上条「あれ?左手で包丁持ったら強くね?」
●上条「へぇ、まさか白井が泡姫やってるとはな」黒子「やっ」
●サシャ「蒸かした芋を食べるために芋を育てます!」
●クリスタ「好きです! 」俺「仕方の無いお嬢さんだ」
●八幡「雪ノ下を一発ぶん殴ったらめちゃくちゃ従順になった」
●響「まだまだむしゃくしゃする」
●阿笠「できたぞ新一!光彦君がバキキャラっぽくなるスイッチじゃ!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 05:58:15.10 ID:j/olCvo30 [1/28]
上条「なんで気づかなかったんだ俺は」
上条「今まで右手に頼ってきたから背中掻くときとかしか使わなかった左手だけど」
上条「飯を食うときも頑なに使うことだけは拒んだ左手だけど」
上条「包丁持った方が十倍強いよな」
上条「そげぶするときとか手持ちぶさたでとりあえず右手の手首掴んでたけど」
上条「包丁振り回した方が百倍強いよな」
上条「俺はアホか?アホなのか?」
上条「俺はアホだったのか?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:01:57.77 ID:j/olCvo30 [2/28]
上条「そうだ!インデックスに訊いてみよう!」
上条「おーいインデックスー!」
禁書「なにー?」
上条「俺はアホなのか?」
禁書「あほ?とーまが?」
上条「うん、俺はアホなのか?」
禁書「どうしたのとーま」
上条「俺はアホだったのか?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:05:28.71 ID:j/olCvo30 [3/28]
禁書「とーま…」
上条「俺はアホなのか?」
禁書「今日のとーまちょっと恐いかも」
上条「俺はアホな
スフィンクス「ニャー」
禁書「あ、スフィンクス」
上条「俺はア
スフィンクス「ニャー」
禁書「ご飯欲しいのかも」
上条「お
スフィンクス「ニャー」
上条「うるさい」
グサッ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:08:48.51 ID:j/olCvo30 [4/28]
禁書「ああ!スフィンクスが!」
上条「インデックス」
禁書「とーま!どうしてこういうことするの!?」
上条「インデックス」
禁書「今日のとーまちょっと…かなり変!」
上条「変?俺が?」
禁書「とーまのばか!スフィンクスを早く病院に連れて行かなきゃ!」
上条「俺が…バカ?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:12:42.00 ID:j/olCvo30 [5/28]
上条「俺は変なのか?」
禁書「変だよ!かなり変!」
上条「俺が変…」
禁書「どいて!」
上条「じゃあ俺はバカではないのか?」
禁書「電話貸して!」
上条「俺は変だからバカではないのか?」
禁書「もしもし?スフィンクスが…」
上条「それとも俺はバカなのか?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:15:37.70 ID:j/olCvo30 [6/28]
禁書「病院行ってくる!」
上条「待て!」
禁書「止めないで!」
上条「待てインデックス!」ガシッ
禁書「あっ」ツルッ
グサッ
上条「俺はバカなのか?」
禁書「……」
上条「おい起きろインデックス」
禁書「……」
上条「俺はバカなのか?」
禁書「……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:17:25.89 ID:j/olCvo30 [7/28]
上条「ダメだ死んでる」
上条「それにしても…」
上条「俺はバカなのか…?」
上条「誰か教えてくれ」
上条「俺はバカなのか?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:20:27.07 ID:j/olCvo30 [8/28]
外
上条「俺はバカなのか…」ブツブツ
ステイル「こんなところで何をしている」
上条「お前は」
ステイル「ちなみに俺は煙草を吸っている」
上条「……」
ステイル「……」
上条「俺はバカなのか?」
ステイル「…はあ?」
上条「俺はバカなのか?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:24:50.85 ID:j/olCvo30 [9/28]
上条「俺はバカなのか?」
ステイル「ああ、バカだ」
上条「俺が…バカ…?」
ステイル「彼女を置いてこんなところで何をしている」
上条「俺がバカ…」
ステイル「しかもその手に持っている物はなんだ」
上条「バカ…バカ…」ブツブツ
ステイル「頭がおかしくなったのか?」
上条「頭が…おかしい?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:35:47.90 ID:j/olCvo30 [10/28]
上条「俺は頭がおかしいのか?」
ステイル「ああおかしいね」
上条「俺は頭がおかしい…」ブツブツ
ステイル「そんな危険な物早く捨ているんだ」
上条「頭がおかしい…頭がおかしい…」ブツブツ
ステイル「おい」
上条「おかしい…おかしい…?」ブツブツ
ステイル「聞いているのか
上条「うるさい」
グサッ
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:39:19.44 ID:j/olCvo30 [11/28]
ステイル「な…にを…」
上条「俺は頭がおかしいのか?」
ステイル「あ…か……」
上条「なぁステイル」
ステイル「……」
上条「俺は頭がおかしいのか?」
ステイル「……」
上条「俺は頭がおかしいのか?」
ステイル「……」
上条「ダメだ死んでる」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:44:04.00 ID:j/olCvo30 [12/28]
上条「俺は頭がおかしいのか?」ブツブツ
上条「誰か教えてくれ」ブツブツ
上条「俺は頭がおかしいのか?」ブツブツ
神裂「上条当麻、そこまでです」
上条「俺は頭がおかしいのか?」
神裂「殺人鬼と化したあなたをこれ以上は行かせません」
上条「殺人鬼?俺が?」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:47:51.03 ID:j/olCvo30 [13/28]
神裂「ええ、あなたはもはや殺人鬼」
上条「俺が殺人鬼…」
神裂「教会からもあなたの抹殺指令が出
グサッ
上条「そうか!俺は殺人鬼だったのか!」
上条「ははは!よかった!俺は殺人鬼!やっとわかったぞ!」
上条「サンキュー神裂!」
上条「どうやら俺は殺人鬼だったようだ!」
神裂「う…ぁ…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:51:21.38 ID:j/olCvo30 [14/28]
上条「はっ!死ぬな!」
神裂「聖人である私をこうも簡単に…」
上条「死ぬんじゃない!」
神裂「説教モードの私を…躊躇なく…」
上条「お前が教えてくれたんだ!」
神裂「自分の説教は…最後まで…聞いてもらうくせに……」
上条「俺が殺人鬼だって!」
神裂「いいえ上条当麻…あなたはもはや…ただの殺人鬼などでは…ありません……」
上条「俺が…殺人鬼じゃない…だと!?」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:54:00.36 ID:j/olCvo30 [15/28]
上条「じゃあいったいなんだって言うんだよ!」
神裂「あなた…は…もはや……」
上条「教えてくれ!俺は何なんだ?」
神裂「……」
上条「おい!」
神裂「……」
上条「俺は何なんだ?」
上条「俺はいったい何なんだ?」
神裂「……」
上条「ダメだ死んでる」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:54:46.75 ID:j/olCvo30 [16/28]
上条「神裂さんイクの早すぎないですか!」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 06:58:35.67 ID:j/olCvo30 [17/28]
上条「頼む誰か教えてくれ」
上条「俺は何なんだ…」
上条「俺はいったい何なんだ…」
御坂「あ!」
上条「何なんだいったい…」
御坂「ちょっと!待ちなさいよ!」
上条「何だ俺は何なんだ…」ブツブツ
御坂「無視すんなー!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:00:18.06 ID:j/olCvo30 [18/28]
上条「なんだビリビリか」
御坂「ビ
上条「なあ」
御坂「な、何よ」
上条「俺は何なんだ?」
御坂「へ?」
上条「俺はいったい何なんだ?」
御坂「…はあ?」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:04:54.19 ID:j/olCvo30 [19/28]
御坂「何言ってんの?」
上条「俺は何なんだ?」
御坂「バカなこと言ってないで勝負よ勝負!」
上条「バカ?俺が?」
御坂「今日こそアンタに勝ってみせるんだから!覚悟しなさい!」
上条「俺はバカなのか?」
御坂「包丁なんて持って!相当気合い入ってるようね!」
上条「なあビリビリ」
御坂「こちらからいくわよ!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:09:32.83 ID:j/olCvo30 [20/28]
上条「俺はバカなのか?」
御坂「バカよ大バカ!」
上条「俺はバカ…そうか」
御坂「包丁なんて私に通用するわけないじゃない!ほんとナメられたものね」
上条「バカ…俺はバカ…」ブツブツ
御坂「どうせ武装するなら銃とかもっと他の物にすれば良かったのに」
上条「俺はバ…っ!」
御坂「まぁ銃なんて持ったところで意味なんてないけど」
上条「おい」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:12:40.95 ID:j/olCvo30 [21/28]
上条「今なんて言った」
御坂「な、何よ?」
上条「…めろ」
御坂「…?」
上条「銃の話は…やめろ…」
御坂「はあ?なんで?」
上条「銃の話はやめろーーー!」
御坂「きゃっ!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:18:05.30 ID:j/olCvo30 [22/28]
御坂「ちょ…どうしたのよ!」
上条「やめろおおおうおおあ!!!」
御坂「きょ、今日のアンタなんかおかしいわよ!熱でもあるんじゃないの!?」
上条「熱…!やめろ!」
上条「銃!熱!やめろって言ってるだろクソがああああ!!」
御坂「なにコイツ…急に素早く」
上条「熱膨張って知ってるかあああああああ!!?」
御坂「こ、来ないで…!」
上条「きいいいいいいええええええええええ!!!」
グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:22:57.12 ID:j/olCvo30 [23/28]
上条「はぁ…はぁ…」
上条「クソっ!悪いのは俺じゃないのに…」
上条「どいつもこいつも俺のことをバカにしやがって…はっ!」
御坂「……」
上条「おいビリビリ!起きろ!」
御坂「……」
上条「俺はバカなのか?」
御坂「……」
上条「俺はバカなのか?」
御坂「……」
上条「ダメだ死んでる」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:29:52.48 ID:j/olCvo30 [24/28]
上条「俺はバカなのか?」
上条「俺はバカ…」
上条「バカ…バカ…」ブツブツ
ドン
一方通行「オイ」
上条「俺はバカ…俺はバカ…?」ブツブツ
一方通行「待てコラ」
上条「バカ…なのか」ブツブツ
一方通行「肩ぶつけといて挨拶なしですかァ?」
上条「俺は…」ブツブツ
一方通行「聞ィてンの
上条「うるさい」
ガッ
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:35:11.97 ID:j/olCvo30 [25/28]
一方通行「いきなりこンなもンぶつ刺してくるたァなかなかのご挨拶じャねェか」
上条「うるさいうるさい」
ガッ ガッ
一方通行「効かねェよそンなもン」
上条「…なぁ一方通行」
一方通行「ア゛?」
上条「俺はバカなのか?」
一方通行「……」
上条「待てよ!」
一方通行「……」
上条「俺は…俺はバカなのか?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:40:47.54 ID:j/olCvo30 [26/28]
一方通行「…バカだな」
上条「バカ?俺が…?」
一方通行「ア゛?」
上条「俺はバカなのか?」
一方通行「バカだつッてンだろ」
上条「俺はバカ…」ブツブツ
一方通行「わかったらもうついて来ンな」
上条「バカ…バカ…」ブツブツ
一方通行「オイ聞いて
上条「うるさいうるさいうるさい」
ガッ ガッ ガッ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:42:20.78 ID:j/olCvo30 [27/28]
一方通行「……」
上条「なあ一方通行」
一方通行「…何だっ
上条「うるさい」
ガッ
一方通行「」ブチィッ
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 07:51:51.93 ID:j/olCvo30 [28/28]
一方通行「けッ三下が」ペッ
上条「俺は死ぬのか?」
一方通行「知らねェよ」
上条「俺は…死ぬのか…?」
一方通行「知らねェッつッてンだろォが!」
グシャア
上条「ぐあぉ」
一方通行「二度と面見せンじャねェぞ」
上条「俺は…死ぬ…の…」
上条「……」
一方通行の怒りを買ってしまった上条当麻は、包丁を振り回してはみたが毛ほどの役にも立たず全部の骨を折られ死んでしまった
強さを追い求め左手に武器を持った彼は最終的に、愛する者を殺し、頼れる仲間を殺し、最後には自分自身まで殺すことになってしまったのだ
幻想を殺す右手で現実を殺した左手に触れてはみたがもう元に戻ることはない
それを悟った彼は最後に今までのラッキースケベの思い出をおかずに一発抜いて息を引き取った
完
●サシャ「口移しだとどれくらい美味しくなるんでしょう?」
●ライナー「助けてくれぇぇぇぇ」
●ライナー「アニ、日焼け止めクリームかしてくれ」