633: 名無しさん@HOME 2012/10/01 21:13:57
ようやくひと段落ついた修羅場。
ある日の夕食、同居の兄嫁が妊娠したと発表、同時にその種が夫(兄)ではないと爆弾投下した。
全員絶句した。
その日は話し合いにならず次の日、兄嫁両親も召喚して話し合いになった。
兄嫁親が家に到着すると兄嫁が「こんな大げさにしなくったって」と言い出した。
大げさとかじゃないだろうと兄嫁親が叱り、そこから先は私は別室待機した。

結局、妊娠は兄嫁の狂言だった。
その頃は兄の仕事が忙しく真夜中帰宅が多かった。
うちの両親も自営で繁忙期、私もちょうど仕事が立て込んでた。
それでさびしかったから妊娠したと言って気を惹きたかったらしかった。
妊娠だけじゃインパクトが少ないって思ったのと兄嫁は言い訳してた。
他の男と浮気するかもという危機感を煽れば夫が早く帰宅してデートしてくれると思ったんだそうだ。
自営を手伝わせてもらえないしお手伝いもさせてもらえなくてさみしかったと何度も言ってた。
でも 絶対自営は手伝わせない、完全二世帯でお互いの家には入らない、家事は兄夫婦世帯の分のみしか兄嫁にはさせないというのが兄嫁本人と兄嫁親の強い希望だった。
なのに小姑ちゃん(私)は兄夫婦世帯に遊びに来てくれない、お茶に呼んでくれない、何もお願いしてもらえないと嘆く兄嫁。
実際には他の男の子供は身ごもってなかったんだから許してやってほしいと兄嫁親は頭下げてたけど、兄の中で何かぷっつり切れたらしい。
激昂することもなく悪口も言うこともなく、
「嫁ちゃん、ごめんな、俺はもう気持ちが続かんよ。他のことならいくらでも頑張るけど、好きとかの気持ちばっかりは頑張り方が分からんよ。もういいよ。
お互い自由になろう。嫁ちゃんも嫁ちゃんの気持ちを満足させてくれる相手を自由に探せるようになったほうがいいだろ。俺はもう無理だよ」
いつもは冗談ばかりでお調子者っぽい兄が別人のように見えた。
キャーとかキーみたいな声で兄嫁が絶叫してて、その目の前の兄は正座で淡々としてた。