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X線によって体の動きをとらえた映像は、静止画では見ることのできないおもしろい世界を見せてくれる。私たちがしゃべったり、食べたり、ときには突拍子もないパフォーマンスをするときの、解剖学的な妙技を見ることができ、人間の体のメカニズムがよくわかる。
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歌う、話す
MITの音響音声学の教授ケネス・スティーヴンスは、1962年にスヴェン・オーマンのX線映画撮影の実験に参加した。下記ビデオもそうだ。1997年、クリスティーン・エリクスドッターは、自らがしゃべっているところをX線撮影し、口の動きを分析した。下のGIFアニメーションは、スウェーデン語でbade(両方bothの意味)を発音するときの口の動き。
男性がpion(芍薬peonyの意)と言っているときの口の動き
こちらはクリスティアン・ゼーンダーが、Pierre-Yves Borgeaudの映画『インランド』の中で歌っているX線映像。
食べる、飲む
ニック・ロッシーノが液体バリウムを飲み込むところ。 バリウムを飲んでX線を当てると液体が見える。このビデオでは液体が全部飲み込まれず、ロッシーノの喉に一部たまっているのがわかる。こちらのビデオは嚥下障害に苦しむ患者の嚥下造影の様子。
こちらのビデオは固形物を噛み、飲み込む様子。
このビデオは、お乳を飲む赤ちゃん。
これは、犬が水を飲むところ。
楽器を演奏する
このビデオはフレンチホルンやトランペットを吹いているところ。ジョセフ・メイトの論文のために撮られたもの。セントラル・ワシントン州立大学教授のレイモンド・ウィーラーがクラリネットを吹いているところ。クラリネットでさまざまな音を出すとき、舌がどのように動くのかよくわかる。
これはバイオリンの弦の上をすべる手の動き。
奇妙な技
17本もの剣を飲み込んだり、鼻から釘を入れたりしてもまるで平気なチャイネ・ハルトグレンの顔を撮ったX線映像。これは、スタントアーチストのモルグが、鼻からフックを入れて口から出すところ。
また、彼は頭蓋骨に電動ドリルを刺したりした。
via:io9 ・ 原文翻訳:konohazuku
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