インテル、赤ワインでプロセッサを駆動させるデモを公開
近年、低電力化が著しいモバイル向けプロセッサの世界ですが、そういったプロセッサの省エネ性がひと目で分かるデモが、インテルの開発者向けフォーラム「Intel Developer Forum 2013」の会場で公開されました。これは、プロセッサの電源として赤ワインだけを使用するというもので、最新のCPUがいかに少ない電力消費で駆動しているかがよくわかる実験となっています。
ワインがバッテリー代わりになるというのは、一見すると不思議な光景ですが、原理的には中学校の科学実験で扱う「ボルタ電池」と同じ仕組みとなっています。
具体的には、硫酸や塩酸などといった酸性溶液の中に異なる金属板を浸すと、金属の表面で化学反応が発生、これによって電流が流れるという仕組みです。今回のデモでは、ワインに含まれる「酢酸」によって電極とワインの間にイオンのやり取りが起こり、これによって発生した電流がプロセッサを駆動しているというわけです。
ボルタ電池の仕組み。負極側の亜鉛が溶解することで発生した電子が
導線を伝って正極側に移動し、液中の水素イオンと反応する。(画像元)
残念ながらこのボルタ電池、電極が徐々に腐食してゆくために長時間使用可能というわけでは無いのですが、このような単純な仕組みでも最先端のプロセッサを動かすことが出来るというのは、なんだかおもしろいですね。
[The Register via Phonearena]
ワインをこんなグラス一杯に注ぐことって普通ないよな…というどうでも良い感想を持った
実際、ワインで電気発生した場合、電流と電圧はどれくらいでてるんだろう
川島なお美・石田純一「仕事が来ると聞いて」
実験に使ったワインはスタッフがおいしくいただきました。
酸化してめっちゃ酸っぱくなってそう…ビネガーとして使ったんだろうか?
図を見れば分かると思うけど、亜鉛が溶け込んでいるから飲んじゃ駄目だぞ。
スタッフ「……ぇ゛。」
亜鉛ならいけるくね?
増毛にも効果あるよ
いけるくね..?
山形の人間か?
よし、次はバクダッド電池で。
なるほど、これが奥座敷が飛ぶしくみか
まぁワインは、波紋探知機になったり、波紋カッターになるから、
不思議ではないな。