1:依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★:2013/09/14(土) 21:36:28.61 ID:???
 複雑な形の構造物も3次元のデータがあれば、樹脂などを材料に使い、思い通りに作り
出せる。3Dプリンターは、製造業の復興を目指す米国をはじめ、日本でも経済産業省の
平成26年度概算要求に最優先課題として開発費が盛り込まれるほど研究熱が高まっている
。すでに産業界では、試作品や特殊な部品づくりなどに使われ、家庭用の廉価版の装置も
販売されている。ベストセラー「メイカーズ」(クリス・アンダーソン著)の「なんでも
生み出す魔法の杖(つえ)」との評価は、やや期待が先行している感があるが、今後、
関連技術を含め総力戦で臨めば大化けの可能性がある。

◆日本人が発明した

 この最先端の技術は、実は33年前にまず日本人の研究者が発明し、続いて米国の研究者
も同時期に発表していた。優れた産業技術のシーズ(種)をいち早く見極め、時代のニーズ
(必要性)を掘り起こして育てることの大切さを示す実例でもある。
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 3Dプリンターの仕組みは、コンピューターで複製したい実物をスキャンするなどして
3次元のデータを作る。立体を輪切りにしてみれば、平面の積み重ねになることから、
プリンターはデータに基づいて下部から順番に平面の造形を印刷していくのだ。紙を地図の
等高線に合わせて切り、重ねて貼って立体地図を作るようなものだ。このさい、材料を必要
な部分だけ固めて残すために光(紫外線)を使う光造形法などがある。

 この光造形の技術を昭和55年に世界で初めて発明して特許を取り、国内の学会誌や米国
の雑誌で論文を公表したのは、現在、名古屋市で弁理士を務める小玉秀男さん。名古屋大学
で地球物理学を専攻したが、大学院修士課程を修了後、「実用的な工学の研究をしたい」
と52年に市工業研究所に入った。そこで印刷技術を使う半導体の製造や光を当てると
固まる樹脂などを目の当たりにして、3Dプリンターの発想がひらめいた。

 その論文の発表後、小玉さんの元に企業からの問い合わせはあったが、製品化に至らなかった。
その1年後に米国の企業研究者も独自の論文を発表したことを知り、小玉さんは、手紙を
出したが「こちらも反響はない」との返事だった。「最初の論文に掲載した家の模型が丸太
小屋のような出来だったので精度の面で価値が理解してもらえなかったのでしょう」という。

ソース
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130908568.html
転載元:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1379162188/l50






2:@@@ハリケーン@@@φ ★:2013/09/14(土) 21:37:22.87 ID:???
>>1のつづき

◆日米の環境の格差

 その後、小玉さんは弁理士に転身し、そこで思わぬめぐりあわせに驚く。米国企業が
日本で3Dプリンターの特許を申請しているが、受け入れられるかどうかを、日本の商社が
相談に来た。なんと、その技術は小玉さんの発明と同様だった。調べたところ、小玉さんの
特許は発明者として認められていたが、特許料など「権利」を取得するための出願審査請求
の期限(7年)が過ぎていた。商社は億円台のライセンス料を払わずに済んだが、小玉さん
の特許権による収入はゼロということになった。

 小玉さんは、平成7年に英国のランク賞財団から、光電子工学に貢献したとして表彰され
る。同時受賞者はチャック・ハルさんで、小玉さんの発明のあとに光造形技術の特許を取得
し、米国で企業を立ち上げて、3Dプリンター装置などを製造する大メーカーに築き上げた
。日米の産業育成環境の違いがうかがえる。小玉さんは「私の研究が空想でなく実際に役立
つことがわかってうれしい。研究は取り組んだ100人のうち99人は失敗する。苦しい
中でも1%の成功のために取り組むのが研究者です」と振り返る。

◆研究開発が進む

 現在、日本では、産業技術総合研究所など産官学の連携で次世代3Dプリンターの研究
開発が進んでいる。自動車の部品など日本のお家芸である鋳物づくりがアジア各国の攻勢に
あっていることから、鋳型として製造に不可欠な「砂型」の製造をターゲットにした。鋳造
は砂型に溶けた金属を流し込んで行うものの、複雑な形状だと砂型を作るための型が必要に
なる。この工程を省いて、一気に作り上げるもので、従来の10倍の速度をもつとともに
高精度、安価な装置を開発するのがねらいだ。

 3Dプリンターは開発途上にあり、大型の産業用から小型の家庭用まで登場しているが、
機器の実力の差は大きく、精度、材料費など課題も多い。しかし、人工骨など医療用や
日用品、アートなど多方面でアイデアは膨らんでいる。その夢をテコに革新的な技術を開発
してほしい。(論説委員・坂口至徳)

-以上-


5:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 21:40:39.09 ID:Tr9w3fq8
企業の網にはかかってはいるんだよな。
だけどビジネスとして成功するとは思われなかった。


7:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 21:42:34.37 ID:bUSRMmZL
製品にまで落とし込めないなら何を発明しようと一緒


8:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 21:43:18.52 ID:74mxVdvc
何故か英語版のwikipediaには前から日本人のこの人発明なの明記されてるのに、
日本語版では一切触れられてないんだよな。


13:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 21:47:23.59 ID:qKEM4k5X
池袋のヤマダ電気でプレゼンしてるの見たけど

素材が限られるしコップを製作してると
プログラムの最初と後の継ぎ目が雑で
円の一部分がザラザラしてるのが製品化の難点だった

これから伸びる機械だとは思うが膨大な開発資金をどこが出すかが
ネックだと思う。


24:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 21:56:45.01 ID:dwJf5bSa
何か思いついたら日本から脱出してアメリカに行くのが近道


29:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 22:03:06.89 ID:U/3lYhZo
まぁ、多分どっかの自称発明家と同じレベルで、んな起源云々を述べたところで実物やら文化として
根付いてないとそれは無価値に等しいので。


43:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 22:26:46.35 ID:RKQqlcIL
これに限らず、いまだに眠ってる種もあるんだよな。


47:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 22:38:02.01 ID:9ukNT5th
昭和55年の日本なら「で?」て言われて終わりだったんだろうな


50:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 22:47:26.82 ID:s3k9nex6
こういう個人のアイデアは自分で起業して作るのが1番いいんだが、日本だとスポンサーがつきにくいんだな


55:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 22:57:04.34 ID:4aylAlIx
昭和55年は1980年。30年前の発明がいま大活躍は。

時代に早すぎたんだな。


63:名刺は切らしておりまして:2013/09/14(土) 23:55:55.27 ID:W/+MeGeu
一歩間違えれば、CDMAのような特許頃の餌食になってたんだな。


79:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 02:19:12.16 ID:D5x8b3tl
これは素直にすごいな日本


80:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 02:33:00.84 ID:UlTjtMgB
日本が凄いわけじゃなく作った人が凄いだけだろ


87:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 07:51:04.33 ID:TiOmMHDI
バカな記者、連中の為に解説すると
特許が切れたから、今ブームなんだよ。
まるでわかってない。


91:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 08:07:40.63 ID:59hlBcWr
今でも精度が悪いのに30年前じゃ職人で間に合うと判断されたんだろな
特許出願していなかったってのも日本らしい


92:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 08:17:14.39 ID:hmbZvhGb
方法はいろいろあるにしろ、初めてコンセプト出したってのは凄い事。
そこは日本人としてもきちんと評価して宣伝もした方が良い。
それと、本当に使い物になる物を作るのはまた別の話な訳だけど。


95:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 09:41:32.75 ID:VwabOFlh
こういう、後から、実は日本人も、みたいな話は毎度のごとく聞くけど
あまり好きじゃないねえ。


97:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 09:48:01.57 ID:VtepA3Pb
>>95
これとか八木アンテナとかエアバッグとか、
日本人の先見性の無さの宣伝にしかならないからな。


99:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 09:57:11.74 ID:VwabOFlh
先見性や物事の評価が上手くない事と、それでいて権威に弱い。
実績がないと認めないから、こういうものを作っても評価されない


106:名刺は切らしておりまして:2013/09/15(日) 14:11:46.03 ID:hmbZvhGb
これからの日本にはオリジナリティを評価するということがもっと必要。
イチャモンつけるだけなら誰にだって出来る。

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