これほど大きな発見はファン・ゴッホ美術館史上初めて
(館長 アクセル・リューガー)
「ひまわり」「ファンゴッホの寝室」と同時期の1988年、南仏アルル近郊でゴッホが描いた「モンマジュールの夕暮れ (Sunset at Montmajour)」が発見されたとオランダ・アムステルダムのゴッホ美術館が発表
左: ファンゴッホの寝室 / 右: ひまわり
ゴッホ没後に弟テオが所蔵していたこの作品は1901年に売却され、7年後にノルウェーの収集家の手に渡りましたが "贋作" と言われたことで屋根裏にひっそりと眠ってままに
その後ふたたび人手に渡り他の所有者のものとなってしたものを、2011年にゴッホ美術館が最新機器によって鑑定調査を行い本物と断定
「すべての鑑定結果がゴッホの作品であることを示している」
主任研究員のルイ・ファン・ティルボルフは述べています。ゴッホが1888年にテオへ宛てた2通の手紙にもこの作品は言及されていて、7月5日の手紙にこう書かれていたそうです
昨日の夕暮れ時、とても小ぶりのねじれたオークが何本も生えている岩ばった荒れ地にいた。向こうの丘には廃墟があって、谷は麦畑になっていた。それは、これ以上ないほどにロマンチックで、モンティセリの絵のようだった。茂みと地面には太陽から真黄色の光が降り注ぎ、まるで黄金のシャワーだった。 (via. モンマジュールの夕暮れ - Wikipedia)
穏やかに会見を行なう館長 アクセル・リューガーの目にも、抑えきれない興奮が溢れでてしまっていますね。2013年9月24日から同美術館で1年間公開されるそうです
(via. abnote)