P「アイドル屋…?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 00:46:18.48 ID:MGr2X2OI0
春香「知らないんですか、プロデューサーさん?」
千早「『ファンのハートはがっちりゲット』が信条の」
春香「表の顔は、今をときめくアイドル集団」
千早「しかして裏の顔は、社会に巣くうゴミの掃除屋」
春香「そう。私が、天海春香!」
千早「私が、如月千早!」
春香「瞬間視聴率(ほぼ)100%のアイドル屋」
春香「IDOLM@STERS(アイドルマスターズ)とは私達のことです!」
P「…………」
春香「…………」
千早「…………」
P「…………」
春香「…あの、コメントとか無いんですか?」
P「…ごめん、どう反応していいかわからなかった」
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 00:47:11.51 ID:MvuZIGxg0
読んでるこっちも反応に困った
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 00:49:52.65 ID:LW453QRxO
ζ*'ヮ')ζ
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 00:53:46.35 ID:MGr2X2OI0
P「『奪還屋』に『黒猫』に『新宿の種馬』…、よくもまあこんなに揃えたもんですね、音無さん?」
小鳥「そりゃもう。資料は必要だろうと思いまして」
小鳥「765プロのアイドルみんなを主役にしたドラマ企画、その内容は裏稼業もの」
P「番組制作ディレクターと酒の席で盛り上がっちゃった結果、いわゆる『もしもシリーズ』のノリで行こう、なんて決まっちゃったんですよね」
P「…色んな漫画とかゲームとかからのパクり、アレンジ、オリジナル満載で」
P「普通ならあり得ないはずの展開ですよね、ほんと」
小鳥「アイドルが普段と違うことをやるというのは前にもありましたしね」
P「『ゼノグラシア』ですか」
春香「あれは名前だけが同じで性格が違ったんですよね」
P「そう。だから今回は名前も性格も普段のそれと同じで行ってみるんだとか」
千早「正直、これが成功するかなんて半信半疑ですけれど」
小鳥「とか言う割には結構ノリノリだったわよ、千早ちゃん?」
千早「あ、あれは音無さんや春香がやれと言ったから…!」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:01:52.29 ID:MGr2X2OI0
P「普段はアイドル、裏では依頼を請け負うスイーパー。で、その武器は異能力」
春香「バトルものですよ、バトルもの!」
P「いやはや、よくもまあこんな企画が通ったもんだ。酒の勢いというものは恐ろしい」
春香「設定とかの案は、いくらかはこっちで考えていいというのも凄い話ですよね」
春香「…だからでしょうか、小鳥さんのあの張り切り様は」
P「アイドルだけじゃなく、俺や音無さんまで出演が決まったというのも凄い話だ」
P「こんなことを聞くのは今更だけど、2人は嫌じゃなかったのか? ほとんど音無さんの妄想に付き合ってるようなもんだぞ?」
春香「私は全然OKですよ! 面白そうじゃないですか!」
千早「まあ、私もたまには、こういうのに参加してもいいかと…」
P「…そう言ってくれるとこっちも助かるよ」
小鳥「というわけでこれが第1話の案なんですけど」
P「仕事早いなオイ…」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:02:02.10 ID:MvuZIGxg0
裏稼業ものってのが散漫としすぎたな
キャッツアイあたりに絞った方がよかったんじゃね
- 9:>>8 どっちかといえばGBやCHの方が好きなんだすまない:2013/09/26(木) 01:07:29.14 ID:MGr2X2OI0
――都内某所
車の排気ガスをふんだんに吸った砂埃が舞うこの都会。
その都会のある所に、私達がほぼ毎日顔を見せに行く建物がありました。
建物の名前はたるき亭ビル。その上の方にある「765プロ」というアイドルプロダクション事務所が、私の所属する仕事場。
私の名前は天海春香。何を隠そうアイドルです。今はあんまり仕事はありませんが…。
アイドルとしての仕事が無い間、私達所属アイドルは自らを磨くためにレッスンに励みます。
今日はもうレッスンはおしまい。今からはほとんど自由行動。
都会の人混みの中、私はある女の子と一緒に散歩することになりました。
隣を歩くのは、私の知る中でも一番「クール」という言葉が似合う女の子。私の親友、如月千早ちゃん。
体の力を適当に抜きながら歩くその道中、私はふと思ったことを口にしてみました。
春香「ねえ、千早ちゃん…」
千早「なに、春香?」
春香「ちょっと思うところがあるんだけど」
千早「言わないで。私も言うの我慢してるのよ」
春香「…お腹空いたね」
千早「やめて。私もなのよ」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:13:31.88 ID:MGr2X2OI0
春香「私達ってさ、アイドルだよね?」
千早「ええ、そうね」
春香「確かにそんなにお仕事は無いけど」
春香「だからって、生活ができない程度に仕事が無いなんておかしくないかな?」ランクガヒクイトハイエ…
千早「…こないだは『依頼』があって、それで何とか報酬は貰えたけれど」
春香「あの報酬、どこに行っちゃったのかな?」
千早「…いつだかの春香のせいでしょ」
千早「よりによってテレビ撮影スタジオの機材の近くで転ぶなんて」
春香「のヮの」
千早「あの『どんがらがっしゃーん』のおかげで貴重な報酬が全部弁償に使われちゃったんだから」ヨクケガシナカッタワネ…
春香「マジすみませんでした…」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:19:08.52 ID:MGr2X2OI0
春香「はぁ~、それにしても…今をときめくはずのアイドルが」
春香「まさか実際はお金が無くて貧乏暮らしをしてるなんて…」
春香「普通は誰も思わないよね…」
千早「…まあね」
春香「うう…アイドルで活躍して、『依頼』もしっかりこなして夢の生活」
春香「なんてのを想像してたけど…」
千早「現実は世知辛いものよね…」
春香「…やっぱり、バイトとかもした方がいいのかなぁ」
春香「そうじゃないと、ちょっとこれは生活が…」
千早「…私達にそんなの、できるわけないじゃない」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:23:39.60 ID:MGr2X2OI0
春香「そうだよね。もしそんなことができるなら…」
千早「ええ。私達は今頃、少なくとも『裏稼業』なんて初めてはいないわ…」
春香・千早「だって私達は『普通』じゃないから」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:28:49.51 ID:MGr2X2OI0
私達はプロダクションに所属するアイドル。でもそれは、いわゆる「表の顔」
当然表の反対、つまり「裏の顔」も持っています。
生まれた頃から私達には、不思議な現象が身の回りで起きていました。
多くの人が言うところのそれは、
例えば超能力
例えば特異体質
例えば神通力
例えば魔法、異能、霊力や妖力、等々。
色んな言い方があるけれど、明確にこれだと断言できるものはありません。
少なくとも言えることは、ただ1つ。
普通の人間なら持っていない変な力を、私たちは持っています。
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:33:19.98 ID:MGr2X2OI0
生まれた時から、私の体からは桜の花の香りがしていたそうです。
春を象徴する花の香りがする女の子、ということで「春香」と名付けられるほどに。
年を重ねるにつれて香りだけじゃなく、桜の花びらが私の周りを自然と舞い散るようになりました。
夏も秋も冬も常に舞い散る桜は見る人を魅了してきましたが、その花びらは触った人の体を剃刀で切ったかのように傷つけました。
一方で体から漂う香りを吸い込むと陰鬱とした気分が吹き飛び、香りを身に浴びると体の傷がふさがりました。
そんな私の周りから人がいなくなるのは、当然の事でした。
…今でこそ、香りも花びらも自分の意志で自由にひっこめたりできるようになったんですけどね。
春香「裏稼業を始めてからは、この力で色んな人を倒してきて、色んな人を治してきたっけ」
千早「ただ春香の『治す方の力』を知ってるのは、意外と少ないのよね」
春香「花びらのカッターの方ばっかり注目されちゃって…」
千早「そうやっていつしか裏の世界から付けられた呼び名が…」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:34:39.14 ID:MGr2X2OI0
千早「『春閣下』だなんて、本当、冗談みたいよね」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:38:34.98 ID:MGr2X2OI0
春香「好きで呼ばれてるんじゃないもん!」
春香「せっかく『チェリーブロッサム・天海春香』ってかっこいい二つ名も考えたのに!」
春香「どうしてみんなあんな変な呼び方するの!?」
千早(戦ってる最中のあのドS顔のせいだなんて、言えないわね…)
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:40:52.43 ID:MGr2X2OI0
千早「というか、あなたはまだマシな方じゃない」
春香「えぇ? 可愛さからかけ離れたあの呼ばれ方のどこがマシなの?」
千早「…春香、あなた私が裏で何て呼ばれてるか忘れたの…?」
春香「あっ…」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:46:00.60 ID:MGr2X2OI0
千早ちゃんは昔から怪我をしない子だと言われてきました。
道端で転んでも、何かにぶつかっても、着ている服は破れたりするのに体には傷1つつかなくて、
そのせいか「不死身の如月千早」などと呼ばれていたそうです。
そんな千早ちゃんが自分の力を完全に理解したのは小学生の頃。
正確には、弟の優くんが亡くなったあの交通事故の日だそうです。
弟さんと一緒に事故に巻き込まれ、車に跳ね飛ばされた千早ちゃんを発見した救急隊の人達が見たものは、
ボロボロになった服から覗く「鋼鉄の皮膚」でした。
その当時まで無自覚に発動されてきた力の正体とは「首から上を除く自身の体の表面を鋼に変える」というものだったのです。
鋼鉄に変わった皮膚は、日本刀による攻撃や10tトラックの体当たりさえも受け止める防御力を誇り、彼女は言わば文字通りの人間の鎧。
春香「いつかの依頼でマシンガンの攻撃を受けたのに、完全に無傷だったんだよね」
千早「首から上は変化させられないから、さすがにその分怖かったんだけれど…」
春香「そうやって攻撃を受け止め続けた結果…」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:47:46.30 ID:MGr2X2OI0
春香「『壁』とか『まな板』とか、挙句の果てには『人間バ○ュラ』って呼ばれるようになったなんて、本当、ひどいよね」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/26(木) 01:53:51.20 ID:MGr2X2OI0
千早「くっ…!」
春香「せめて『鉄の女』くらいにはしてほしかったよね…」
千早「わ、私だって…、好きでこんな体型してるんじゃないわよ!」
千早「せめて…、せめて72じゃなくて、もうちょっと数字があれば、こんな変な呼ばれ方は…!」
春香(こういう話をするたびに、神様って残酷なことするなぁって思うんだよね…)
- 23:
コメント一覧
-
- 2013年09月26日 16:26
- わあ
-
- 2013年09月26日 16:48
- ホストとばっちりじゃない?
-
- 2013年09月26日 17:01
- 新宿の種馬だけわからん
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- 2013年09月26日 17:41
- ※3
シティーハンターの主人公冴羽獠に海坊主がつけたあだ名
SSは……ゴメン、微妙
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- 2013年09月26日 17:59
- 話が陳腐すぎ
-
- 2013年09月26日 18:01
- まあ陳腐ってか作者自ら奪還屋1話のままって言ってるしね
-
- 2013年09月26日 18:43
- 微妙すぎ
-
- 2013年09月26日 19:58
- 設定自体は割と面白そうなんだが…
まあ>>1も参加型にしてくれと言ってるし、今後書く人次第か
-
- 2013年09月26日 21:33
- 前にアイドルをチャーリーズ・エンジェルにしたSSがあったな
-
- 2013年09月26日 21:42
- 陳腐だとか言ってる人はちょっと待って欲しい
事務員にすぎない音無小鳥が妄想全開で勢いのままに書き上げた話の話を書いているとすれば
逆に凄いクオリティなのではないだろうか
-
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