アマゾンが新型Kindle を発表しました。笑顔で新型を持っているお方は、アマゾンの創業者でありCEOのジェフ・ベゾス氏。
新型 Kindle Fire HDXのラインナップは、従来のKindle Fire HDとおなじく7インチと8.9インチの2モデル。Fire HD が7型 1280 x 800、8.9型 1920 x 1200 ピクセルだったのに対して、Fire HDXでは7インチで1920 x 1200 (323ppi)、8.9インチでは2560 x 1600 (339ppi) と高解像度化しました。処理速度やバッテリー駆動時間なども全般にパワーアップしています。
OS には Android ベースの Fire OS 3.0 "Mojito" を採用。Kindle Fire HDX専用のサービスとして、24時間/365日のサポートを提供する MayDay ボタンを搭載するのが特徴です。またWiFiモデルのほか、4G LTE 対応モデルも選択できます。
各モデルの主な仕様をまとめると:
Kindle Fire HDX
7インチ 1920 x 1200 HDX タッチスクリーンディスプレイ (323ppi、100% sRGB)、2.2GHz 4コア Snapdragon 800 プロセッサ(Adreno 330 グラフィックス)、2GB RAM、16/32/64GB ストレージ、720p 前面カメラなど。
バッテリー駆動時間は、WiFiに接続し、読書、動画再生、音楽再生で約11時間。読書のみだと17時間。充電時間は付属のmicro USB 充電器を使用して6時間以内。
本体サイズは186 x 128 x 9.0mm。重さはWiFiモデルが303g、4G LTE + WiFiモデルが311g。
価格は16GBモデルで、スクリーンセーバーに広告が表示されるSpecial Offer 付きが229ドル(WiFiモデル)/329ドル(LTEモデル)から。広告なしモデルはそれぞれプラス15ドル。
Kindle Fire HDX 8.9
8.9インチ 2560 x 1600 HDX タッチスクリーンディスプレイ (339ppi、100% sRGB)、2.2GHz 4コア Snapdragon 800 プロセッサ(Adreno 330 グラフィックス)、2GB RAM、16/32/64GB ストレージ。
カメラは720p 前面カメラと800万画素背面カメラ(f2.2 大口径レンズ、LED フラッシュ、電子式手ブレ補正、1080p 動画撮影、HDR撮影)を搭載。
バッテリー駆動時間は、WiFiに接続し、読書、動画再生、音楽再生で約12時間。読書のみだと18時間。充電時間は付属の Kindle PowerFast 充電器を使用して5時間以内。
本体サイズは231 x 158 x 7.8mm。重さはWiFiモデルが374g、4G LTE + WiFiモデルが384g。
価格は16GBモデルでSpecial Offer つき379ドル(WiFiモデル)/479ドル(LTEモデル)から。広告なしモデルはそれぞれプラス15ドル。
両モデルに共通の仕様は、Fire OS 3.0、micro USB 2.0 x1、802.11 a/b/g/n WiFi (デュアルバンド、デュアルアンテナ)、Bluetooth、環境光/加速度/ジャイロセンサ、GPS(4Gのみ)、Dolby Audio デュアルステレオスピーカー、3.5mm ステレオジャックなど。
WiFi + 4G LTE モデルはHSPA+ とHSDPA に対応。キャリアはAT&TとVerizonから選択できます。なおAT&Tと契約した場合のみ、LTEエリア外で3G回線に切り替えるEDGE/GPRS フォールバックに対応します。
またKindle Fire HDX 専用の新機能として、24時間/365日の無料サポートを提供する MayDay ボタンを搭載しました。画面上のMayDayボタンを押すと、サポート担当者にビデオチャットで相談できるというサービスです。
英語ですが動画がありますのでご紹介。
そのほか別売オプションとして、マグネットで取り付ける Origami カバーも発表しています。
米国での発売日は、Kindle Fire HDX WiFiモデルが2013年10月18日、4G LTEモデルが11月14日。Kindle Fire HDX 8.9 WiFi モデルは11月7日、4G LTEモデルが12月10日。
また Amazon は、従来の Kindle Fire HD (7インチ)を仕様ほぼそのまま新筐体で軽量化し、エントリー向けの新 Kindle Fire HD として販売します。そちらは10月2日に139ドルで発売予定。
日本のアマゾンからは、現時点では発表がありません。