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コブラ「さてと、それじゃ魔王を倒しに行くとしますか」|エレファント速報:SSまとめブログ

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コブラ「さてと、それじゃ魔王を倒しに行くとしますか」

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:38:54 ID:FMDkQIvw

コブラ「いてて……ここはどこだ」

レディ「意識が戻ったのねコブラ」

コブラ「ああ、なんとか……それにしても森の中にいるが、どうしちまったんだい」

レディ「博士の研究に巻き込まれて異世界に飛ばされたみたいだわ。どうするコブラ?」

コブラ「まったくあの博士……面倒なことに巻き込みやがって。とりあえず人を探すとするか」

レディ「了解よ」

レディ「さっき周りを調べていたら北の方角に町があることが判明したわ」

コブラ「よし、じゃあそっちへ行ってみるか」



2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:40:31 ID:FMDkQIvw

北の町

コブラ「ほー、ここが町か。俺たちの世界とはかなり違っているなあ」

レディ「文明のレベルもそれほど発展していないようね。私達のの世界で言ったら中世ヨーロッパといったところかしら」

コブラ「どうやらそうみたいだ……ん?」


農民「大変だー!大変だー!魔物の群れが町に向かって来るぞーっ!」

鍛冶屋「なに、本当か?」

農民「さっき耕してる時に分かったんだ……最初に地響きがして、何かと思ってみたら遠くの方に奴らが……」

皮職人「マズイな……町長様に伝えないと!」

鍛冶屋「……俺は武器を持ってくるぞ」

農民「恐ろしいことになった……」



3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:44:37 ID:FMDkQIvw

レディ「……魔物?いったいなんの事かしら?」

コブラ「さあな……しかし緊急事態ってのだけは確かなようだ」

コブラ「そこのあんた!……そこのガタイがいいおっさん!」

鍛冶屋「……ん?今忙しいんだ、旅の人よ。魔物が攻めてきてるみたいなんだ」

コブラ「魔物か。そりゃいったいどういうやつなんだ?」

鍛冶屋「魔物を知らないわけがないだろう。冗談はよしてくれ」

コブラ「あいにく知らないんだ。ちょろっとでいいから……な?教えてくれ」

鍛冶屋「……まあいい、準備しながら教えてやる」



5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:47:13 ID:FMDkQIvw

鍛冶屋「先日魔王がこの世界に復活したんだ」

コブラ「魔王ってのはその魔物たちの親玉だな」

鍛冶屋「ああそうだ。いままでも魔物はいるにはいたんだが、人類とはあまり干渉しようとはしていなかった」

鍛冶屋「互いに均衡がとれていたんだ……だが奴の復活で事情が変わった」

鍛冶屋「魔王が魔物の指揮をとり始めて、いろんな村や王国が侵略されてしまったのだ」

コブラ「ほー、そりゃ何とも手練れな魔王様だこと」

鍛冶屋「……本当だよ。数日前までの平和は奴によって砕かれてしまった」

コブラ「なるほどねぇ……おっ、こりゃあんたの本かい?」



8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:51:33 ID:FMDkQIvw

鍛冶屋「魔物の生態調査の本だ。昔ある機会に手に入ってな」

鍛冶屋「魔物の事を知りたいというならこの本を読むといい」

コブラ「……スライム……ばくだん岩……これが魔物ねぇ」

レディ「……フィクションの中に出てくる生物のようね」

鍛冶屋「……さあこれくらいでいいだろう。俺はそろそろいくぞ」

鍛冶屋「その本はあんたにあげるよ」

コブラ「おいおい、行くっていったいどこに」

鍛冶屋「町の兵とともに奴らを倒しに行くんだ……力は少しでも増えた方がいいからな」



9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:53:41 ID:FMDkQIvw

コブラ「そうかい……それじゃありがたくもらっておくとするよ」

鍛冶屋「それじゃあな……」


レディ「コブラ、助けてあげなくてもいいの?」

コブラ「この世界の問題はこの世界の住人が解決するさ……無駄な手出しは混乱を招くだけだ」

レディ「……それもそうね。私たちは帰る方法を見つけることが先決ね」

コブラ「そういう事だな」

レディ「それで、次はどうするつもり?ここには長くいられないわ」

コブラ「……壁に地図がかかっている。そうだな……次は西の町に行ってみよう」



10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:56:43 ID:FMDkQIvw

西の町

コブラ「歩きできたから、すっかり夜になっちまった」

レディ「町に着いたけど……これじゃ何もできないわね。宿をとりましょうか?」

コブラ「ああ、俺たちを襲ってきた魔物を倒したら金を落としたからな……それで足りるだろう」

レディ「どうやらあそこが宿屋みたいね」

コブラ「それじゃ宿を取りに来ますか」



11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:59:03 ID:FMDkQIvw

宿屋 グッド・スリープ

主人「いらっしゃいませ。宿をおとりで?」

コブラ「ああ、ここまで歩いてきて体がクタクタでね。二人分の極上なスイートルームが欲しいんだが」

主人「ええ、ええ、空いてますとも」

コブラ「そりゃよかった、野宿はきついからねぇ」

主人「久しぶりの旅人でこちらも助かりました……近頃はめっきり減りましてね」

コブラ「見たところ俺たちのほかに客はいないようだな」

主人「魔物があたりをうろつき始めてから旅人がほとんどいなくなりまして……困ったものですよ」

レディ「馬車で来たりする人もいないのかしら?」



12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:05:11 ID:kAau5.Es

主人「ええ、馬車も魔物達に襲われる始末……兵士を雇って馬車を動かすにしても襲われる」

主人「みんなほとほと困っていますよ……」

主人「ああ、すみませんね。つい雑談に耽ってしまいました。部屋はこちらですよ」

コブラ「おっ、宜しく頼みますよ」


コブラ「スイートルームにゃほど遠いが、なかなかいい部屋だな、レディ」

レディ「ええそうね、どうやら今日は安心して眠れそうだわ」

コブラ「さてと……少し散歩でもして、夜風に当たってくるよ」

レディ「わかったわ。気を付けてねコブラ」

コブラ「はいよ」



13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:09:08 ID:kAau5.Es

ザザザーッ ザザザーッ

コブラ「……この町はどうやら港町みたいだな……潮風が気持ちいいね」

コブラ「町の地形は大体把握したし、そろそろ戻るとするかな」


???「たっ、たすけて……」


コブラ「ん?少し離れたところで誰かが助けを呼んでいる……」


???「だっ……だれか」


コブラ「まったく……誰だか知らんが待ってろ」



14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:12:46 ID:kAau5.Es

コブラ「おいっ!大丈夫か?体がぼろぼろじゃないか」

エルフ娘「……あ、あなたは……追手が」

コブラ「追手?……誰かに追われているのか」

エルフ娘「……気を付けて」

コブラ「おいっ……気を失ったみたいだ」

カツ カツ カツ カツ

がいこつ剣士A「……娘を見つけた……奴だ」

がいこつ剣士B「……しかしあいつは誰だ」

がいこつ剣士C「……かまわん……娘だけに用がある……邪魔する奴は殺せ」


コブラ「……おいおい、がいこつが動いてるぜ……気味が悪い」

コブラ「それにしても、どうやらこの娘はこいつらに追われているみたいだな」



15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:15:56 ID:kAau5.Es

コブラ「なんでこの娘を追っているんだ?」

がいこつ剣士A「奴を……殺せ」

コブラ「このがいこつは喋れるけど、どうやら耳は持っていないみたいだな……やれやれ」

がいこつ剣士B「娘から離れろ……」

コブラ「……そいつはできない相談だな……仕方ない」スッ

コブラ「がいこつは大人しく、地面の中に入っておきな」ドーン


がいこつ剣士Aを 倒した ▼


がいこつ剣士B「な……なにをしたんだあいつは……左腕から魔法が」

がいこつ剣士C「しかし……あのような魔法は聞いたことがない」



16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:18:51 ID:kAau5.Es

コブラ「これは魔法でも何でもないさ。俺の精神力によってエネルギーが発射されるサイコガンだ」

がいこつ剣士B「……サイコガン」

がいこつ剣士C「……魔王様に報告しなくては」

コブラ「それは無理だな」ドーン ドーン


がいこつ剣士Bを 倒した

がいこつ剣士Cを 倒した ▼


コブラ「俺があんたらを倒すからな……」

コブラ「さーて……この娘さんはどうするかな」



17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:21:34 ID:kAau5.Es

宿屋 グッド・スリープ

エルフ娘「……うっ、うーん」

レディ「コブラ!この娘が起きたわよ」

コブラ「おっ、そりゃあよかった。宿屋の主人にも感謝しないとな」

エルフ娘「あ、あなたは先ほどの……私はいったいどうなったんですか?」

コブラ「君を追っていた連中は俺が始末しておいた……放っておけなかったからな」

エルフ娘「あ、ありがとうございます……」

コブラ「助けてやった代わりといっちゃなんだが、なぜ奴らに追われてたのか教えてくれないか?」

エルフ娘「そ、それは……あなた達まで巻き込むわけにはいきません」



18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:24:09 ID:kAau5.Es

レディ「コブラがあなたを助けたから、もう巻き込まれたようなものだけど」

コブラ「ははっ、関与しないつもりだったが、こんなきれいな娘は助ける以外できないからな」

エルフ娘「しかし……」

コブラ「俺たちなら大丈夫さ、君を守るナイトになれるかもしれない」

レディ「そういうことよ……さ、話してちょうだい」

エルフ娘「……わかりました」

エルフ娘「私は魔王達のいる……南の町の出身のエルフなんです……」



19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:27:19 ID:kAau5.Es

----------------------------------------------------------------

かつて南の町は魔物が住んでいました。
それは魔王が全盛期の時代の話なんですけど。

昔、勇者が魔王を封印して、魔王城は廃墟となったんです。南の町は平和になり
観光が盛んなまちとなりました。そして後世に魔王の居たことを忘れさせない
ために私たちの町で、魔王城を保存をしていました。

ところがあの日、魔王が突然復活した。

村の人々は魔物の群れに襲われ、男は力仕事、女子供は家事などをさせられるための
奴隷となりました。

私の家族は何とかその時逃げ延びたみたいなのですが、私だけが捕えられました。

それで他の人とは違い、私は魔王城の書庫へ配属されました。
魔王が調べ物をしていて、それの手伝いをさせられたのです。

……そこで魔王の恐ろしい野望を知り、逃げ出してきました。

-----------------------------------------------------------------



20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 00:32:47 ID:kAau5.Es

エルフ娘「……私はあんなこと実現させられない」

レディ「あなたは魔王から特別扱いをされていたみたいだけど、どうしてなの?」

コブラ「何か理由があるんだろうが」

エルフ娘「それは……私が古代の勇者と魔王の歴史を研究しているからだと思います」

コブラ「ほぉー、じゃあお嬢ちゃんは学者さんってわけか」

エルフ娘「はい……なので魔王は私に自分の調査の手伝いをさせていたんだと思います」

コブラ「それで、魔王の研究ってのはどんなヤツなんだい?」

エルフ娘「……冥府の門に関する事です」



21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/0
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      • 1. ダンディ坂野
      • 2013年09月26日 17:47
      • (σ・∀・)σ
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 17:58
      • 割と本編でも滅茶苦茶やってるせいでこういうのも自然に受け入れられるな
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 18:29
      • コブラならもうちょっと軽妙なセリフをそこそこの頻度で入れて欲しかったなあ。そこらへんがコブラっぽく感じなかったんで残念。
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 18:59
      • 発想はいいんだけど設定がね……
        一人目の魔王の話はなくてもよかったよね、とか
        二人目の魔王が地獄の帝王を眠らせてエルフを作ってる間そばにいた勇者たちは何してたの、とか
        他にも突っ込みたいところはいくつもあったし描写も分かりにくいところが多かったしでかなり微妙

        全然関係ないけど※1が寒すぎてもう、ね
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 19:11
      • 本編でも魔法使いが出ているから異世界の必要はないよ
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 19:27
      • コブラ本編にも魔王は2人ほど登場してるから、そいつらかと思ったw
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 19:54
      • コブラさんに苦戦強いるマジンガ様パネェ…
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 19:56
      • ※4
        君のツッコミ込みで※1見たらなんかワロタわwww
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 20:14
      • ID:gTKgtQUkはコブラを好きでもなければ、本当は興味もないんだろうな、って出来。
        まあ、マジックドール編の出来もアレだけど
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 20:15
      • ヒューッ

        ※6
        俺もだ
        本編からして破天荒だから違和感あまりないな
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 20:16
      • まだ読んでる途中だけどエルフがさらわれた160辺りから
        野沢那智で脳内再生出来なくなった。
        口調が只の勇者になってる

        クリスタルボーイの口癖「クックック」が無いのもちょっとダメだな。
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 20:42
      • 1 ダメだ、これはコブラじゃない
        出来の悪い漫画原作映画を見せられた気分だわ

        作品へのリスペクトが無くて
        読ませる為だけに名前を借りてくるのなら
        最初からやるんじゃねーよ
        クズ
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 21:31
      • コブラじゃねーか!

        風景が想像しやすい良SSだった
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 23:04
      • コブラじゃなくて勇者の方が評価上がったんじゃないか?
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年09月26日 23:17
      • コブラじゃねーじゃねーか!

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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