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ロボトミー手術を受けた殺人犯のビジョンを水墨画風アニメーションで描いたショートフィルム「スモール・ロボトミー」 : カラパイア

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 一種の罪と罰の表現といったところだろか。加害者男性の脳のロボトミー手術が行われた。その手術中に見た男性のビジョンが水墨画風に描かれている。

 
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 ロボトミー手術は、脳に外科的手術を行うことにより異常行動などの精神疾患の治療を行うというもので、1930年代、様々な実験が行われていた。当時の標準的なロボトミーの術式は、前側頭部の頭蓋骨に小さい孔を開け、ロイコトームと呼ばれたメスを脳に差し込み、円を描くように動かして切開するというものであった。

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 この実験により、成功例はあったものの、手術から生還できなかった被験者も少なくなかった。また生還したとしても、しばしばてんかん発作、人格変化、無気力、抑制の欠如、衝動性などの重大かつ不可逆的な副作用が起こっていた。

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 その後、抗精神病薬の発明と飛躍的な発展がされたことと、ロボトミー手術のリスクの大きさから、脳神経学では禁忌とされる。日本精神神経学会でも、1975年(昭和50年)、『精神外科』を否定する決議を採択し、ロボトミー手術の廃止を宣言した事から、現在の日本において、精神疾患に対してロボトミー手術を行うことは、精神医学上禁忌されている。しかし、精神障害者患者会の一つ、全国「精神病」者集団の声明(2002年9月1日)では『厚生労働省の「精神科の治療指針」(昭和42年改定)はロボトミーなど精神外科手術を掲げており、この通知はいまだ廃止されていない。』としている。via:wikipedia

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