、勝負にエントリーする事を伝える

勝負の内容は省くが、「決勝戦まで勝ち進んだ旅人が、対戦相手との勝負中の事故に見せかけて国王の頭部を銃で破壊。
対戦相手は気絶したふりをしてくれたので、勝者になった旅人が、『国王が死んだから、国王になりたい市民たちで勝負し、
最後の一人が新国王になる』という新ルールを作って出国」という流れになる



866:本当にあった怖い名無し:2013/08/16(金) 02:13:08.43 ID:UzajEc490
で、後味悪いというのは、主人公である旅人がこの国へ行こうと思ったきっかけの話
上記の後、湖で休んで小石を湖に投げている旅人に、相棒のバイクがふと思い出した事を訊く
「前に、馬車に乗った若い夫婦が、今から素敵な国へ行くって言ってたよね?」
「言ってた」
「その後、どこかで奥さんに会ってたよね? 奥さん、一人だった」
「ああ」
「そして笑顔でこう言った。『とても素晴らしい国でした。ぜひ訪れるべきですよ』って」
「ああ。その通りさ」
バイクにそう答えた旅人は、近くにあった一抱え位ある大きな石を湖の中に投げ込む


旅人にわざわざ嘘ついてまでその国を薦めた奥さんは、単純に狂っていたのか、
はたまた夫の敵討ちとして旅人を利用したのかわからないが、後味悪い



900:本当にあった怖い名無し:2013/08/17(土) 10:08:05.18 ID:rEW0s80zO
トムとジェリーでほんの少し後味の悪い話があった。

英題:LOVE ME LOVE MY MOUSE
邦題:プレゼント騒動


猫のトムが彼女の家に遊びに行く。
プレゼントとしてネズミのジェリーを指輪の箱に閉じ込めて彼女に渡す。
ジェリーは食べられる!と怖がるフリをして彼女猫に甘える。
彼女猫はジェリーを可愛く思い、助けてあげて赤ちゃんの世話をするように大事に扱う。
トムは食べようとしたり苛めようとするが彼女猫が助けてトムを叱りまくる。
彼女猫は最後お風呂にジェリーを入れたあと汗疹の薬を塗っておやすみのキス。
キスをした瞬間ジェリーが旨かったのかいきなり塩コショウをジェリーに振り、
フォークとナイフを持ち出して食べようとする。
ジェリーは家の外に逃げて彼女猫が追いかけて終わり。

なんだか彼女猫の豹変とかが最後はわかりあえない種族の壁みたいなのを感じた。



908:本当にあった怖い名無し:2013/08/17(土) 12:22:07.87 ID:SL68Zs180
トムとジェリーはイラつくというかモヤモヤするんだよね
大体がこまっしゃくれたジェリー(嫌い)の勝利という結末だから
そういう意味では>>900とは違う感性だが俺的には後味悪くてスレタイに沿ってるかな
まぁ二人の間には妙な友情があって
全部がそんな話じゃないって分かってるけどさ



942:本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:37:39.49 ID:RU/R49M20
子供の頃読んだ小学〇年生とかの夏休み付録ホラー漫画

小学生の主人公は父子家庭で父親はヘリコプターの操縦士。
父は息子を夏休み中どこにも連れていってやれないので不憫に思い、
夏休み期間だけとある離島と本土を結ぶ連絡ヘリの仕事を入れ主人公を丸々島で過ごさせる事にした。

連絡ヘリも週2便しかない辺鄙な田舎だが、自然豊かで
毎日家にいるよりはいいだろうという父の思いからだった。
出発の日、主人公は父が操縦する連絡ヘリに乗る。
フライトは順調だったが、島が近づいてくると父が居眠りし掛けている事に気付く。
驚かせて起こしてやろうと主人公は父親にポラロイドカメラのフラッシュを浴びせ父無事覚醒。

その後父は主人公を島に残すと本土に戻るが、主人公は島の同世代の子供たちと仲良くなり
虫取りをしたり海で泳いで楽しく過ごす。
しかし主人公は気になる噂話を聞いてしまう。
なぜか島に来るヘリコプターは事故が耐えないと。
ふと島に来る時父を撮影したポラロイド写真を見るとそこには
恐ろしい顔をした髪の長い女が船を漕ぐ父に絡み付いている姿があった。



943:本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:39:48.97 ID:RU/R49M20
真相として昔、島で子どもが病気にかかり、それは血清がないと助からないものだった。
本土からヘリで血清が運ばれてくるが、その時島には台風が接近しておりヘリは着陸できなかった。
嵐の中、着陸場で血清を待ちわびていた母親は半狂乱。

結局子どもは助からず、母親はヘリの操縦士を恨みながら崖から飛び降り自殺した。
それから島に来るヘリコプターは母親の呪いで事故が絶えなかったのだ。
そして次に主人公の父が島に向かうと操縦席に母親の霊が現れ、再び眠らせようとする。

父親は「俺にだって可愛い息子がいる。こんな事でくたばってたまるか」と
鉛筆を己の太ももに突き刺して眠気を堪える。
その頃、主人公は着陸場の周りの茂みである物を探しており
目当ての物が見つかると女性の両親の家に走る。
それはずたぼろになった古い小包――着陸できなかったヘリが落としていった血清だった。

仏壇に向かって主人公は「ヘリはおばさんの子どもを見捨てたわけじゃない、
最善を尽くしてせめて血清を置いていってくれていたんだよ!
だから操縦士全員を恨んで事故らせるのはやめて!」と訴える。
女性の霊はその訴えを聞き入れ成仏し無事主人公親子も再会してハッピーエンド。

ハッピーエンドなんだけど当時島の診療所と本土側は無線でやり取りしていたわけで
血清を落としたなら落としたとちゃんと伝えとけとか
それを知らせなかったばかりに子どもも母親も死ぬはめになり
さらに無辜の操縦士たちもたくさん犠牲になったんだと思うと遣り切れない。
恐らく当事者のその時のヘリの操縦士は何の罰も呪いも受けてなさそうなのもむかつく。



944:本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:46:25.38 ID:xzKXvC1W0
母親が身勝手すぎてなんかそっちのが後味悪いわ
仮に血清を落としていかなかったとしても操縦士を責められんだろ、
自然(天候)には勝てないんだから
子供を亡くしたことに同情はするけど故意に
危害を加えた訳でもない相手を恨むのはちょっと違わないか



945:本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 01:04:28.51 ID:RU/R49M20
そうだね
最後の一行は訂正しておくわ


13:本当にあった怖い名無し:2013/08/19(月) 22:54:43.96 ID:PgGkwyV/0
「若者のすべて」というキムタク出演ドラマ。
うろ覚えなので間違いがあったらすまない。

主人公とキムタクは幼馴染。
主人公とキムタクは仲は良くない。
ある日キムタクとA(キムタクと主人公の幼馴染)はちょっとした悪事を働く。
しかしバレ、ヤンキー軍団にフルボッコにされAは植物人間になる。
キムタクはAの入院費を稼ぐため働きつつ、
Aをそそのかして巻き込んだ負い目から主人公らの前から姿を消す。

Aが数年ぶりに目覚めた。
奇跡に感動する主人公たち。
だがある日、Aは真夜中に呼吸困難に陥る。
ナースコールしようと思うものの手が届かず死んでしまう。
Aのため働き続けることが人生の目標になっていたキムタクは意気消沈する。



14:本当にあった怖い名無し:2013/08/19(月) 22:57:17.11 ID:PgGkwyV/0
続き
色々あって主人公とキムタクは仲直りし、キムタクも立ち直る。
主人公にはメンヘラ気味の彼女がいた。
最近、幼馴染で集まって楽しそうにしている主人公。
幼馴染の仲間には女もいる。
嫉妬で病んだメンヘラ、主人公をナイフで刺す。
大した怪我にはならず、主人公は逃げるメンヘラを追いかけ、殴ろうとする。
そこにメンヘラがDVされていると思ったのか、通りすがりの若者がメンヘラを庇う。
激昂していた主人公はその若者をボコボコにする。

そしてクリスマス。
主人公は仕事を終え、キムタクと飲みに行こうとする。
だが、主人公が刺される。
主人公を刺したのは、そう……数日前にボコボコにした若者だった。
キムタクも止めに入るが返り討ち。
二人ともメッタ刺しにされる。
雪が降る中、主人公とキムタクは血まみれのままタバコに火をつけ。
笑いながら雪の降る中息を引き取ってEND。



16:本当にあった怖い名無し:2013/08/19(月) 23:09:50.45 ID:+2k8wbvG0
えらくぶっ飛んだストーリーだと思ったら、もう20年前のドラマなのね



22:となりの山田くん 1/3:2013/08/20(火) 03:03:29.30 ID:6BEMHTaF0
映画「ホーホケキョ となりの山田くん」の1エピソード。
特に、原作(いしいひさいち作の4コマ漫画)との対比で、後味が悪い。

-----
ある日、山田一家のご隠居・シゲは、入院していると聞いた友人のお見舞いに行く。
具合を尋ねるシゲに、「えらいことになったで」と答える友人。
しかし、その視線はシゲではなく、あらぬ方向を見ている。そちらを指さし、言葉を続ける友人。
「向かいの部屋に見舞いのおっさん来とるやろ、あのおっさん、どうやら不倫やで」
どうやら、暇なのでしょっちゅう向かいの部屋を観察しているらしい。

その後、二人は食堂に向かう。
廊下を歩いている時に、友人はある病室の前で立ち止まり、シゲに耳打ちする。
「ここは特別室や。今、汚職で有名になった例の市会議員が入ってるねん」
「ほー」



23:となりの山田くん 2/3:2013/08/20(火) 03:05:13.64 ID:6BEMHTaF0
食堂に着いた二人。友人は時々ここへ来て、新鮮な空気を吸うとのこと。
二人はうどんを注文して食べる。
「な、このうどん、けっこういけるやろ」と、笑顔の友人。
ほんまやな、と同意するシゲを見て、友人は得意気ににコーヒーカップを手に取る。
「せやけど、このコーヒーがまずうてな、ハハハハハ」
上体をそらしてバカ笑いする友人に、シゲは不審げに尋ねる。
「ところで、あんた、どこが悪いんや?」
(原作はここでオチて、この話は終わる。以下、映画の続き)

シゲの問いかけを聞いた友人は、「ハ?」と笑顔のまま身体を硬直させる。
そのままなにかをこらえるように、プルプルと小刻みに揺れる友人。
その顔は、みるみるうちにゆがんでいき、
「しげちゃぁあああぁあん!」
と泣き崩れる。
シゲは陽気だった友人の急変に驚き、号泣する友人に抱きつかれて目を白黒させる。



24:となりの山田くん 3/3:2013/08/20(火) 03:07:04.84 ID:6BEMHTaF0
場面が転換し、薄暗く陰気な病院の廊下を
よろめきながら歩く友人と、それを支えるシゲの後ろ姿に変わる。
長い廊下の先は、真っ黒に塗りつぶされている。
だんだんと遠ざかっていく二人の背中に、一句が掲げられる。
『やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の聲』
-----

原作の話は初めて読んだとき声を出して笑ったくらい面白かったから、
映画でのこの改変はショックでした。

レベルが低いので細切れになってすみません。



25:本当にあった怖い名無し:2013/08/20(火) 07:17:54.31 ID:LDEAy43x0
結局何が理由で入院してたの?
後味の悪さもいまいちわからなかった



26:本当にあった怖い名無し:2013/08/20(火) 07:48:42.73 ID:HNwEGp9OO
>>25
原作では、入院が必要なくらい具合悪いはずなのに
他人の下世話な情報やらメシウマメシマズ情報を
エネルギッシュに探りまわる友人にツッコミ入れてオチ、の
分かりやすい4コマネタで素直に笑えて面白かったのに、
オリジナルで意味不明のネガティブな後付けを加えられて
何でそんなラストにした?ていうかどう解釈すればいいの?
みたいな謎の気持ち悪さが残った感じなんじゃないのかな
原作、映画とも未読なんて共感はしきれないけど
何となく分かる気はする



43:1/3:2013/08/21(水) 02:51:27.01 ID:oDjQwJ3YO
児嶋都「蠱毒」

主人公はうだつの上がらぬ中年男。ぱっとしない妻と二人、安アパートに暮らす。
田舎出の若造同士がなんとなくデキあってしまい、若気のいたりでなんとなく結婚して今に至る。
(心の通いあわぬ相手と一緒に暮らすというのは、一人でいるよりよほど孤独なものです)

会社をさぼって古い神社で涼んでいると、和綴じの古い本が落ちているのを見つけた。
見てみると、古来からの呪術が載っている。
小動物を箱に閉じ込め、最後まで生き残ったのを生贄にする「蠱毒」が主人公の心を惹いた。
(食われたものの魂と生き残りの強い魂が融合して、呪いに最適の贄になる…)
(いったい誰がこんなに面白い本を捨てたのでしょう、この現代社会において非科学的な呪術を信じて実行する好事家が私の他にもいるのでしょうか)

主人公は本を持ち帰り、小さな箱に虫や小動物を入れて隠した。



44:2/3:2013/08/21(水) 02:52:38.98 ID:oDjQwJ3YO
数日後ワクワクしながら箱を開けると、全部死んでいたので主人公は一気に冷めた。

(私は最強の贄を手に入れてどうするつもりだったのか)
(女房(あれ)を殺すなどとんでもない、あれにはどんな種類の関心も持った事はないのですから)

主人公が本をなくした事に気づいた頃、妻が五つ子を妊娠した。
(…そう言えばいつだったか一度だけしたような…)



45:3/3:2013/08/21(水) 02:53:51.09 ID:oDjQwJ3YO
月が満ちて、男の子が一人だけ生まれた。他の四人は死産だった。
「…薄気味悪い顔…」
「…他の四人は体がバラバラになっていたんですって…」
看護師の内緒話は主人公には聞こえなかった。

(地獄はこれからも続くのです)
(女房はあの本を読んだのでしょうか)
(私はこれからも、心の通いあわぬ女房とこの…なんだか薄気味悪い息子と暮らすしかないのです)

最後は1P丸ごとの大ゴマで、安アパートに暮らす親子三人が描かれる。
無表情な主人公夫妻、小学生になっているらしい息子の目は黒目がなくて血走った白目だけ、耳まで裂けた口に尖った歯がならび、顔中シワだらけで破れたぬいぐるみをぶらさげている。



55:本当にあった怖い名無し:2013/08/21(水) 19:53:05.04 ID:DZUYDzAN0
ウィリアム・イースタリー『エコノミスト、南の貧困と戦う』

著者は、15年間世界銀行で貧困国への支援プロジェクトなんかを担当していた人物で、
この本はその経験をまとめたもの。
過去の貧困国支援が失敗した経緯を分析して改善策を提案する本なので
全体的に重いんだけど、その中でも特に読んでて痛かったのが
「貧困層が多く困窮度合いのひどい国ほど優先的に手厚く支援する」
方針が破綻する経緯をつづった箇所。

失敗する原因はとても単純。
この方針では、国民の困窮が深刻なほど多くの支援が受けられる。
ここでこうした国の指導者の立場に立って考えてみると、
国内の貧困層が減れば自分が受け取る資金が減り、
貧困層が増えれば自分が受け取る資金は増えることになる。
さて、この指導者は、国内の貧困層を減らすほうに努力するか、
それとも増やすほうに努力するか?
言うまでもないよね、と。

筆者の結論
「逆説的にだが、もし(貧困撲滅を目的とした)援助供与の決定が、
貧困層に配慮しない冷酷な機関にゆだねられたとしたら、
援助受取国における貧困層の生活水準は上がるだろうと考えられる。」

・・・・苦いよ('A`)



61:本当にあった怖い名無し:2013/08/22(木) 18:27:38.12 ID:dtPzDaIv0
支援を受けてる貧困層が楽しようとしてるんじゃなくて、
支援から中間搾取の甘い汁を吸い続けたい支配者層があえて生活水準の向上を妨害している
結果としていくら支援を投じても支配者を太らせるだけに終わる
だから、人道的に支援するよりはいっそ放置したほうがいいかもしれない
っていうやや冷笑的なことを言ってるんだよな



62:本当にあった怖い名無し:2013/08/22(木) 18:53:07.69 ID:SdP5diN20
>>61
単に支配者が悪徳だから貧困層を苦しめる、なら別に普通のことだし、支配者が太るために
中間搾取をするなら単にそのバカを変えればなんとかなるって希望はある。

でも、たとえば病院を建てないといけないとか産業を興して国民が働ける場を作りたいとか
学校を整備して国民の教育水準を上げたいとか考えてる現地政府に向かって、
「もっと支援が必要なら、国内の貧困層がもっと悲惨な目にあっていないといけません」って
言う状況だと、支配者が真剣に国の発展を願っていれば願っているほど、
貧困層を苦しめる選択肢を取らざるを得なくなるじゃない。
でも、貧困層支援を基準にした途上国援助って、そういってるも同然だってこと。

先進国の人間は貧困層を救うって善意から、貧困層をターゲットにした支援ガイドを作った。
それは絶対に間違いない。でも、実際に運用したら、貧困層を苦しめるように現地政府を
誘導するだけの支援規準でしかなかった。

そういうことだと思う。



79:1:2013/08/24(土) 02:36:54.19 ID:2eI1VKpL0
PSPのソフト「R-TYPE TACTICS」
割と有名な横シューシリーズを元にしたSF戦略シミュレーション
人類が、機械も生物をも取り込んで操ってしまう「バイド」という生物兵器と戦う話
単騎で殴り込みをかけるSTGのシリーズとは違い、主人公が艦隊を編成、指揮していく

主人公はまだ指揮官になったばかりの新人提督
序盤のステージでは地球付近での演習戦闘や火星の威力調査(?)などを行う
あるステージで突然、「バイドの中枢へ向かいそれを殲滅せよ」との命令を受け狼狽える主人公とクルー

しかし逆らうわけにもいかず、それだけ状況が逼迫しているんだな、と捨て駒だとわかっていながらバイド中枢へ向かう主人公
ちなみにこのゲームは会話などはなく、ステージ開始前とクリア後の主人公の航海日誌のみがストーリーを綴って行く

太陽系からワープ空間、バイド星系と気の遠くなるような旅を続けとうとう中枢部(最終面)へと辿り着く一行
とうとうラスボス「漆黒の瞳孔」を倒す主人公たちだが、撃破直前になにか恨めしいような「何か」をその瞳孔から感じていた
すると主人公の乗っている艦隊が突如揺れだし、EDムービーへ
撃破したはずの「漆黒の瞳孔」へとどんどん味方艦隊が吸い込まれていき、主人公の乗っている旗艦も巻き込まれてしまい、ゲル状の何かに包まれていく艦隊を映しながらスタッフロール

続く



80:2:2013/08/24(土) 03:00:00.17 ID:2eI1VKpL0
スタッフロール終了後、後半がスタート

ふっと目を覚ます主人公
何とか小規模ながら艦隊を立て直す

するとなぜか地球軍の宇宙戦闘機が主人公の艦隊に対して攻撃をしかけてくる
それもそのはず、主人公達はバイドに取り込まれ、自らもバイドになってしまっていたのだ
しかし主人公は全くそのことに気づかず、「攻撃してくるのならば迎え撃つしかない」と地球軍を殲滅しつつ、「バイドを倒したのだから地球へ帰ろう」と来た道を戻って行く
ちなみに航海日誌も「記憶の残滓」へと変わっている
ワープ空間を抜け、太陽系に帰還した際も「艦隊を展開し地球軍の祝福を待ったが全然音沙汰がない」と、自分たちがバイドであることにいまだ気づいていない

激しい地球軍の猛攻をかいくぐり、とうとう地球へ降りる主人公一行(最終面)
ここでも地球軍の猛攻を受け、なんとか退ける
しかしここまで来てとうとう自分たちが歓迎されていないことに気づく主人公(ここでEDムービー&スタッフロールが流れ始める)
踵を返し宇宙へと帰ろうとするが、大量の残存艦隊の猛攻を受けどんどん打ち落とされて行く友軍機(バイド)
主人公の旗艦も傷付きつつ、一機淋しく地球外へと帰って行く…

終了



81:3:2013/08/24(土) 03:05:35.54 ID:2eI1VKpL0
補足
そもそもバイドの正体が「未来人が生物兵器を造ったら手に負えなくなったので過去へ送りつけました」というオチ(これはシリーズ全体の設定)
全ては人間の蒔いた種だった…

ちなみに続編ではデータを引き継いでいると初代のプレーヤー名を艦長に据えたバイド戦艦が地球へとやって来る(引きついでいなくても戦艦自体は来る)



87:本当にあった怖い名無し:2013/08/24(土) 23:38:09.96 ID:5UgdXeWS0
便乗して、>>81の続編

バイド退治の命令を下された艦長(主人公)はバイドを追撃し宇宙の果てまで進軍するが、
初代と同じくバイドに取り込まれてバイド化、白濁しているが意識が覚醒した後、地球への帰還を目指す

しかし艦長たちが覚醒するまでにかなりの時間が経過していたらしく、
文明が発展した地球の軍らしい戦力と応戦

(初代と同じように、自分たちがバイド化している事に気付いていない)
艦長たちは相手が地球の軍だと気付かず、「超攻撃的な文明がいる」と認識、
これを地球に急いで伝えようと進む

いざ地球へ到着するものの、艦長たちはこの星が地球だと認識できなかった
(バイド化すると、認識能力や記憶力が低下する)
攻撃してくる相手に、自分たちは侵略する意思はないと伝える為にその星(地球)から撤退する

最後は太陽の内部に、自分たちを待つ存在をなんとなく感じったので太陽内部に突撃
そこにいた謎の文明(こればかりは詳細は不明)を倒しても、太陽光以外何も存在しなかった
バイド化してもなお生き続ける艦長たちの悪夢は終わらない・・・というEND

因みに初代も続編でもバイド化した後、部隊名がバイド化した主人公たちの心情が書かれたアナグラムになっている



109:1/2:2013/08/26(月) 11:45:13.95 ID:K+D0Zwes0
個人的に後味が悪い話なので、そう思えなかったらごめんなさい。
ざっと10年前の小学校の頃の話。Mちゃんと私は仲がよかった。どっちも母子家庭。
Mちゃんは少し前に両親が離婚してお父さんが出て行ったのはクラスの殆どが知ってることだった

国語の授業でコスモスとかそんな名前の戦争の話をやった
内容は「お父さんが戦争に行って帰ってこなかった。
娘は幼かったのでお父さんのことを覚えていません」っていう話

感想を書いて一人ずつ、教室の端から順番に読み上げていくっていう時に
みんなの感想は似たり寄ったりで「娘が可哀想」というものだった。
(私はぼんやりしていたので挿絵の色が綺麗だったとか変な感想を書いた)

Mちゃんだけは違う感想で
「娘は可哀想だけど、この時代はよくあったんだと思う。
娘はお父さんの記憶がなくて幸せなのかもしれない。

家族を残していくお父さんと、お父さんとの思い出のあるお母さんは辛かっただろう」とかそんな内容だった

自分の感想を否定されたと思った我の強いクラスのまとめ役の女の子が
「Mちゃんの感想は意地悪だと思います!」と言った。

なぜか妙に団結してるクラスで、他の子も怒り出して一斉にブーイング。
Mちゃんは批難を浴びて泣き始めた

先生がクラスを静かにさせて、「この話の感想は娘は可哀想だとなるべき。もういいから、次」と投げやりに言った。

先生は他の人と違うことをする人や一般的でないことを兎に角嫌う人だった。Mちゃんの感想は異常だったらしい
片親の家庭は嫌い、ハーフも外国人も白人でないと見下す、みたいな人だったから元々嫌ってたんだろう。
授業が終わるまで、ちょっと離れた席からでもMちゃんの啜り泣きが聞こえた。



110:2/2:2013/08/26(月) 11:46:54.71 ID:K+D0Zwes0
休み時間になってMちゃんに声を掛けに行こうとしたら先生がMちゃんの席に来た。
口調は丁寧だったけど「自業自得の母子家庭のくせに、戦争で離れ離れになった家族と比べて自分が可哀想なんてアピールはやめろ」とかそんな意味だった
Mちゃんはそれを聞いた途端教室を飛び出してそのまま早退。
仲良しだった私が放課後ランドセルを届けることになった。

私には可哀想アピールには聞こえなかったけど、先生はそう思ったらしい。

Mちゃんの家に行くとMちゃんはいつも遊ぶMちゃんの部屋とは違う部屋に案内した。その部屋には仏壇があった。
なんとなく一緒に線香をあげて、Mちゃんのお母さんが帰ってくるまでの数時間を一緒に遊んだ。
お互い殆ど黙っていたけど、時たまMちゃんがポツポツと
「お父さんは小さい頃に死んだ」「前に出てったお父さんは私のお父さんじゃない。」
「あの子と自分を比べたわけじゃないんだぁ…」と途切れ途切れに話した。


その時まで母子家庭になった経緯を考えたこともなかったけど、
先生は死別だって知ってたらこんなこと言わなかったのか、と思うと多分そうでもない。

Mちゃんに口止めされたので、Mちゃんのお母さんはこのことを知らないし、クラスの子もMちゃんのお父さんは亡くなってたってことは知らない。
このことは大きな問題にもならずに「Mちゃんが学校を抜け出した」というだけの話になった

当時はなんにも考えていなかったから釈然としないと思っただけだったけど、
成長するにつれMちゃんがどんな気持ちで私に話してくれたのかとか考えてしまって思い出す度に後味が悪い



126:本当にあった怖い名無し:2013/08/26(月) 23:16:35.08 ID:8MH/H3yw0
看守役と囚人役に別れて実験したら看守側が暴走したってあるし
閉鎖された社会で一方的に権力を持ったら
まともな人でもおかしくなるんだろうな



129:本当にあった怖い名無し:2013/08/26(月) 23:49:38.16 ID:VTBjkbUW0
>>126
その実験を元に作られた映画とかもあったね



143:本当にあった怖い名無し:2013/08/27(火) 19:12:29.59 ID:UivhNCYt0
>>129
ドイツ映画の「ES エス」だな



149:本当にあった怖い名無し:2013/08/28(水) 00:29:25.14 ID:cV81vLtq0
又聞きになるが、とある老夫婦の話

数年前に脳梗塞で半身不随になった妻(老人)を、夫(老人)が介護していた
娘がいたが、同居せずに少し離れた所で暮らしており、時折様子を見に来ていた

ある日、近所の住民から「最近夫婦の姿を見ていない」との通報が
警察に届いたので警察官が駆けつけると、

妻は浴槽内で、夫は風呂場の床タイルの上で事切れていた
司法解剖の結果、夫の死因は脳出血で妻は衰弱死(溺死?)と判明したが、
問題は死亡推定時刻
実は、夫の方が妻よりも数日早くに亡くなっていた

半身不随になっていた妻を入浴させていた夫は、
寒い時期だった為か脳出血を起こし転倒、そして死亡

浴槽に入っていた妻は半身不随の為、夫を助けるどころか浴槽から一人で出る事も出来ない
風呂場という密閉空間の中、近所に助けを呼ぶことも出来ず、
数日後にその生涯を終えたらしい


葬儀に参加した人がいうには、「もっと頻繁に様子を見に行っていれば、
このような結果にならなかったのに」という、

親の死を嘆き悲しむ娘の姿がいたたまれなかったそうだ

目の前で大切な伴侶が死んでいき、その伴侶を助ける事も助けを呼ぶことも出来ず、
数日間じわじわと死が近づいくのを味わって亡くなった妻の気持ちを考えると、後味悪い



153:本当にあった怖い名無し:2013/08/28(水) 00:39:12.60 ID:ehyeLgGm0
>>149
ご冥福を祈るわ・・・



243:本当にあった怖い名無し:2013/08/30(金) 18:50:57.28 ID:rABGuGS80
釣りをしていると一羽の鴨がやって来る。
餌をねだるわけでもなく、釣りの邪魔も
しないので何の問題もないけれども、
釣り人の間では、何で来るんだろ?と
少し話題になった。

後に理由がわかった。釣り人がいない時、
その鴨が鴨の集団にいじめられていたのだ。

釣り人はしばらく同じ場所に留まるから、いじめを避けるために寄って来てたんだな



245:本当にあった怖い名無し:2013/08/30(金) 20:06:33.41 ID:l1gWSiKY0
>>243
何それ実話?
うまく言えないけどもやもやがすごい
鳥の世界も色々あるんだね



248:本当にあった怖い名無し:2013/08/30(金) 22:22:51.64 ID:9l4DqfxS0
そんなカモが寄ってきたら優しくしてあげたい。
でも、人間に慣れすぎるとますますカモ集団から浮きそうだ



264:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 10:08:16.67 ID:ip+Dl5t6i
アリtoキリギリスってコンビのコント「耳」

一人で両親の帰りを待つ息子、義之。
最近父は帰りが遅いので、心配している。
そこに父が会社から帰ってくるが、なんと父のワイシャツは血で真っ赤に染まっていた。
驚く義之だが、父は「父さんがゴキブリ一匹殺せないのは知ってるだろ」と笑う。
まさか、怖がりの父が殺人なんて出来るはずないと思う義之は、
それ以上深く追求するのをやめる。

しかし、偶然つけたテレビのニュースで
「耳だけを切り落とす」連続殺人鬼の報道を見て、
父への疑惑を深める義之。



265:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 10:14:12.25 ID:ip+Dl5t6i
父は、義之を背後から見て「いい耳をしてるな」とささやいたり、
母がカラオケに行っている事を知ると「命拾いをしたな」と恐ろしい顔で呟いたり
ところどころで本性を現し始める。
途中で、腹が減ったという父のためにリンゴを剥こうと立ち上がった義之。
包丁を取りに行こうとする彼に、父は「ナイフならあるぞ」とポケットから
ナイフを取り出した。
義之は、いよいよ父が、ニュースで見た連続猟奇殺人鬼だと確信する。
問い詰めると、父はあっさりと自分が殺人鬼であることを明かし、
殺人の楽しさを息子に熱弁し始める。



266:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 10:27:15.55 ID:ip+Dl5t6i
父が最初に殺人を犯したのは一ヶ月前。
電話で、夜の人気のない公園に相手を呼び出した。
その後、わずか一ヶ月の間に12人殺害。
父は、まずナイフで心臓を貫いて一発で殺す。
すると、返り血が全身に降り注ぐ。それがたまらない。
次に、人体で一番嫌いなパーツである耳を切り落とす。
耳なしの死体はまるで、大好きなドラえもんのように見える。
最後にその耳をちゅぱちゅぱ吸う。それはとても美味で、
このために殺人をしているといっても過言ではないという。



267:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 10:33:37.72 ID:ip+Dl5t6i
義之は警察に自首するよう頼むが、父は拒否し、これからも殺人を続けると宣言。
すると義之は父のナイフを両手に持って構える。
「どうしても自首しないって言うなら…父さんを殺して俺も死ぬ!」
「義之!お前に父さんを殺すことが出来るのか!?」
両手を広げ、さあ来いとばかりに立ちながらも叫ぶ父。
しかし義之は、あっさりと父の心臓をナイフで一突きした。
倒れこむ父に、駆け寄る義之。
「父さんの鞄の中に、今まで殺した人の耳が入っている…
 それをお前が供養してやってくれ…
 お前にも…いつか分かる時が…」
それだけ言うと、父は息絶えた。



271:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 11:15:26.60 ID:+d1sXx5c0
義之は泣きながらも、父のカバンを開けた。
「あった…」
そこには袋に詰まったたくさんの耳があった。
しばらくそれを見ていた義之だが、周りに人目がないのを確認して
突然、その耳にかぶりつきチュウ…と肉を吸い始める。
一心不乱に吸った後、顔を上げ

「あ、うまい」

_____________
結局息子にも殺人鬼の素質があったという。
この後義之が殺すのは、母親なんかなとか思ってた

お笑い芸人の怖いコント、漫才貼る
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4097395.html



275:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 11:37:00.33 ID:ACbPk2xx0
後味悪コントもいいと思うの

あまり後味の悪さを求めるものではないと思われる
小学生向けの劇の台本集がひどい話多かったな

その内の一つが上演された事あったけど、余りのオチに皆どん引きしていたw

タイトル失念、(なんとか)ジュース?だったかな?
主人公の少年が帰宅すると誰もおらず、テーブルにコップに入ったジュースがあるのみ
主人公がそれを飲むといきなりタイムスリップして未来の世界に行ってしまう
未来世界では人々の適性によって完全に職業や階層が6つほどに分けられている
手先の器用な人→技術職、頭がいい人→役人…など
それは早い段階でスーパーコンピューターによって決められ、
一度決まった内容は絶対に覆らない

主人公は過去から来た人間でこの世界の管理データに存在しないので
コンピューターによって強制的に適性を調べられてしまう
それによるとどの区分にもいまいち足りずに適性が見受けられないので
肉団子にするしかないと食肉工場に送られそうになる
逃げ出す主人公

ふと気付くと元の家で主人公は夢を見ていたのだった
起こしてくれたのは帰ってきた妹で「すごくうなされてたよ?」と言われ
「嫌な夢見ちゃっただけさ(あー夢で良かった)」
母親が晩ご飯ができたよーで二人とも退場になるんだが
テーブルにはまだあのジュースがあり妹は飲もうと顔を近付けるが
「くさっ!」と飲まずに置く
終了

夢オチに見せ掛けて夢じゃない、そういう暗黒の未来になるんだと思わせるラストが怖かった
ちなみにジュースがなんであるのか誰が置いたのか等は一切不明だった



278:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 12:08:29.98 ID:z2+fJ2Um0
>>275
だがちょっと待って欲しい。

もしそれがきたるべき未来だとしたら、
主人公はもしかして評価基準を作る側の世代なのではあるまいか。



279:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 15:34:43.57 ID:wwChwGQW0
>>275
それに似たの私が中学一年の時、演劇部でやったよ。タイトル失念。
主人公は中学男子、普通に夜寝る前で、何が何だか分からないままにタイムスリップする。
何故か同級生ののび太みたいな男子と優等生タカビー女子もタイムスリップしてきてた。
ラスト間際にに3人そろって判定機械にかけられる。
タカビー女子は奴隷階級(とはいっても、閉じ込められて何もできない?)発狂?、
のび太男子は何故か大統領で主人公は肉団子で「肉団子なんて、いやだよ~!!」と叫んで、
飛び起きる。
寝坊したみたいで、母親が階段の下からまだ寝てるの!みたいな声がする。
変なジュースとかは出てこなかった。



287:275:2013/08/31(土) 21:02:51.43 ID:ACbPk2xx0
>>279
そっちが正しいかも
奴隷階級がほとんどを占めていて、でも強制労働させられるとかじゃなく
ただブロイラーみたいに閉じ込められるだけってあったかもしれん
なんせ四半世紀年近く前の小学生時代の記憶なんだ、ごめんよ



306:本当にあった怖い名無し:2013/09/01(日) 12:23:03.20 ID:3XTpUZ5u0
「ちびまる子ちゃん」の永沢君の中学時代を描いたスピンオフ漫画「永沢君」から「性格」の巻
ある日、藤木は小杉の相談を受ける
小杉曰く「永沢君と親しくなったは良いが彼の性格がどうしても好きになれず悩んでる」
藤木も小杉の「永沢君に長所ってあると思う?」との問いに
永沢の長所を挙げることが出来ず困ってしまう


そこに永沢が現れ小杉と藤木を「また人の悪口でも言ってたんだろう」と囃しはじめる
かちんときた小杉が「それじゃ一度お互いの性格について話し合おう」と提案したため放課後に永沢の家に集まることになる
放課後、小杉と藤木は永沢の家に遊びにいった



307:「永沢君」性格の巻:2013/09/01(日) 12:27:22.98 ID:3XTpUZ5u0
自室で話し合いがスタートするやいなや永沢は開口一番
「小杉君、君は愚鈍だと思うな自分で自分の頭が気の毒だと思わないかい?」
小杉は必死で怒りを抑え「永沢君は口が悪いなぁ」と冗談でいなした
「藤木君、君は小杉君をどう思ってるんだ?」
矛先を向けられた藤木は焦った
「え、え~と小杉君は良い人だと思うよ。おおらかだし・・・」
「藤木君、君は卑怯だな。いつも卑怯だ」
永沢は冷たく断言した
永沢の言葉にショックを受けて藤木は泣き出した



308:「永沢君」性格の巻:2013/09/01(日) 12:30:58.64 ID:3XTpUZ5u0
小杉は藤木を庇い、永沢に反論した
「でも藤木君は良いやつだよ。卑怯なんかじゃないよ」
「小杉君。ありがとう」と涙ながらに小杉に感謝する藤木
「その良いやつの裏に卑怯が隠されているのさ」
あまりの自分と藤木への暴言に小杉は逆上し、タンカを切ってしまう
「じゃあ永沢君、君は思いやりがなさすぎるよ。藤木君が卑怯で僕が愚鈍だとしたら君は嫌われ者だ。」
部屋には居心地の悪い沈黙が流れた・・・
と、そこへ永沢の母がお茶とお菓子を持って永沢の自室へ入ってきた



309:「永沢君」性格の巻:2013/09/01(日) 12:34:30.37 ID:3XTpUZ5u0
永沢は母親にうつろな目を向けた
「母さん、僕嫌われ者だってさ」
「え!誰がそんなこと言ったんだい」
永沢は藤木と小杉を指差した。
母親はショックで泣き崩れた

「そうですか、うちの息子は嫌われ者ですか・・・この子にも少しは良いところがあるんですけどねぇ」
いたたまれない空気が流れる中先に動いたのは藤木だった
「違います、おばさん!僕は何も言ってない!永沢君をいじめたのは全部 小 杉 君 です!!!!」
小杉は絶句した。



310:「永沢君」性格の巻:2013/09/01(日) 12:39:08.93 ID:3XTpUZ5u0
(なんて卑怯なやつだ!そりゃ永沢君を悪く言ったのは俺だけど・・・でも半分はこいつのために切れたようなものなのに・・・
永沢のいうとおりじゃないか!藤木の良いやつの裏には卑怯が隠れてるんだ)
棒たち状態の小杉の目には
・藤木に泣いて頭を下げている永沢の母親
・その母親に「僕は永沢君が大好きです!永沢君は優しい人だ」と白々しい讒言を並べ立てる藤木
・「母さん、僕藤木君だけにでも好かれていてよかったね」と茶番を演じる永沢の姿がうつっていた。
「藤木君、息子をよろしくお願いします」
永沢の母親は最後に小杉に冷たい一瞥をくれると部屋を退出した



311:「永沢君」性格の巻:2013/09/01(日) 12:41:59.38 ID:3XTpUZ5u0
ここにきてようやく我に帰った小杉は怒りを爆発させた
「永沢君、藤木君、君らは最低だな!」
永沢と藤木は「自分たちは本当のことを言っただけだよ?小杉君愚鈍はいやだなぁ」と小杉をせせら笑った

そのうちに小杉と藤木は「愚鈍と卑怯どっちがましか」という嫌な論争を始めた
「愚鈍は良いぞ、人から憎まれないし誰にも迷惑をかけない!うっかり八兵衛を見てみろ、皆から可愛がられてるじゃないか」
「あんなのただの笑いものだよ。僕はさっきの君みたいになるぐらいなら一生卑怯で良いな」
そこに永沢がぼそりと一言
「僕は両方嫌だな」



312:本当にあった怖い名無し:2013/09/01(日) 16:25:36.80 ID:zYGsNvP90
ちびまるこみるたびに何かと卑怯卑怯言われる藤木より
人が不快になる事しか言わない永沢の方が性格悪いなー
と思うんだけどちびまるこの世界だと違うようだな



314:本当にあった怖い名無し:2013/09/01(日) 17:02:29.33 ID:ZET7IUtm0
>>312
藤木くんはどっちかっていうとただ気が弱いだけな気もするんだよな…
ただ、ごくたまにマジで酷いと思うような行動もするから一概には言えないんだよね…



転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1373345325/
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1376864555/
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