607 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 15:33:13.71
馴れ初めスレから誘導受けましたので、勝手ながら投下する
波乱万丈でも何でもないので恐縮ですが…

両親と義両親の証言が正しければ、
嫁との馴れ初めは、幼稚園の入園式でのケンカだってさ
椅子持って殴りあいしてたそうで、当然親同士の話し合いになったらしい
…覚えてないです、身に覚えがありません

嫁のことが好きになったのは、幼稚園時代からだと自覚してる
ケンカの後は仲良くなって、よく一緒に遊んでたらしい


嫁への好意を自覚させられたのは、
ある日俺が泣きながら幼稚園行ったら、教室入った瞬間に嫁に抱きつかれてキスされた
母曰く、その日俺は幼稚園に行きたく無いと駄々をこねてたらしいが、
帰ってきたら、満面の笑みで「嫁ちゃんとキスしたよ!」と報告したそうな

その話を聞かされたときは、単純な自分が恥ずかしくて死ぬかと思った
都合のいいことに、俺はキスされたことだけはしっかり覚えてる

小学校は校区が別だったので、だんだん疎遠になり、 もうほとんど俺は忘れてた

中学に進学して、一年次のクラスで声をかけられ再会
呼び名も小さい頃から変わらない嫁は、当時の思春期真っ盛りな俺には恥ずかしく、
苗字で呼ぶようにしてた

続きます


608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 15:33:43.92
それでも中学三年生になるまで、親友のように接した
誰よりも一緒にいると安心できていた気がする
俺が嫁を好きなことは、周囲の勘のいい人間にはバレバレで、
早く告白しろと面白半分に急かされながらも、俺にそんな勇気はなかった
ただ怖かったんだと思う、告白なんてしたことなかったし、
嫁以外の誰かにしようと思ったことも無かった

でも、志望校をそろそろ決める夏休みに、
男子に告白された旨を嫁から聞いて覚悟を決めた
本当に怖かった、でもしっかりと思いを伝えた

その時の嫁の反応は、俺の決意や不安の行き場を無くすもので、
「えっ、えっ…そんな…」
とか言いながら目の前をうろうろ、うろうろ、しまいには、
「私、どうしたらいい?」と聞いてくる始末
告白したこっちの方が恥ずかしくなってきた
「俺に聞くなよ…」としか当時の俺は言えなかった
落ち着いた嫁から好きだと言われ、俺は舞い上がってた
恐怖と不安の反動が大きかったんだと思う

その場で、嫁と同じ高校に行くことを宣言
当時の偏差値を考えると狂気の沙汰としか思えない
かたや数学以外完璧な優等生、志望校はもちろん県下一の進学校
俺はといえば、どう見積もっても成績は中の中
幸いにも志望校は実力主義で、なんとか入れました

そんなこんなで、大学卒業と同時に結婚
十二月には第一子誕生の予定です