いけさんフロムエル : 「ＣＬＡＹＭＯＲＥ」～ミアータ号泣！唯我独尊の力と残された楔！！

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ジャンプＳＱ．連載「ＣＬＡＹＭＯＲＥ」第１４３回です。

リフルを始末し、ダーエたちの前に現れたプリシラ。
彼女が忘れていた幼い頃の事件の詳細を語るダーエだったが、そんな話は耳障りだとし、何とプリシラはダーエを斬り裂いてしまう。
一方、意識が戻ったミアータは、ついにエウロパを撃退する。
だが、戦い終えたミアータを待っていたのはママと慕うクラリスの最期だった…！？

目を開けて「ママ」の名を呼び続けるミアータ。
「ママ…ママは死んじゃった…」
「あたしが今より小さかった時に　もうずっとずっと前に…」
思わぬセリフに驚くガラテア。
ずっとママと暮らしていたのだが、妖魔がママを殺し、剣を持った女の戦士が妖魔を殺してから１人になったのだという。
「クラリス…お前まさか…ミアータの中の自分自身の記憶をあの時全て消したのか…」
何と、残されたミアータの為、その死の直前に記憶を消していたらしい。

「なんで今こんなに悲しくて」
「涙がいっぱいでてくるんだろう…」
あるいはクラリスの記憶は無くなっても誰かが側にいた事は覚えていたのか？
ずっと前に死んだはずのママに会いたいと涙するミアータ。
「泣くがいいさ　恋しい母親を思い出して　今ここで思う存分泣けばいい」
そんなミアータを抱きしめるガラテアだったのだが…。

クラリスのおかげもあって何とか聖都を守り抜いた戦士たち。
結果として多くの戦士が助かった事になりましたけど、だとするといよいよ彼女たちもミリア達のところに向かう事になるのでしょうか？
聖都を守らなければならないと考えるなら動けませんが、妖気を感じ取って当分都は大丈夫という事になればこの新世代の戦士たちが向かう事は充分考えられます。
ただ、だからといってエウロパに苦戦した彼女たちがプリシラに通用するとも思えない訳で、向かったとしてもアナスタシアの羽根の様にワンポイントでサポートする事になるのかも知れません。

「ミリア…」
「ああ…袋小路だな…」
エウロパが逃げ、それでも尚戦い続けた覚醒者たち。
だが、突然３人の動きが止まった！？
「プリシラともう一体の闘いに決着がついた」
プリシラが勝利した事を確信するミリア。
だが、その結果プリシラの力は落ちたものの、最初に想定していたものよりその差は遥かに小さいのだという。
しかもこっちは未だに決着がつかず、互いに体力を削りあっている状況であり、このまま続けてどちらが勝ってももはやプリシラに対抗できる力は残らないと察したらしい。

一方、自意識を取り戻したカサンドラは見知らぬ者たちの刃が自分の身体に振り下ろされている状況に困惑していた様子。
『ああ…そうか　あの時と　なにもかも同じなのだな』
ロクサーヌたちになぶり殺しにされた時の事を思い出すカサンドラ。
何と、状況を理解したカサンドラは一撃でラーズを仕留めてしまったのだ！！

エウロパに続き、またしても戦力を失う事になってしまった覚醒者たち。
あれだけ沢山いた覚醒者もとうとうオクタビアとクロノスだけになってしまいました。

オクタビアとクロノスに襲いかかるカサンドラ。
急に強くなった事に驚くヘレンだが、クレアによれば今までのカサンドラは来た攻撃を避けそれに合わせて反撃していただけなのだという。
「今初めて奴は我々を倒すべき敵として自らの意思で攻撃しはじめたんだ」
何と、全然本気ではなかったカサンドラ。
その気になって攻撃を開始したカサンドラが相手ではさすがのクロノス・オクタビアでも厳しいらしい。

「ミリアやろう　ミリアの立てた最初の作戦に戻ろう」
「こいつをプリシラにぶつける　自分の意思で動いている今ならプリシラを敵と認識するはずだ」
そんな事態にカサンドラを倒そうとしていた現作戦を変更し、元の作戦に戻る事を提案するクレア。
プリシラに取り込まれて力を取り戻す可能性もあるが、このままではじり貧であり、オクタビアも乗る事にしたらしい。

「やるなら勝手にやりな」
「俺はラーズの仇をうつ」
一人で対カサンドラに執念を燃やすクロノス。
だが、それが出来ない事は当のクロノスも分かっていたのか？
「かつてその時代の頂点に君臨した者の責任と孤独…」
「ナンバー２でもナンバー３でもない唯我独尊の力…」
「それこそが深淵が深淵たりえる所以なのよ」
オクタビアに言わせればナンバー１はその時代の象徴であり、その背中を追いその陰にかくれていたナンバー２以降の戦士とは覚醒の重さ自体が違うらしい。

そんなオクタビアの説明に舌打ちするクロノス。
これではさすがのクロノスも納得するしかないのか…？

「くそ　くそ　とんだ疫病神につきあわされた」
「組織壊滅　実験島崩壊　この事実だけをもって大陸に戻ればよかったものを…」
馬を走らせ必死にプリシラから逃げるルヴル。
彼の役目はすでに終わっており、最強生物を見たいなどと思わなければ、もしかするととっくに大陸に戻っていたのかも知れません。
いくら馬を駆けても相手が相手だけに逃げ切れる気がしないというルヴル。
そんな中、何者かとすれ違うのだが…。
これはやはりラキなのか？

クレアを復活させた事でとりあえずの役目は終えたはずのラキ。
一緒に行動していた時のプリシラとは明らかに違いますが、彼女に何かあるとすればやはりラキしかなく、この出会いにはちょっと期待したいですね。

真っ二つにしたダーエの下半身を口にするプリシラ。
爺さんの内臓など妖魔よりマシという程度でマズイそうだが、血肉は老人以外ならそれ程大きな違いはないのだという。
「好みは若い男　次に若い女　幼子の男は旨くても腹の足しにならない」
「まずくなければ男の方が好みというのは食べるという行動が性的欲求の一つと考えられるか　それ自体が既に性行為といえるかもしれぬな」
全裸の美少女が自分の下半身を使って性行為をしていると言って笑みまで浮かべる老人（笑）。

一方で、幼い少女について言及しなかった事に気づくダーエだが、今のプリシラには幼い少女の姿が見えないのだという。
意識の奥に閉ざされその存在自体が消えてなくなっていると推測するダーエ。
「お前は自身が覚醒する瞬間　解放される力のあまりの大きさに驚愕し　人である精神の最後の力を振り絞って幼い少女だけは意識から消し去るという制約を自分自身にかける事に成功した」
「幼い少女の存在…すなわち後の戦士となるべく存在　つまりお前は託したのだよ　後の戦士に自分を殺してくれる者の出現をな」
「それが人であったプリシラが　お前に出来た最後の抵抗だ」
何と、後の戦士に自分を殺してもらう事を期待していた！？
思いもしないダーエの言葉に目を見開くプリシラだったのだが…！？

あるいはそんな事を言われて逆にむきになって幼い少女を食べようと試みるのかな？
だとすると聖都でもカサンドラのところでもなく、逃げた民衆を追いかける事になるのかも知れません。
一方で、意外な情報を口にしたダーエがまだ何か語る事になるのかな？
生きているうちにラキが到着すればまた何か意外な事実を語ってくれるかも知れません。

そんなプリシラにカサンドラをぶつけようと目論むミリアたち。
果たしてどうやって両者を対峙させるつもりなのでしょうか…？

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