オニイソメはそのデスワームばりのエイリアンちっくなボディもさることながら、貪欲でアグレッシブな捕食形態で知られている。海底に潜り、顔だけ出して、近づいてきた獲物を、その強靭な口(吻)で切り裂いていく。
ミノカサゴの戦闘力もなかなかのもので、背鰭に毒を持ち、腹鰭の間にはするどい剣を持っている。好戦的で人間にすら向かってくることもあるという武闘派だ。この両者の対決映像がYOUTUBEに公開されていた。
さて軍配はどちらに!?
ミノカサゴの戦闘力をもってしても、オニイソメの素早いさと、食らいついたら体が引き裂かれるまで離れない強靭な口の力にはかなわなかったようだね。
ということで、前にも紹介したことがあるのだが、改めてここで勝者、オニイソメのアピールタイムだ。
オニイソメは5本の触手とワームのような体が特徴の海の荒くれ者。体長は最大で約3mまで成長し、強靭な顎を持ち、5本の触手で獲物を感知したら、目にもとまらぬ速さでガブっと食らいつく。捕まったら最後、体が引き裂かれるまで離してはもらえない。
オニイソメの生態に関しては、まだ不明な点も多い。そもそもどうやって獲物を吸収するかもよくわかっていない。なぜなら直接観察されたことがないからだ。
ただ、餌となる動物が自分よりも大きい場合には、安全に摂取できるように、相手を麻痺させたり、殺したりする毒を注入してから消化管で消化すると考えられている。
見た目もさることながら、その捕食形態すらエイリアンばりのオニイソメ。日本でも和歌山県白浜町で3mのオニイソメが捕獲されたことがある。港に浮かべられていたイカダの発泡スチロール製のウキの中に潜んでいたそうだ。
カエルアンコウを捕食するオニイソメの映像
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