ジョジョASB ファンの気持ちを裏切った結果
ジョジョASBの評判を地に落としたのは、「キャンペーンモード」というサービスです。キャンペーンモードをプレイしていくと、キャラクターのコスチュームや、カラー変更、あるいは台詞など、自分好みにカスタマイズすることがきる「カスタマイズメダル」が手にはいります。ジョジョASBは「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズという漫画を原作とするゲームですから、自分のこだわりのカスタマイズで楽しみたいという原作ファンのユーザーはたくさんいることでしょう。
しかしこのキャンペーンモード、プレイしようとすると違和感のある説明がでます。「このモードは、エネルギーが溜まっている分だけ、 無料で遊べちまうんだ!」無料で遊べちまうんだ? エネルギーが溜まっている分だけ? なんとも不可解な説明です。
簡単に言ってしまえば、エネルギーが溜まっていないと遊べないモードで、連続して遊ぶには別途課金が必要、ということです。
さらに悪いことには、この課金しなければプレイが制限されるというキャンペーンモードの情報をバンダイナムコゲームスが発売直前まで公開しなかったことです。
ユーザー側は、プロモーションビデオを見て期待して予約し、そして7,980円という決して安くない金額を払ってソフトを購入しました。39万人ものファンが、期待して、信頼して、お金を払ったんです。しかし、キャンペーンモードを遊び、その信頼を裏切られたと感じたユーザーがたくさんいました。中には、騙された、と思った人もいたでしょう。
課金があるからいけない、ということでもありません。高騰する開発費の回収を考えれば、パッケージソフトだってダウンロードビジネスに取り組む必要があります。メーカーとユーザーが信頼関係で結ばれ、良い物を提供するからその分の対価が必要ということであれば、お金なんて惜しくないというファンはたくさんいるはずです。
むしろ、長期に渡ってしっかりとしたお客さんを掴むチャンスだったはずです。そのチャンスをみすみす逃したのです。ユーザーを怒らせ、ゲームの評価は価格と共に地に落ちました。パッケージはとにもかくにも売上が立ったと言えます。しかしダウンロードビジネスをしていくのであれば、ユーザーとの信頼関係が崩れ去ってしまったことは痛恨の極みでしょう。
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