PC用ゲームをリビングルームに持ち込みたいValve が、ベータテスター用プロトタイプ
Steam Machines の仕様を発表しました。Steam Machines とは、Valve が開発中のゲーム用OS「
SteamOS」に最適化した家庭用PCゲーム機規格。複数の企業が2014年の発売を目指して開発中で、
現在は300人のベータテスターを募集しています。
プロトタイプマシンは市販の自作PC用パーツを使用しているので、ユーザー自身でCPUやGPU、ストレージに加えマザーボードまで交換できるのが特徴です。またValve はマシンのCADデータも提供する予定のため、ユーザーが筐体を自作することもできます。
テスター用マシンの主な仕様は、Core i7-4770/i5-4570/i3 CPU、16GB DDR3-1600 RAM、NVIDIA Titan/GTX780/GTX760/GTX660 GPU (3GB GDDR5 VRAM)、1TB ハイブリッドSSHD(8GB SSD 内蔵)、450W 内蔵電源(80+ Gold)。本体サイズは30.5 x 31.5 x 7.4cm。
仕様を眺めると、動作に最低600W以上の電源が必要なTitan が450W 電源で問題ないのか、CPUやGPUの仕様は選択可能なのか、それともテスターの手元に届いてからのお楽しみなのかなど気になる点がありますが、今のところ詳細な説明はありません。
また筐体デザインは依然として作業中。テスターへの発送までには公開する予定です。
プロトタイプマシンは2013年中にテスターへ発送予定。同じくValve が開発中のスティックなしゲームパッドこと
Steam Controller のプロトタイプも同時に提供されます。