森の中に迷い込んでしまった少年、雪で視界が遮られどこにいるのかもわからない状態に。そこに現れた1匹の黒いオオカミ。オオカミは少年に語りかけた。「生き残りたければ自分についてこいと。」
オオカミは負傷をしており長くは生きられない。このままでは自分のこどもたちが死んでしまう。そこで少年に取引を持ち掛けた。「今ここで自分を殺してくれれば、毛皮もやろう。肉もやろう。毛皮は寒さをしのぐし、肉は食糧となる。それでおまえは生き延びられるだろう。そのかわり誓ってくれ。自分の子どもたちを守ってくれ。ちゃんと面倒を見て餌を与えてくれ。」
少年はこの取引に応じ、オオカミを殺した。ところが・・・
フランスのフィルムだけに、ハッピーエンドでは終わらないあたりがダークなのだが、これは童話にある「オオカミ少年」の話の、また別の表現なのかもしれない。
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コメント
1. 匿名処理班
フランスのお国柄ってこういう感じなのかな?
2.
3. 匿名処理班
綺麗な映像だね。
何通りも解釈できるけれど、さてフランス人はこういうの見て何を思うんだろう?
そっちの方が興味あるな
4. 匿名処理班
結末そうきたか、、、
別にハッピーエンドでなくていい。
ただ、何を伝えたくてこれ作ったんだろうって疑問が残ったから悶々とした。
フランス産だしメッセージ性なんて別に追求しなくていいのか。
うーーん!!!モヤっと!!
5. 匿名処理班
嘘をついた少年が悪い。死んで当然。あの狼の子たちも死んだだろうな
6. 匿名処理班
ちょっと絵がゼルダっぽいなと思った
よく神話とかに登場する獣の神は
獣の皮を被った人間という説があるらしい
ウールヴヘジンとかベルセルクとか
少年は毛皮を着て文字通りオオカミになったわけだけど
何故子オオカミから逃げたのかがわからないな
7.
8. 匿名処理班
最後の少年の母親(なのかな?)の行動をどう捉えるか、人それぞれで違いがあるのかなと。作風から何となくハッピーエンドにはならないんだろうなと感じたけど、丁寧に作られてるな。