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ソニーから世界初のフルサイズミラーレスα7、24-200mm全域でF2.8のコンパクトRX10 - Engadget Japanese

α 7を手にする石塚茂樹本部長

10月16日ソニーは、35mmフルサイズのセンサーを搭載したミラーレスカメラを2機種、Eマウントのレンズ群、そして24-200mm全域でF2.8の明るく高倍率のズームレンズを搭載したコンパクトカメラを発表しました。写真を中心にご紹介します。

2013年10月16日 ソニー デジタルイメージング 新製品発表会


35mmフルサイズのセンサーを搭載したα 7Rとα 7

2430万画素フルサイズExmor CMOS センサーを搭載したα 7


α 7(フロント右から)レンズは、EF 28-70mm F3.5-5.6 OSS


α 7(フロント左から)グリップ上に前ダイアルがあります


α 7(右側面)マイク端子、ヘッドホン端子、マルチ端子、HDMIマイクロ端子が収納されています


α 7(リア)3.0型92万1600ドットチルト液晶搭載


α 7(左側面)カバーの下にメモリスロット、NFCのマークも見えます


α 7(上から)露出補正がダイヤル式とレトロな雰囲気です

α 7は、世界初、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。有効約2430万画素の35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを採用し、ソニーEマウントレンズが使用できます。またマウントアダプター(LA-EA4、LA-EA3)を併用することで、ソニーAマウントレンズも使用可能となります。

サイズは約126.9×94.4×48.2mm、重量約416g(本体のみ)。写真からもわかるように非常にコンパクトです。

その他の特徴としては、従来比で約3倍の能力を持つ新開発のBIONZ X画像処理エンジン、ソニー史上最高画質を誇るXGA有機EL Tru-Finder、合焦時間を従来比で最大35%に短縮したファストインテリジェントAFを搭載。実際、ハンズオンで試したところ、言葉通りの性能でした。

そしてこの小さなボディにはマグネシウム合金が使われ、剛性はもちろん、質感もハイグレードです。レトロな雰囲気を醸し出しダイアル操作系、いろいろなアングルから容易に撮影できるチルト液晶、防塵防滴でどんな場所で使っても安心と、考え抜かれた内容に仕上がっています。

発売日は11月15日、市場予想価格は、ボディのみのILCE-7が15万円前後、FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS付きのズームレンズキット、ILCE-7Kが18万円前後になります。

3640万画素ローパスフィルターレスのフルサイズExmor COMSセンサーを搭載したα 7R


α 7R(フロント)レンズは Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA


α 7R(リア)3.0型92万1600ドットチルト液晶搭載


α 7R(上から)概観はα 7と全く同じです


α 7Rの内部構造

α 7Rは、α 7のボディそのまま、有効画素数約3640万画素での35mmフルサイズExmor CMOSセンサーを搭載し、ローパスフィルターレスになっています。これによって、より高解像度でシャープな写真が期待できます。

多くの仕様は共通ですが、フォーカス関連がα 7と異なります。位相差検出方式/コントラスト検出方式を採用したファストハイブリッドAFはα 7、コントラスト検出方式を採用したファストインテリジェントAFはα 7R。また測距点数も35mmフルサイズ時:117点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式)と、25点(コントラスト検出方式)と異なります。

発売日は同じく11月15日。市場予想価格はボディのみのILCE-7Rで22万円前後になります。

新開発のフルサイズ対応Eマウントレンズ(FEレンズ)


Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS / EF 28-70mm F3.5-5.6 OSS / Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA / Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA


FE 70-200mm F4 G OSS


マウントアダプタ(LA-EA4/手前、LA-EA3/奥)


α 7と7Rで使用できるレンズなどシステム一式

α 7、α 7Rと同時に、新開発のフルサイズ対応Eマウントレンズ、Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(2014年1月発売、13万2300円) / EF 28-70mm F3.5-5.6 OSS(2014年2月発売、6万1950円) / Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(2014年1月発売、10万3950円) / Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(11月15日発売、8万8200円)、FE 70-200mm F4 G OSS(2014年3月発売、16万5900円)と、5本用意されました。高価なレンズばかりですが、写りは期待できそうです。

24-200mm全域でF2.8の明るく高倍率のズームレンズを搭載したRX10


RX10(フロント)35mm判換算24-200m F2.8の明るい高倍率ズームレンズVario-Sonnar T*を搭載


RX10(リア)3.0型約122.9万ドットチルト液晶搭載


RX10(上から)α 7同様、露出補正はダイヤル式です


RX10の内部構造

RX10は、1台で全てをまとめたいと言った要望に対して作られたコンパクトカメラで、有効画素数約2020万画素、1.0型のExmor CMOSセンサーを搭載しています。

最大の特徴は35mm判換算24-200mm F2.8の明るく高倍率のズームレンズ、Vario-Sonnar T*を装備していることです。通常このクラスのレンズですと、例えば24-70mm F2.8、70-200mm F2.8と少なくとも2本のズームレンズが必要となります。それを一本にまとめた上に、サイズは129.0×88.1×102.2mm、重量755g(本体のみ)と、非常にコンパクト。これ一台で大抵のシーンは撮影可能でしょう。光学手ぶれ補正機能を内蔵していますので、手ぶれの心配も無用です。

発売日は同じく11月15日。市場予想価格はDSC-RX10/13万円前後となります。

2013年10月16日 ソニー デジタルイメージング 新製品発表会