クロアチアのヴェレビト山脈に位置する、世界で最も深い洞窟の１つとされている、ルキナ・ヤマ洞窟内で、全く新しいカタツムリが今年発見された。そのカタツムリは美しい形状を持ち、中が透けて見える透明の殻をまとっている。
スポンサードリンク
Zospeum tholussum と名付けられたその繊細なカタツムリは、洞窟の地表からおよそ1kmほどの最深部で発見された。そこは岩や砂が多く、水がチロチロと細く流れていた。このカタツムリは真性穴居生物であり、視覚情報に頼って体の位置を定める能力を失った生き物の一つだという。
Zospeumに属するすべてのカタツムリは移動能力を失っている。しかし、彼らがぬかるんだ環境や天然の排水システムの近くに存在することは、これらの生物が完全な不動性ではないことを示唆する。
ルキナ・ヤマ洞窟郡は垂直な穴を持ち、その深さは1,392mと極端に深い。あまりにも深い為、洞窟内はその深さのレベルで3つの微気候(洞窟などの狭い地域の気候)の層があることが特徴となっている。
入り口は気温が氷点を行ったり来たりするぐらい寒く、中間辺りは最高で摂氏2度、そして3つ目の下層は摂氏4度になる。これらの特徴がユニークな生物の多様性に繋がる環境だとし、研究者らの興味は尽きない。
via:io9・原文翻訳：R
▼あわせて読みたい
神秘の透明イモムシ！プルップルのゼリーみたいな「ジュエルキャタピラー」（画像+動画）
ウロコが透明のアユ、牙４本のクワガタ、日本で発見されたスペシャルな仲間たち
中身の構造が良くわかる！透けてみえる半透明生物トップ１０
カラパイア無料メールマガジン購読方法
スポンサードリンク
退役軍犬、はじめての子猫にもうメロメロ
シワのまったくない、世にも奇妙な脳
これって本当？UFOにまつわる奇妙な10の目撃談
海岸に打ち上げられた謎生物の総集編
森の妖精？雪の妖精？とにかく爆きゅん、ふっくらかわいい鳥「シマエナガ」
AK-74を一瞬にして無効にする方法
北海道に冬の訪れを告げる風物詩「雪虫」が今年もでたよ
猫だって赤ちゃんが大好き。猫と赤子のほんわか動画総集編
空域制御！反政府軍がロケットランチャーで撃ち落としたものは？
一度は現地で食べてみたい。世界10か国の料理
2100年、消滅するであろう世界7つの都市とその理由
そして誰もいなくなった・・・たった数年で急速過疎化。滋賀県最大級のショッピングモール「ピエリ守山」
戦後史上最悪の被害をもたらした「伊勢湾台風（1959年）」を現代の台風進路図情報風に再現してみた
ついに太陽が2つに？赤い巨星 「ベテルギウス」 が謎の膨張、超新星爆発の兆候か？
解体間近の九龍城砦のリアルを撮影した写真（1987年〜1990年）
地震により突然巨大な物体が水中から出現、新たな島だった。（パキスタン）
地球はあと何年くらい人類が生息可能な場所であるのか？（英研究）
使徒？残酷な天使？英国・米国の空に輝く使徒型の雲
ホラーゲームが1本つくれそうな、おどろおどろしいドイツ人医師のマンション廃墟
天国への階段は実在した。ハワイ、オアフ島にある禁断のトレイルスポット「ハイク・階段」
2013年、一度は訪れるべき世界12の場所とその押しポイント
ついに太陽系を脱出！ボイジャー１号、35年を経て無限の彼方へ
底知れぬ恐怖を感じる、地面に開いた陥没穴の画像特集（35枚）
寒冷期が「この後すぐ？」 地球が寒冷化サイクルに突入した可能性
リアルはコラよりもエキサイティングでスリリング。決定的瞬間をとらえた写真シリーズ
史上初。2800万年前地球に彗星が衝突した証拠が発見される。（南アフリカ研究）
全てを飲み込むと思われてきたブラックホール。実際はその99％以上がはね返されていた（米研究）
無限の彼方へ、2013年天文写真フォトコンテスト優秀作品
まるでヘドロモンスター。米コロラド州を襲った豪雨で下水道が破裂、マンホールから汚泥が大噴出
世界広がる7つの謎
ここどんな異世界？独特の生態系をもつソコトラ島の魅力にズームイン
これが水星の「北斎」だ。NASAの探査機メッセンジャーがとらえた水星のクレーター「HOKUSAI」の画像
テラシュール！ドクロのなる植物「キンギョソウ」
イスラエルのガリラヤ湖に沈んでいた謎の巨大構造物
世界12の謎に包まれた建造物
なんというティモテ。激しい風に吹きさらされ、捻じ曲がったままの形状を保った木々の壮観な光景（ニュージーランド）
ちょっとビックリするような、宇宙の大きさについての真実
世界で一番高い場所にあるスラム、45階建ての高層ビルが丸ごとスラム街に。ベネズエラ「ディヴィッド・タワー」廃墟
地球が大量絶滅に向かっている7つの兆候
米アラバマ州の野外コンサート会場付近に隕石が落下爆発、激しい閃光に照らされる
コメント
1. 匿名処理班
おしゃれ
2. 匿名処理班
貝になっても発見され、いじり回され殺される
3. 匿名処理班
塩化ビニールでできてそうな質感
4. 匿名処理班
太陽光線（特に紫外線）から身を守る必要性がないから、色素を失ったのかな…
引きこもりが見た目にこだわらなくなるのは人も動物も変わらんのかもしれんが、ずい分美しくなったものだｗ
5. 匿名処理班
クラゲみたいなもんで殆ど水だろ
6. 匿名処理班
研究用に地上に持ちだしたら光で死んでしまいそうだな
7. 匿名処理班
貝の殻は食う物で随分変わるよ
何食えば色着かないのかは判らないけど
8. 匿名処理班
レアアイテムっぽいし
もしもっと発見される時代が早かったら高値で取引されてそうだな
殻を粉末にして飲んだり
9. 匿名処理班
どんな成分で貝が作られてるんだろう
10. 匿名処理班
月のおさがり（分った人は結構化石マニア）
11. 匿名処理班
普通のカタツムリの殻はカルシウム系出できているらしいが、
このカタツムリの場合、素材は何で出来てるんだろう？
12. 匿名処理班
普通にいそうであまり大きな感動はないな
13. 匿名処理班
日本のカタツムリだって小さい奴は透明だろ
14. 匿名処理班
補聴器か
15. 匿名処理班
マイマイカブリ歓喜
16. 匿名処理班
氷河期の生き残りだろうか？たまたま洞窟に流されたでんでんむしが数万年も生き伸びていたと思うだけでロマンがある。こうした動物がいると研究でわかるのは保護にもつながるし悪いことではないよ。
17. 匿名処理班
恥ずかしくないのかな
透明なパンツで外出するようなもんなんだろ？
18. 匿名処理班
貝の殻は炭酸カルシウムの他、水質や土壌の成分にも影響するよ
食べ物と書いてる人がいるけど違うよ
19. 匿名処理班
こんな垂直すぎる洞窟を調査しようという発想が研究者魂すぎる
20. 匿名処理班
「俺の殻は特殊偏光ガラスで出来ている」
21. みあきち
通常はカルシウムを含んでるはずの不透明な殻が、透明なのは「ガラスの材料にもなるケイ素」の化合物だろうかと予想したら、先を越されてしまっていたな・・・
子供のときに図鑑で「テレビ石」という「透き通る鉱物」を見たが、外敵がいなくて光が透過するくらい薄くなった、のかもしれないな。
22. 匿名処理班
家ん中、丸見えってやつか。