これでもう怖くない!?幽霊をめぐる科学的解釈7つ
幽霊、亡霊、怨霊、霊体。呼び名は様々ですが、その存在は、はるか昔から世界中の人々を恐怖に陥れてきました。個人的にはそういった霊的なモノに対して、 “存在しても良いじゃん” といった程度に考える人間なのですが、中には命の縮む思いをする方も少なくないようです。
今回は、海外のブログで「10 Scientific Explanations For Ghostly Phenomena」として紹介されていたものから、個人的に興味を感じた7つの科学的アプローチについてご紹介します。
1. 脳への電気的刺激
脳の神経細胞は、電子移動を伴う化学反応によって情報のやり取りを行っています。これはつまり、外部からの電気的な干渉が起こった場合、そうしたプロセスが阻害され、思わぬものを脳内で生み出す可能性があるということを示唆しています。
スイスの研究グループがてんかん患者の脳に(直接)電気刺激を与えたところ、奇妙なことに、患者は自分の後ろに「影」が出現し、それが自分の動きをまねていると主張し始めたのです。この時、電気刺激が加えられたのは患者の側頭頭頂部(temporoparietal junction)という自己の認識に関わる部分で、これによって自分を自分として認識することができなくなり、脳内で「ゴースト」を生み出したという訳です。
携帯電話の電波やテレビ映像の搬送波など、我々の身の回りには膨大な電磁波が存在しています。もちろん、そういった電波は健康上の配慮などが十分になされているものばかりですが、もしかしたらこうした電気的なエネルギーが、何かのきっかけで脳の電気的なやり取りに影響を与えるという可能性があるかもしれません。
2. 不可聴音
人間は20ヘルツ以下の “超低音” を耳で直接聞くことは出来ませんが、それを知覚することは可能であると言われています。
研究者のVic Tandy氏はある日、彼のデスクの近くに幽霊が佇んでいるのを目撃します。最初は「ラボに良くないものが取り憑いてしまった」と考えたTandy氏ですが、翌日、フェンシングの準備をしている時に誤って剣を落としてしまい、剣が音もなく振動している光景を目の当たりにします。
この時、彼は前述した超低音の存在に気がつき、同時にラボに新しいファンが取り付けられていたことを思い出したのです。早速オフィスに戻ってそのファンの近くで音の測定を行って見たところ、19ヘルツの不可聴音が発生していたことが明らかになったとのこと。このファンを止めて以降、幽霊は二度と現れなかったといいます。
さらに、イギリス・ヘルフォード大学のRichard Williams教授の研究でも、こうした超低音が幻覚を作り出すことが報告されています。Williams氏が、幽霊目撃の報告が絶えない2ヶ所の地下スポットを調べたところ、いずれの場所でも地上の道路から可聴域外の低音が発生していることが判明したとのことです。
人間の眼球の固有振動数が20ヘルツ付近にあるために、前述したような騒音に眼球が共鳴する形で幻覚を創りだしてしまうとのことですが、何か得体のしれないものを見た時には、周囲に騒音源になりそうなものが無いか見回してみると思わぬ発見があるかもしれません。
3. すきま風
真夜中に古びた屋敷や廃墟の中を歩いていると、ある場所に差し掛かかった途端、急激に気温が下がるのを感じる…しかし二、三歩移動すると今度は何も感じない。超心理学者はこのような場所を「コールド・スポット」と呼び、幽霊が周囲からエネルギーを奪っているために気温が下がっているのだと主張します。
しかし、科学者の考えはもっと単純で退屈なもので、幽霊屋敷と呼ばれる家屋を調べてみると、大抵の場合は煙突や窓のすき間から風が流れ込んできているのが見つかるそうです。つまり、こうした風が肌にあたることで悪寒を引き起こしているというわけですね。
では、密室された部屋の中ではどうでしょう?この場合にも、科学的に説明がつきます。
物体表面に温度差が存在していると、たとえ空気の動いていない場所でも、「放射」により熱移動が生じます。この時、温度の高い場所から低い場所に向かって空気が移動するため、この時に空気の流れが肌に接触すると、一時的に気温が下がったように感じるというわけです。
我々の生活空間の中には様々な熱源が存在しており、そこには多少なり温度差が生じています。このようなことを考えると、閉めきった部屋の中でも何かの拍子で突発的に空気が動いて、それを悪寒として知覚するということは十分に有り得るというわけです。
次に部屋の中で悪寒を感じたら、とりあえずストーブか暖房のスイッチを入れてみると良いかもしれません。
4. カメラトラブル
墓所などのいわゆる心霊スポットで写真を撮ると、「オーブ」と呼ばれる円形の “もや” が移りこむことがあります。 その道に詳しい人は、これが浮遊した魂(ヒトダマともいう)を捉えたものであると主張します。
しかし、Brian Dunning氏に言わせると、これはレンズやセンサーについた細かい汚れが光を反射してこのような物体が映り込んでいるものであり、別に不思議なものではないとのことです。
5. (軽度の)一酸化炭素中毒
1921年、眼科医のWilliam Wilmer氏は専門誌「American Journal of Ophthalmology」に、ある家族と彼らの住む “幽霊屋敷” に関する論文を発表しました。
この家族はそれまでに、家の中でドアを強く叩く音が聞こえる・知らない間に家具が勝手に移動している・ベッドサイドに見知らぬ人が立って見下ろしていたなどなど、数々の心霊体験をしていました。しかしある時、室内の植物が不自然に枯れていることに気づき、そのことをきっかけに家中を調査したところ、かまど(原文ではfurnace)の煙が家の中に流入していたことが判明したのです。
こうした煙に含まれる一酸化炭素は無味無臭の気体ですが、一定以上の量を吸入することで意識混濁や吐き気、幻覚/幻聴を引き起こします。Wilmer氏の論文では、前出の家族の心霊体験はこの一酸化炭素中毒が引き起こしたものであると報告されています。
同様のケースは2005年にも報告されています。この時は浴室で幽霊を見た女性が警察を呼んだのですが、調査によってボイラーから一酸化炭素が漏れていたことが見つかったとのこと。浴室やキッチンなど火元がそばにある場所で幽霊を目撃した場合は、まずは火元の不備を疑ってみたほうがいいのかもしれません。
6. 集団ヒステリー
2013年6月、パキスタン・ガジプルの衣料品工場で、3000人の労働者がストライキを起こしました。彼らの要求は、労働時間に関するものでも、給料に関することでもなく、「女性トイレに出没する幽霊を何とかしろ」 というものでした。
これと同様のケースはタイのプーケットでも発生しており、この時は22人の学生が「幽霊を見た」と証言したことがきっかけとなったとのこと。
両者に共通しているのは、閉鎖的かつ精神的付加の高い環境であるということです。このような環境においては、頭痛やめまいといった症状が現れやすくなり、それが宗教的・文化的背景と重なって幻覚を作り出した、というわけです。
7. 量子力学
最先端の科学について語る場合、時に科学と哲学・オカルトの間に存在する境界は曖昧なものとなります。
ブラックホールの特異点理論の証明などで知られる数理物理学者Rodger Penrose(ロジャー・ペンローズ)氏はかつて、ヒトの脳内の情報処理と量子力学は密接な関連があり、脳内の神経細胞に局在する微小なチューブに波動関数が収束することで高次の意識を生み出す「量子脳」という概念を提唱しています。
また、不確定性原理の理論構築によって現代物理学に大きな影響を与えたWerner Karl Heisenberg(ウェルナー・ハイゼンベルグ)ですが、このハイゼンベルグとかつて共同研究者であったHenry Stapp氏は、人間のパーソナリティは死後も「精神的実在(mental entity)」として存在し続けると語っています。
もちろん、これらの概念は実験的に証明されたものではありませんが、幽霊を見た時に「これは人類が未だに解明していない物理的事象の現れで、全く不思議なことではない」と自分に言い聞かせると、少し気が楽になる…かもしれません。
たまゆらとかいうアニメのアレは4なのかな
これで心穏やかに事故物件へ住めるな!
昨日のオカルトは今日の科学
電磁気力も200年前はオカルトだった
悪魔の証明?
シックスセンスを見てからあまり恐くなくなった
でもフサフサのブルースウィリスは怖かったよな
べ、べつにお化けとか怖くないし・・・
今の科学で全てが解明できるのなら、今後科学の発展なんぞないだろう
科学の発展があるということは、未だ解明できないことが多数あるということだ
だから幽霊を否定もしないし、肯定もしない
いたら楽しそう
なるほど。一酸化中毒になって美人な幽霊とイチャついてくるわ
変なきのこでも食べたほうがいいんじゃないw
>次に部屋の中で悪寒を感じたら、とりあえずストーブか暖房のスイッチを入れてみると良いかもしれません
ワラタw
へぇ、面白いな
ブクマしとこ!
昨日だかNHKのためしてガッテンでレビー小体型痴呆症というのを知ったんだけど
その症状の中に「幻視」というのがあって
部屋にあるごみとか絵なんかが,虫とか幽霊に見えるとのこと
ただそれが部屋をうろうろしたり奥さんの横に寝てたり見えるそうで
再現の絵が怖すぎて鳥肌立ちまくったけど・・・
いろんな方法で「霊」を見せられるんですね
これなぁ
電気とか集団ヒステリーとかが霊の正体だっていう見方もできるけど、
そっくりそのまま、霊の影響でそれらの現象が引き起こされた、とも言えてしまう。
こっちから相手が見えるってことは、相手からも自分が見えるようなもんだね。
オカルト信者の嫌いなところは
幽霊の様なものを見て、それが絶対に幽霊だと信じて疑わないところ。
幻覚や幻聴って現象があるという知識は持ってるのに
絶対に”ある”から始めるから話が噛み合ない
こわ!!今夜は一人で眠れない
△
(´・ω・)
( ∪∪)
)ノ
(
z
z
z
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
時計の針が勝手に動き出した!
ポルターガイストか!
と思ったが、ただの電波時計だったというオチ。
じゃあ、心霊写真とか説明がつかないじゃないか
自分の黒帯写真とか誤差で映るものなの?
金縛りは単なる寝ぼけっていうかレム睡眠の時に見る見たいね
俺も一度見たことあるけど、天井に貞子みたいな髪の長いのが逆さに張り付いてて、「うわっ!」って声上げて自分の声で目が覚めたわ
誰か稲川淳二に教えてあげて
冷静に考えると幽霊なんて本当にいたら怖がるどころかむしろ見てみたいよね。
心霊写真だって物陰から顔のぞかせてこっそり写るとか恥ずかしがり屋さんかわいい。
カメラトラブルの文の2行目の「その道に詳しい人」が「その未知に詳しい人」になってますよ。
間違っていたらすいません。
申し訳ありません、ご指摘ありがとうございます!修正させて頂きました。
脳の血流がみられるようになって幻覚というのは随分解明された。
患者の幻視、幻覚、妄想も既に再現できるらしいよ。
あと言うまでもないが心霊写真なんて一切ないよ。
△
(՞ةڼ◔) 幽体離脱成功
( ∪∪
)ノ
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
携帯やデジカメで写真を撮る機会は格段に増えたはずなのに
心霊写真が!って話は以前ほど聞かなくなったような気がする
幽霊などはデジタルでは検知できないアナログ的なものなのだろうか?
だとしたらデジタルデバイスが増えるに連れ存在感が薄くなっていく幽霊たちは不憫でもある
まぁ物事には何にでも理由はある もちろん些細な事から重要な事まで。
世の中ってのは理不尽では有るが、筋は通っている物だ。
無理が通れば道理が引っ込む
無理筋OK?
不確定性原理「ちーっす」
科学的説明ができれば怖くない、というのは科学への信仰心がなせる業、なのかもしれない。
理系のやつにオカルト話すと
70%ぐらい毛嫌いした反応をする
で、連中の言い分を仔細に分析すると
要するにアイツらお化けが怖いんだよww
もう偏桃体が反応しまくっちゃってるのww
残りの30%ぐらいは
好奇心で解明してやろうって連中
こういう連中こそ本当の理系の態度だと思うね
理解不能なものを忌避するのはオカルティックな態度そのものだよ
重力の解明が出来ない科学