710 名前:1/2[sage] 投稿日:2013/09/29(日) 13:51:35.37 ID:Q+HqZ+Hq [1/3]
小学生の時に、超絶モテる男の子がクラスに居た。
同じクラスになる前から彼のモテ伝説は有名で、バレンタイン当日は
チョコ渡しの行列ができる。
貰ったチョコを持ちきれずに先生からビニール袋(しかも黒いゴミ袋)を貰い
サンタのように担いで帰える。
年々チョコは増え続けるので袋はその後持参したり、女の子がチョコ用巾着もってわたしていた。
しかし、高学年に差し掛かった頃だった思うが、彼の人気を脅かす存在が現れた。
光GENJIである。
普段は女なんて…のような冷めた態度だった彼だったが、内心は相当焦ったのだろう。
彼のとった行動、それは自分を中心とした男子グループを作ることだった。
当時、彼ほどではないがモテる男子が数人いた。
彼らを集めて集団で行動をする。
もともとモテた子達の集団だから、当然女の子たちの興味と目を引く。
そのグループを彼らは、
紫★SHIKIBUと名付けた。
彼らの人気はうなぎのぼり。
休憩時間に突然バク宙して女の子をノックアウト。
掃除時間にマイクスタンド代りのホウキさばきを見せる。
グループ内の男子同士でわざと親密なそぶりを見せつける。
もうやりたい放題。
711 名前:2/2[sage] 投稿日:2013/09/29(日) 13:52:17.83 ID:Q+HqZ+Hq [2/3]
バレンタイン前、彼らのコンサートが決定した。
放課後、教室の机を片側に寄せてスペースを作り、簡易コンサート会場が出来上がった。
女の子たちは机を集めた側に集まり、入れなかった子達は廊下に溢れた。
それをまとめる警備役の男子(SHIKIBUの子ではない)もいて、隣教室の楽屋からSHIKIBUたちが
スムーズに会場入りできるような工夫もされた。
そして、音楽担当の男子(SHIKIBUの子ではry)がラジカセの再生ボタンを押すと、
流れる光GENJIの「STAR LIGHT」
歓声が上がる、押される警備役、イントロに合わせて現れた紫SHIKIBU。
素肌に黒いゴミ袋をまといなびかせ、全員ジーパンの短パン、
上履きをまるでローラースケートを履いてるかのようにすり足で登場。
カラオケバージョンではないので、まんま光GENJIのボーカルが響く中、
それぞれがお手製の銀紙マイクで熱唱。
間奏の間には女の子たちが、彼らの愛称を叫ぶ。
実は彼らのゴミ袋衣装、銀のペンで「かー君」「あっ君」などと、愛称が書いてある。
ちなみに愛称は誰一人、彼ら本人の名前とは被らない。
数曲が終わり、かー君(超絶モテる子)のMCが始まると嗚咽を漏らす子まで現れる。
最後の曲が始まると、紫SHIKIBU全員が上に纏ってた黒いゴミ袋を破り、半裸になって投げ捨てた。
嬌声をあげ失神寸前の子、ゴミ袋を手に入れようとする子、泣き出す子やらでカオスな教室。
そして、半裸のすり足で楽屋へ戻って行くSHIKIBUたち。
響き渡る「アンコール」の大合唱。
私はというと、涙を流して泣いていた。
大ファンの友達の手前、ずっと笑うのを我慢してたから。
きっと、彼女には感動の涙だと思われてたと思う。
そして数ヶ月後、紫SHIKIBUはその後自然消滅した。
ルナティック雑技団を読むと、とても懐かしい気持ちになる。
小学生の時に、超絶モテる男の子がクラスに居た。
同じクラスになる前から彼のモテ伝説は有名で、バレンタイン当日は
チョコ渡しの行列ができる。
貰ったチョコを持ちきれずに先生からビニール袋(しかも黒いゴミ袋)を貰い
サンタのように担いで帰える。
年々チョコは増え続けるので袋はその後持参したり、女の子がチョコ用巾着もってわたしていた。
しかし、高学年に差し掛かった頃だった思うが、彼の人気を脅かす存在が現れた。
光GENJIである。
普段は女なんて…のような冷めた態度だった彼だったが、内心は相当焦ったのだろう。
彼のとった行動、それは自分を中心とした男子グループを作ることだった。
当時、彼ほどではないがモテる男子が数人いた。
彼らを集めて集団で行動をする。
もともとモテた子達の集団だから、当然女の子たちの興味と目を引く。
そのグループを彼らは、
紫★SHIKIBUと名付けた。
彼らの人気はうなぎのぼり。
休憩時間に突然バク宙して女の子をノックアウト。
掃除時間にマイクスタンド代りのホウキさばきを見せる。
グループ内の男子同士でわざと親密なそぶりを見せつける。
もうやりたい放題。
711 名前:2/2[sage] 投稿日:2013/09/29(日) 13:52:17.83 ID:Q+HqZ+Hq [2/3]
バレンタイン前、彼らのコンサートが決定した。
放課後、教室の机を片側に寄せてスペースを作り、簡易コンサート会場が出来上がった。
女の子たちは机を集めた側に集まり、入れなかった子達は廊下に溢れた。
それをまとめる警備役の男子(SHIKIBUの子ではない)もいて、隣教室の楽屋からSHIKIBUたちが
スムーズに会場入りできるような工夫もされた。
そして、音楽担当の男子(SHIKIBUの子ではry)がラジカセの再生ボタンを押すと、
流れる光GENJIの「STAR LIGHT」
歓声が上がる、押される警備役、イントロに合わせて現れた紫SHIKIBU。
素肌に黒いゴミ袋をまといなびかせ、全員ジーパンの短パン、
上履きをまるでローラースケートを履いてるかのようにすり足で登場。
カラオケバージョンではないので、まんま光GENJIのボーカルが響く中、
それぞれがお手製の銀紙マイクで熱唱。
間奏の間には女の子たちが、彼らの愛称を叫ぶ。
実は彼らのゴミ袋衣装、銀のペンで「かー君」「あっ君」などと、愛称が書いてある。
ちなみに愛称は誰一人、彼ら本人の名前とは被らない。
数曲が終わり、かー君(超絶モテる子)のMCが始まると嗚咽を漏らす子まで現れる。
最後の曲が始まると、紫SHIKIBU全員が上に纏ってた黒いゴミ袋を破り、半裸になって投げ捨てた。
嬌声をあげ失神寸前の子、ゴミ袋を手に入れようとする子、泣き出す子やらでカオスな教室。
そして、半裸のすり足で楽屋へ戻って行くSHIKIBUたち。
響き渡る「アンコール」の大合唱。
私はというと、涙を流して泣いていた。
大ファンの友達の手前、ずっと笑うのを我慢してたから。
きっと、彼女には感動の涙だと思われてたと思う。
そして数ヶ月後、紫SHIKIBUはその後自然消滅した。
ルナティック雑技団を読むと、とても懐かしい気持ちになる。
この記事へのコメント
小学生でバク宙って凄いな(小並感)
2013/10/01(火) 17:39 | URL | #-[ 編集]
あー、うん
あー
あー
2013/10/01(火) 17:44 | URL | #-[ 編集]
ルナティック雑技団に不意打ちを受けた
2013/10/01(火) 17:45 | URL | #-[ 編集]
あっ…(察し)
2013/10/01(火) 17:47 | URL | #-[ 編集]
文章の至るところから昭和が溢れ出してこっち見てくる感じ
2013/10/01(火) 18:20 | URL | #-[ 編集]
なんだこの作文
2013/10/01(火) 20:14 | URL | #-[ 編集]
愛咲ルイwwwww
ルナティック雑技団単行本持ってるわ
ルナティック雑技団単行本持ってるわ
2013/10/01(火) 22:41 | URL | #-[ 編集]
あ、そうすか……
2013/10/01(火) 22:44 | URL | #-[ 編集]
紫SHIKIBU視点の書き込み読みたいな
2013/10/01(火) 23:56 | URL | #-[ 編集]
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