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http://japanese.engadget.com/2013/09/11/iphone-5s-a7-ios-7-5s/

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iPhone 5sファーストインプレッション。A7チップ、指紋センサ、iOS 7で新世代感ある「5s」 - Engadget Japanese


深夜の新 iPhone 発表の興奮も冷めぬやらぬまま、国内でも iPhone 5s のタッチ&トライが行われました。すでに詳細な仕様などはお伝えしていますが、ここではいち早く実機に触れた印象をお伝えします。
新色の追加はあったものの、外観こそ従来モデルの iPhone 5 から大きく変わらない iPhone 5s 。しかし、インターフェイスが iOS 7 となったことで、全く違う端末のように感じるから不思議です。

アップル iPhone 5s 実機



新搭載A7プロセッサ

64bitの新プロセッサ A7 を搭載して爆速なのか? というと、もしかするとそこまでの速度を感じないかもしれません。それは、iPhone 5でも充分にサクサク操作できたためで、仕様上、基本性能は格段に上がっているものの、Web閲覧や一般的なアプリの利用ではそこまで効果を感じにくい印象です。



それでは、どういった時に新チップの実力を感じやすいのか。アップルの説明員は、CADアプリや高いグラフィック処理が必要なゲームなどで体感しやすいと話していました。今後、64bitに最適化されたアプリが登場すると、性能の違いが体感しやすくなるものと見られます。

ただし、64bitに最適化したアプリの場合、32bitの iPhone 5cやiPhone 5以前のモデルでは非対応。iPhone 5sからはこれまでの32bit対応アプリは利用可能となります。

120fpsのスローモーション動画撮影

現時点でA7プロセッサ搭載の iPhone 5s のみに対応した注目の機能が、スローモーション動画撮影機能。カメラ機能から「スローモーション」を選ぶと、720p、秒間120フレーム(120fps)のスローモーション撮影が可能。通常のビデオは30fpsですから、1秒間に約4倍のフレーム数となります。

しかも、撮影した動画はどの部分からスローモーションをかけるか選べるため、たとえば、子どもの運動会で盛大に転ぶお父さんなどを撮影した場合、力走するシーンは通常再生で、転ぶ直前からスローモーションにする、といった利用が可能です。カメラは手ぶれ補正機能に対応しています。



また、シャッターボタンを長押しすると1秒間に10枚連続撮影する Burst mode が利用可能。Instagramのような正方形の写真が撮影できる機能や、印象的なエフェクト処理を確認しながら撮影も可能です。

ホームボタンには指紋センサー

ホームボタンに新たに搭載された指紋センサーは、最大5本の指を登録可能。状況に応じて両手を使うようなユーザーも利用しやすいセキュリティ機能です。



指紋の認証は、指をすべらせる必要はなく、ホームボタンを一回押すだけ。指の角度がいつもと異なっても360度、どの角度からも認証できます。

なお、認証は端末のロック解除とiTunesでの楽曲購入時などに利用するのみ。アップルのサーバー側に認証データは残さず、端末内に格納されたデータと照合して認証をかける仕組み。セキュリティを維持するため、アプリ開発者向けに指紋認証に関する情報は公開しない方針です。

このほか、これまでの端末ロックに採用されてきた数字入力などのセキュリティ機能も利用可能です。




現時点でドコモのテザリング対応

なお、発表会はドコモを含めた各社のSIMカードを装着した実機が並びました。アップルの説明員によると、

これまで同様にSIMロックがかかった状態で販売するのかは、キャリアさんが決めること。テザリングについては、現状3キャリアともに利用可能な状態にあるが、発売時にどうなるかはわからない。(今回、初めてiPhoneを発売するドコモについて)、詳細はわからないが、MMS(メール)の準備を進めていると聞いている

と話していました。端末の価格や料金プランについては、後日、各携帯電話事業者が発表する予定です。