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http://japanese.engadget.com/2013/10/14/windows-phone-8-gdr3-6-1080p-soc/


Windows Phone 8 GDR3アップデート発表、6インチ1080p画面や最新SoCに対応 - Engadget Japanese


マイクロソフトが、日本では展開していないモバイルプラットフォーム Windows Phone 8 のOSアップデートGDR3を予告しました。

8から8.5や9に上がるようなアップデートではないものの、5インチや6インチ画面と1080p解像度への対応、Snapdragon 800 プロセッサのサポートなど、ハードウェア・ソフトウェア共に他陣営の最新機種を追う内容です。

マイクロソフトは、かつてのWindows Mobile 時代にハードウェアとソフトウェアの互換性でユーザーを混乱させた反省から、また iOS / iPhone のような垂直統合型プラットフォームの利点を学んで、新規巻き直しの Windows Phone 7 からはハードとソフトの密接な統合を掲げています。

そのためハードウェアパートナー各社に対して厳格なハードウェア要件を設けていますが、逆にそれが枷となってしまい、カタログスペックの上では、他プラットフォームの最新スマートフォンと並ぶと見劣りすることにもなっていました。

今回の最新アップデートの GDR3 (General Distribution Release 3, または単にアップデート3)では、5インチ級や6インチの大画面、1920 x 1080p 高解像度など、世界のスマートフォン市場でのトレンドに追従することになります。

主なアップデート点は:


大画面・高解像度への対応

単にスケールするだけではなく、Windows Phone の特徴であるスタート画面のタイルが横に1列多く表示できるようになります。(小タイルで6枚)。またメールや写真などの組み込みアプリも高解像度に対応して書き換えられています。

Snapdragon 800 プロセッサ対応

国内キャリアの秋冬モデルでも多数が採用する最新プロセッサ Snapdragon 800 に対応。


ドライビングモード

特定のBluetooth機器を登録して、接続時にはドライビングモードへ自動切り替えを設定できる。ドライビングモードでは通知の制限や、「運転中ですあとで」メッセージの自動応答などが可能。


そのほか

・アクセシビリティの強化
・インターネット共有の改善 (Windows 8.1デバイスと Bluetooth 接続すれば、パスワードなどを入力することなくWiFiテザリング接続が完了)
・Bluetooth接続の品質改善。
・ストレージ管理の強化。「その他」の中身を詳しく分類など。
・着信音の細かな設定追加
・画面の自動回転ロック設定
・アプリ切替時に個別アプリをマニュアルで簡単に閉じるUI
・セットアップ中のWiFi接続

など細かな改善も加わります。

アップデートのリリースは、個別の端末やキャリアにより今後数週間から数か月。アプリ開発者向けには、アップデート後にも自分のアプリがちゃんと動くかどうか確認するためプレビュープログラムが設けられます。


公式に6インチ対応が表明されたことで、ノキアから登場がうわさされる大画面端末 Lumia 1520 のうわさも信憑性がダメ押しされたといえそうです。