映画をいくつも見ていると、似たシーンや実際にはありえないシーンなどに気付いてしまい、うんざりしてしまうことがあります。
「映画でありがちなストーリー展開など、もう見たくないと思うシーンはありますか?」という、海外掲示板の投稿が盛り上がっていました。
そのうちの興味深い回答をご紹介します。
●主人公が銃を撃ち、銃弾が空っぽになると銃を投げ捨てる。
●戦争映画に必ず出てくる男で、自分の妻などの写真を持っているんだ。そしてその男がどうなってしまうか、その時点でもうわかるんだ。(死亡フラグ)
●非現実なほど賢くて思慮深い子供が、大人に知識を与えているシーン。
●彼女の出発を止めるために、空港まで急ぐ男。
●↑それを現実版で見たい。空港を走り、セキュリティを通り抜けようとしたところで、職員にタックルされ、自分の大事な女がロンドンに向かってしまうのだが止めないといけないという説明をする。ここで映画なら「彼女を追え」と進ませてくれるが、実際は拘留所に5時間ほど、身分証明が出来るまで待たされるだけだ。
●探偵がなぜか仕事のないときに事件に出くわし、謎を解決すること。
●長く深い会話をしていた男女がだんだんロマンチックになっていき、2人がもうすぐキスするというところで、パーティにいる第3者がどこかで大声を出し、中断した2人がそこに助けに行かなければいけなくなる。
●1人の登場人物がもう1人に何かの理由で怒りだすが、別の登場人物が偶然にそこを通りかかったために、悲しそうな顔で走り去る。
●この上ない危険な悪党が自分を追いかけてくる。ケガはしてないけど絶体絶命だ。なのにわざわざ2階に逃げる。あるいはもっと不可能な袋小路に逃げる。
●悪漢が死んだかと思われるシーン。主人公が夕日に向かって歩き出す。そこで悪漢がなぜか最後の1発では死んでなかったことになる。
●主人公と他の登場人物が窮地に立たされている。映画は3分の2くらいのところで、見通しはかなり悪い。誰かが何とかしなくちゃいけないというシーンで……
主人公:なぁ、みんな、クレイジーだが我々を救う良いアイデアを思いついたんだ!
みんな:それをやろう!
ひねくれ者:気でも狂ったのか。
主人公:オレを信用してくれ
ひねくれ者:オレは誰も信用しないんだ。
主人公:この計画はお前なしではうまくいかないんだ。
ひねくれ者:お前はわかってない。何もうまくいかない。何かをする価値なんかないんだ。
主人公:そうかもしれない。でも……。
ひねくれ者:お前は時間を無駄にしている。成功なんてしない。もうここで死ぬしかないんだ。
主人公:そうさお前が正しいさ。これは成功しないさ。少なくともお前なしには。
ひねくれ者:すまない、おれには出来ないんだ。今まで失敗を何度も見てきたんだ。
主人公:お前にぜひ参加してほしいんだ。
ひねくれ者:ダメだ。
主人公:頼む。本当にお願いだ。
ひねくれ者:わかったよ。やるよ。
●いったいどの線を切ればいいんだ? 赤い線? それとも青い線? もう時間がない!
●「いったいどれくらいここに立っていたの?」
「もうずいぶんと長く!」(ここで泣きながら駆けだす)
●ランチで2人の人間が会う。何かが起こる。そこで1人あるいは2人ともランチに手をつけずに去るんだ。
●ハッキングのシーン。CIAの重要ファイルに入りこむのに打ちこんでいるのは Ctrl+Alt+Delete。
●怒った警察部長が怒鳴っていて、「48時間? お前には解決まで24時間しかない!」とドアを閉めていく。そして映画が進むとどこかで、「銃とバッジを返せ」となり、ヒーローは一人で解決するはめになる。
●女性が走って転ぶところ。
●トム・クルーズが走るところ。
あるあると思われるいろんなシーンは意外に多いものですね。
ですがお約束なシーンが一切なくなっても、それはそれで寂しい気もします。
If there is one scene I never want to see in a movie again