(Photo: Eltiempo)
「マウスにオペラを聴かせるというと人々は笑うかもしれませんが、この実験結果は生命にとって重要なものとなります」
米・ハーバード大で9月12日に開催された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に贈られるイグノーベル賞授賞式で、帝京大医学部の新見正則准教授、内山雅照助教授ら7人のチームによる「オペラが心臓移植したマウスの生存期間にどのような影響を与えるか」という実験結果が受賞
通常、心臓移植手術を受けたマウスは免疫を抑制しないと拒絶反応によって平均7日間で死んでしまう。そこで新見准教授のチームは若い成体マウスに心臓移植を行い10種類のサウンドグループに分け実験を行った
すると、ジュゼッペ・ヴェルディ「椿姫」を聴かせたマウスは26.5日間生き延び、モーツァルトでは20日間、エンヤの楽曲では11日間という結果となり、なにも聴かせなかったグループ、6つの異なる周波数を聴かせたグループでは変化は見られなかった
新見准教授は「他の科学者たちからは、やんわりとこの結果には同意できないとの御意見を頂きました。しかしながら、その後ほかの音楽を聴かせても目立った延命は起きなかったのです」と語り、さらに血液検査ではオペラが移植臓器による拒絶反応を防ぐのを助ける重要な細胞を生成していたと説明
「長年に渡って免疫のフィールドで研究をしている医師が、次なる段階は "脳と免疫系をリンクすることだ" と言ってくれました」とコメント、受賞に際しては「音楽の力を証明できたことを誇りに思う」と聴衆に語った
( °Д°) スゲー!!
音楽で細胞が生成とか、胸が熱くなるな