Martha-Mason「鉄の肺」と呼ばれる人工呼吸装置。装置から出ているのは首から上だけ、という過酷な人生・・・・






マーサさんは、1937年5月31日に、アメリカ東部の小さな町ラッティモアで生まれた。数奇な運命が訪れたのは、11歳の時だった。

ポリオウイルスに感染したことにより体が麻痺していた兄が、苦しんだ末に幼くして亡くなった。その兄を埋葬した後、マーサさんは、自分も兄と同じポリオウイルスに感染していることに気が付いた。症状はすぐに進行し、マーサさんは、かつて兄が使っていた『鉄の肺』の中に入って生活することを余儀なくされた。

鉄の肺での生活をスタートさせた時、医師は両親に、「1年間、楽しい思い出をたくさん作ってあげてください。」
と告げた。つまりは、余命宣告だった。しかし奇跡的にも、マーサさんは鉄の肺に入ったまま、それよりずっと長く生きながらえ、人生を謳歌した。

2009年、マーサさんは72歳の誕生日を目前に、その生涯を閉じた。実に61年間も、鉄の肺の中で生きた。鉄の肺で、これほど長く生きた人は、彼女を除いて他にはいない。詳細は→(記事引用元: 日刊テラフォー

The Final Inch: Martha Mason spent over 60 Years in an Iron Lung

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