いけさんフロムエル : 「ハヤテのごとく！」～ウソは描けない！少女が出会ったアイドルと不吉なる前兆！！

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週刊少年サンデー「ハヤテのごとく！」第４２２話です。

ナギに対して強気のセリフを吐いたものの、原稿が進まず苦戦するルカ。
そんな彼女の助っ人として現れたカユラだったのだが、幼い頃から鍛えられた彼女はルカやナギたちよりも漫画を描くのが上手いのだという。
そんなカユラにネームを見てもらい、序盤の展開に合格点をもらったルカ。
その一方、読み終えたカユラは何故かいきなり自身の昔話を始めるのだが…！？

子供の頃、スーパーの新装開店祝いで新人アイドルのミニライブを見たというカユラ。
そのミニライブというのが悲惨で、廃材で作ったようなみすぼらしいステージにバックの演奏は古いラジカセ、おまけにお客さんは暇なじーさんばーさんが五、六人いるくらいだったのだという。
「幼いながらもそんなステージで歌う彼女が、あまりにもみすぼらしくてかわいそうで、見てられなかったよ」
そんなステージであるにも関わらずそのアイドルは全力で歌い踊っており、「こんなの全然平気」という顔をしていたのだという。
それに当時のカユラはものすごく感動したらしい。

最後は聴いててくれた数少ないお客さん一人一人と握手して「聴いてくれてありがとう」とサイン入りポスターを手渡ししてくれたという新人アイドル。
その握手を終えた時、覗きこんだ笑顔がほんの少し悔しさがにじんでいて、「最後までプロに徹しきれてないな」と思うのと同時に「ああ、やっぱり平気なんかじゃないんだ」と思い、ウソをつくのが下手なアイドルだと感じたそうなのだが…！？

何やら子供の頃から冷静に分析しているカユラですが、あるいはそれも漫画家になる為に親から指導を受けた影響なのでしょうか？
年寄りしかいないステージに一人だけ異分子が混じっていた様な幼い少女のカユラ。
オタクになる前兆にも見えますが、もしかすると漫画のアイデアを作る為に色々なものを見るように親から教えられていたのかも知れませんね。

「――だからさ、ウソは描けないよ」
昔のアイドルの話から一転して漫画の話をするカユラ。
「…え？」
一瞬ルカも何の事なのか分からなかった様だったのだが…。
「水蓮寺ルカというアイドルは…器用ではないだろ？」
何と、カユラが話していた新人アイドルとはルカの事だったのだ！！

北海道の自宅の自室にまだ子供の頃のルカのポスターを貼っていたカユラ。
ブレイクした今となってはお宝アイテムのハズですけど、思えばルカの復活ライブの話が出た時彼女はすぐにチケットを押さえており、もしかすると子供の頃に出会ったアイドルの事をずっと気にかけていたのかも知れません。
「ウソって…ウソって何よ…」
「お前がどうしても、手放せないものだよ」
そう言われて決意の目になるルカ。
どうやら自分のネームにあった違和感の正体が何なのかハッキリしたらしい。

そんなルカのサポートに徹する為、即売会当日までアパートに戻らない事にしたカユラ。
「ライバル同士が一つ屋根の下というのは大変だろ？」
「だから私とルカは虹の里で原稿を完成させるよ」
何やら伊澄さんのところに世話になるつもりの様ですけど、その伊澄さんが障害にはならないのかな？（笑）
まあ、本物の方じゃない可能性もありますけど、交通の不便さを考えれば山の中はむしろマイナスか？
「千桜がナギを手伝うなら、私くらいはルカを手伝ってやらないとな」
完全にアパート内で２チームに分かれる事になったナギたち。
残った面子を考えるならハヤテ・ヒナギクがルカチームで、マリア・西沢がナギチームでしょうか…？

その西沢さんは４０．１度の高熱で寝込んでいた様子。
牛乳でおなかを壊した訳ではなく、夏風邪だったらしい。
結局、全然バイトに出ない西沢さんですけど、こうなってくるとワタルも二度と彼女を雇おうとは思わないか？
代りが来ていると言っても西沢さん本人に対する信用はほとんどなくなってしまった気がします（笑）。

マリアさんに病院へ連れて行ってもらう事になった西沢さん。
ナギの力になれないばかりかマリアさんの手まで煩わせる事になってしまいました。

だが、その西沢さんの病はすでにアパート内に広まっていたのか？
睡眠不足で体力が落ちているのか、少しフラつくというナギ。
すでに咳をしており、体力が落ちているところで風邪がうつってしまった！？
一方、ルカの方は何かふっ切れた様に凄まじいペースで描いているらしい。
もしかすると今まで進まなかったのは自分にウソをついて描いていたからなのかも知れません。

そんなルカの進行状況を聞き、気が気じゃないナギ。
完成したら本当にハヤテは帰って来るのか疑問に思いながらも、それを信じて描くしかないナギだったのだが…！？

一方、ランボルギーニのハヤテたちは北海道に来たらしい。
東京から北海道までトランクの中という凄まじい状態だったハヤテ。
ルカの為にここまで来たというハヤテなのだが…。
やはり、この地にルカの両親がいるという事なのでしょうか？

思えばカユラが幼い頃にルカに会っているというのもかつてルカは北海道にいた時期があり、もしかすると金のない両親がその近辺で活動させていたからなのかも知れません。
その一方で、ナギが北海道でドクター黒須と会ったのも、彼女がルカの両親を治療したからだと考えれば、それなりに合う気がします。
伊澄さんにナギが連れて来られた北海道に足を踏み入れたハヤテたち。
実は、ここでその伊澄さんの出番がまた回って来るのでしょうか…？（笑）

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