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今日は13日の金曜日。気分はジェイソンってことで、エクソシスト、サイコ、エルム街の悪夢など、多くの観客を震え上がらせたホラー映画の撮影場所をめぐる観光案内をすることにしよう。映画のシーンを思い出しながら、これらの場所を訪れるのも悪くないのかもしれないし、衝撃的な出来事に出合えちゃうのかもしれない。
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1.サイコ
ヒッチコックのファンはロサンゼルスにあるユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに行けば、有名な映画『サイコ』のセットを見ることができる。そこではあのベイツ・モーテルやベイツ・マンションといったセットを見て回るツアーがウリなのだ。
2.ハンニバル
『羊達の沈黙』の続編、イタリアはフィレンツェに渡ったハンニバル・レクターの映画だ。ハンニバルは1400年頃に建設され、今もなおフィレンツェで最も美術的価値が高い建物の一つにあげられるカッポーニ宮に住み、カッポーニ図書館で司書になる。アルノ川の向こう、ベッキオ宮でのバルコニーでの凄惨なシーンは、中世イタリアの頃に実際にその場所で起こった殺人からヒントを得たものだ。
3.オーメン
1970年代に公開された映画『オーメン』の中で、神父が避雷針で串刺しにされた場面を覚えているだろうか?このシーンはロンドンのテムズ川の岸辺に広がるビショップス公園の中に建つ、英国国教会のオール・セインツ教会で撮影された。
4.悪魔の棲む家
勇気がある人は1979年に公開された映画、『悪魔の棲む家』(日本での公開は1980年)の舞台になったアミティビルの家を訪ねてみてはどうだろう。この家はNY州ロングアイランドに建つコロニアル風の家屋で、現在ここを訪れるのはピンポンダッシュが好きな映画ファン達ぐらいだと言われている。
5.ローズマリーの赤ちゃん
ホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』には、新婚のローズマリーとガイ・ウッドハウスが入居し、悪魔のようなお隣さんと遭遇する、というストーリーの舞台として、このゴシック様式のダコタ・ハウス(映画の中では"ブラムフォード"という名で呼ばれた。)が登場した。この住宅は1880年代にNYの72番街-セントラルパーク・ウエストに建設された。内部の部屋数は4つから20まで変えることができ、天井は高く、床は硬い木材で覆われている。このダコタ・ハウスに住んだ有名人にはローレン・バコール、コニー・チャン、ポール・サイモン、そしてジョン・レノンなどが名を連ねている。
6.ハロウィン
ロサンゼルスのグリフィス・パークはこのホラー映画『ハロウィン』の中で、10歳のマイケル・マイヤーズが学校のいじめっ子ウェスレーを殺す舞台になる森に使われた。彼の殺人鬼としての歴史はここから始まった。グリフィス・パークの面積は4およそ17平方km以上もあり、そこにはピクニックエリアやハイキングコース、山道や運動場、そしてテニスコートまであるほど広大だ。
7.アンデッド
1957年にアメリカで公開された『The Undead(アンデッド)』では2人の霊媒師が一人の女性を過去に送り込む。中世の時代に着いた彼女は、その時代に生きる"前世の自分"であり、かつ魔女の疑いをかけられ窮地に立たされていた女性ヘレーネを見つける。この写真はそのヘレーネの自宅だ。「魔女の家」として名高い「Spadena House」はカリフォルニア州ビバリーヒルズにある。その変わった形の屋根や色彩はまるで『ヘンゼルとグレーテル』のお話に出てくるみたいだ。
8.エクソシスト
エクソシストの舞台はワシントンD.C.のジョージタウンにあるMストリートの突き当たりにある。この映画の中で、リーガンを救おうとしている間にカラスという名の神父が悪魔に取り憑かれる。そして神父は悪魔もろとも窓を突き破り、階段から転落して死んでしまう。もちろん撮影時にはちゃんと工夫がなされていた。スタントマンはゴムで保護された階段で、そのシーンを2回演じたそうだ。
9.インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアは、吸血鬼であるレスタトが、ルイという名の男を吸血鬼にしてしまう話。ルイジアナ州でルイがレスタトに初めて出会ったとき、ルイは美しい農場で暮らしていた。映画内のルイの家は、実際にはロサンゼルスはバシュリーにある"ミシシッピ川沿いのオーク・アレー農園"だった。元はさとうきび畑だったが、現在この場所は一般開放していて、非営利団体が運営している。また、ここは"アメリカ合衆国が定めた歴史的建造物"として保護されている。
10.13日の金曜日
ニュージャージー州にあるこのブレアーズタウン・ダイナーは、ホラー映画『13日の金曜日』の撮影に使われた。映画の中でクリスタルレイクのキャンプ場のオーナーは食品などを仕入れるために町へ行き、そのダイナーに立ち寄る。その頃見えない殺人鬼によってキャンプ場のスタッフ全員が切り刻まれているなんて知らずに、だ。ブレアーズタウン・ダイナーはバーガーやサンドイッチ、フライドポテトやシェイクといったアメリカンなメニューが揃っている典型的な食堂で、手頃な価格で家族も気兼ねなく行けるファミレスみたいな所だ。
11.ブレア・ウイッチ・プロジェクト
映画『ブレア・ウイッチ・プロジェクト」のストーリーは、"映画作りを勉強してる3人の大学生が、伝説のブレア・ウイッチのドキュメンタリーを作ろうとメリーランド州バーキッツビルに訪れたものの、そのまま消息不明になってしまった"という前提で話が進んで行く。この映画は彼らが落としたフィルムなのだ。その中には実際のバーキッツビルの町の映像も入っている。バーキッツビルは本当はメリーランド州フレデリック郡に位置する人口200人に満たない小さな町なのだ。
12.ウルフマン
1941年にアメリカで公開された映画『狼男』のリメイク作品が、2010年に(邦題は『ウルフマン』)公開された。この映画の中で"タルボット城"と呼ばれる大きな館に住むタルボット一家が登場する。その家族は残忍な狼男になってしまう。ここに登場するタルボット城は本当は"チャッツワース・ハウス"という名の館で、イギリスのノース・ダービシャーにあるデボンシャー公爵とその家族の邸宅だ。この豪華なお屋敷の敷地は35,000エーカー(約142平方km)もあり、その中には数々の庭園はもちろんのこと塔や、お店まである。
13.狼男アメリカン
こちらはロンドンを舞台にした英米共同製作のホラー映画で、2人のアメリカ人が狼男に襲われてしまうというストーリー。そして殺されてしまったことから夜になると動物に変身する能力を得る。デビッドとジャックそして狼男となったデビッドに殺された犠牲者達がウエストロンドンのピカデリー・サーカスの映画館で戦いを繰り広げる。ピカデリー・サーカスのシャフツベリー・アベニューの角にあったその映画館は、かつてはエロス・ニュース・シネマの娯楽施設だったが現在その場所にはGAPの店舗が入っている。
14.羊達の沈黙
この作品の中でジョディ・フォスターは、別の殺人者を捕まえようとする連続殺人犯、ハンニバル・レクターに協力するFBIエージェントを演じる。彼女は捜査の際にカーネギー自然史博物館を訪れ、ある昆虫学者に出会う。ちなみにその博物館は米ペンシルベニア州ピッツバーグに実在する。そこには20の美術品と、昆虫や哺乳類のほか植物、化石、宝石や鉱石、そして地質学や人類学に関する展示品が並べられている。
15.エルム街の悪夢
ウエス・クレイブン脚本・監督による人気ホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズ。ある高校生グループが"フレディ・クルーガーという怪物が現れ、自分達を切り裂いて殺してしまう"という悪夢をみるが、その夢がまもなく現実となるというお話。彼らが高校に通うシーンにはジョン・マーシャル・ハイスクールの外観が使われた。そのLAの学校には9年生から12年生(日本での中学校3年から高校3年生にあたる)までの計4,500人の生徒が在籍する。この学校はこの映画だけでなく、他の映画やTVのバラエティ、ミュージックビデオにも多数登場している。
16.シャイニング
『シャイニング』では、主人公の"とあるホテルの冬期間限定の管理人として働く作家"をジャック・ニコルソンが演じた。彼は呪われたホテルの霊の影響で自分の息子と妻を殺そうとする。この映画は、コロラド州のスタンレー・ホテルに着想を得たスティーブン・キングが書いた同名小説をもとに製作された。作品の中に登場するオーバールック・ホテルの外観を撮影するのに使われた建物は、オレゴン州のフッド山にあるティンバーライン・ロッジだった。ここはスキー客の間でも有名な山小屋で、このロッジは『シャイニング』だけでなく他の映画作品の中にも登場している。
via:Horror Movie Locations 原文翻訳:R
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