客『おたくのオ…ホ買ったんだけどさぁ』新人「はい?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 10:49:31.27 ID:fODQcSpR0
先輩「それじゃあ、今日からは一人でやるのよ?できるわね?」
新人「は、はい!」
先輩「それじゃ、よろしく」
新人「ふぅー……」
新人「緊張するなぁ。クレームの電話なんてなければいいけど……」
ピリリリリッ……ピリリリリッ……
新人「か、かかってきた!?」
新人(落ち着いて。練習通りにやれば大丈夫……)
新人「――はい。お電話ありゅがとうございまちゅ。株式会社ユメノアナカンパニーでしゅ」
『あー、もしもし?おたくのさぁ、商品買ったんだけどさぁ。不良品だったみたいなんだよね』
新人「え?あ、はい。申し訳ありません。おきゃくしゃまがご購入された商品のほうは……?」
『あ?ああ……オ……ホ……だけど?』
新人「はい?あの、もう一度言っていただけますか?」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 10:54:16.15 ID:fODQcSpR0
『だから、オナ……ルだよ。何回も言わせんなよ』
新人「すいません。ええと、オナルですか?」
『違うよ。似たようなもんだけど、違う』
新人「す、すいません……」
『おたくの商品であるだろ、そういうやつ。それが不良品だったんだよ』
新人「しょ、少々お待ちいただけますか?』
『おう』
新人「せんぱーい」
先輩「なにぃ?」
新人「あの、お客様からクレームの電話が入ったんですけどぉ」
先輩「内容と商品は?」
新人「ええと、購入された商品が不良品だったみたいで、商品名はオナルだそうです」
先輩「オナル?そんなのあったかなぁ。ちょっと調べてみるわ」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:00:21.34 ID:fODQcSpR0
先輩「オナルはないなぁー。もっとよく聞いてみてよ」
新人「は、はい。――お、おまたしぇして申し訳ありません」
『あっただろ?』
新人「あの、オナルという商品は自社製品にはないようでして……」
『いや。パッケージの裏に書いてある電話番号にかけたんだぞ。あるだろ』
新人「ええと。商品名をもう一度ご確認していただけますか?」
『あぁ?だから、オナ……-ルだよ』
新人「オナール?ですか?」
『違うっていってんだろ!!!』
新人「ひゃぁ!?」
『なにいってんだよ!!』
新人「すいません……あの……おかしいなぁ、電話が遠いのかなぁ」
『あ、あれだよ。男が……その……一人で使う奴だよ……わかるだろ!!』
新人「は、はい!し、調べてみますから少々お待ちください!!」
『頼むぞ』
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:06:45.29 ID:fODQcSpR0
先輩「男が一人で使うやつ?」
新人「そういってます」
先輩「商品名は言ってくれないわけ?」
新人「何故かそのときだけ電話が遠くなって」
先輩「うーん。一人で使う商品っていっても30種類はあるからなぁ」
新人「どうしましょうか?」
先輩「ほい。このリストを順に読み上げていって、該当する商品がどれかお客様に答えてもらうしかないね」
新人「わ、わかりましたっ」
先輩「どうしても無理なら代わるからさ」
新人「は、はいっ!」
新人「んんっ。――おまたしぇしました」
『どうだ?』
新人「あの、今からお客様がご購入されたとおもわれりゅ自社製品を、順に読み上げますので、該当するものがあればいってくらさい」
『お、おう』
新人「えーと、妹アクメ絶頂フルコース……妹の秘密全部見せちゃう……妹の穴……」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:14:37.03 ID:fODQcSpR0
新人「――最後が、ロリ穴シリーズ小学生のキツキツホールです」
『……』
新人「あの……どうでしょうか?」
『おたくの商品……そんなにあるのかよ……』
新人「えっと、これらではないんですか?」
『……』
新人「あのぉ……」
『お前、そんなの口に出して恥ずかしくないのかよ!!』
新人「え!?す、すいません!!」
『親が知ったらどう思うんだ!!』
新人「でも、あの……研修のときに先輩たちからあの、商品名を声に出すときは羞恥心を捨てろって……」
『そ、そうか……あんたも大変だな!!』
新人「あ、ありがとうございます」
『……』
新人「で、あの、お客様がご購入された商品は、この中になかったのでしょうか?」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:23:03.17 ID:fODQcSpR0
『……あ、あるけど……さぁ……』
新人「ど、どれですか?ロリ穴シリーズでしょうか?それとも妹シリーズですか?あとは小学生シリーズしかないですけど」
『そういう問題じゃねーだろぉ!!!俺の買った商品が不良品だったって話だろぉ!!』
新人「あ、はい。そうです。その通りです」
『いいから!!弁償するか!!新しい商品に交換してくれよ!!』
新人「で、でも、あの、お客様のお手元にある商品がわからないと……その……困ってしまいますのでぇ……」
『んだよぉ! リ……しょ……の……ール……だよぉ!!!』
新人「あ、あの……あの……」
『聞こえただろ!!』
新人「ぐすっ……」
『なくなよぉ!!』
先輩「どうしたの?」
新人「先輩……すいません……」
先輩「はいはい。代わるわ」
新人「すいません……」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:33:07.14 ID:fODQcSpR0
先輩「お電話代わりました。大変申し訳ありません、うちの社員がお客様に失礼なことを……」
『いや、こっちも悪いんだけどさぁ……。さっきの人に謝っといてくれよ』
先輩「畏まりました」
『頼むぞ。それじゃ』
先輩「ああ、お客様」
『なんだよ』
先輩「当社の製品が不良品ということでしたので、お客様に謝罪するとともに弁償、または商品のお取替えをさせていただきますので」
『そうか。そうだったな。じゃあ、してくれよ』
先輩「はい。勿論でございます。では、お客様がご購入された商品名をお願いいたします」
『あぁ!?なんでだよぉ!?』
先輩「該当商品をチェックし直さなければなりませんので。お客様のほかにも不良品を購入されてしまったかたがいる可能性もあります」
『おう……なるほどなぁ』
先輩「ですので、お手数ですが商品名をお答えいただきたいのですが」
『なぁ、あんたも……女だよなぁ?男の社員とかいねーの?』
先輩「申し訳ありません。我が社には女性社員しかおりません。社長の意向でして」
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:37:43.42 ID:fODQcSpR0
『……』
先輩「お客様?」
『……もういい』
先輩「はい?」
『もういいよ!!』
先輩「あの……」
新人「先輩、どうなりましたかぁ?」
先輩「切られちゃったわ」
新人「すいません。私のせいですよね」
先輩「いいのよ。慣れないうちはそんなものだから」
新人「……はい」
先輩「はい。気持ちを切り替えて仕事しましょ」
新人「わかりました」
先輩「ふんふーん。お、新商品企画あがってきたわね。なになに……園児の中を再現した脅威の肉圧……ふぅん。こんなの買う奴いるのかしらねぇ」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:43:18.66 ID:fODQcSpR0
新人「……」
新人「ふぅー……よし!」
新人「せ、先輩!!」
先輩「なにー?」
新人「先ほどのお客様にもう一度電話かけてみます!!」
先輩「番号聞いたの?」
新人「ディスプレイに表示されてますから!」
先輩「ふーん……。部長ー」
部長「んぁ?」
先輩「新人が生意気にもクレーム対応を最後までしたいっていってますけど」
部長「いいよー。責任はとったげるぅー」
先輩「だってさ」
新人「あ、ありがとうございます!!」
先輩「でも、あまり酷くなるようだったらヘルプしなさいよ」
新人「は、はい!!」
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:49:36.99 ID:fODQcSpR0
新人「……」ピッ
新人「大丈夫……大丈夫……」
『――はい、もしもし?』
新人「あ、あ、あの、おいしょがしいなか、大変もうしゅわけありましぇん!わ、わたくし、株式会社ユメノアナカンパニーの――」
『あんたか。なんだよ。もう話はすんだよ』
新人「いえ。お客様はまだ納得されていないようですから」
『納得は……まぁ……してないけどさぁ……』
新人「あの、おねがいししゅ!お客様の力になりたいんでしゅ!!」
『力になるって……。もういいから』
新人「なんとかします!」
『どうしてそこまでいうんだよ!!」
新人「お、お客様が……その……私の初めて……で……」
『……』
新人「だから、どうしても解決したいんです……」
『そ、そうか……』
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 11:59:03.53 ID:fODQcSpR0
新人「あの、私も何も考えずにお電話したわけではありません。無い知恵を雑巾のように絞って考えました」
『どういうことだ?』
新人「商品のお取替えなんてお客様に失礼であると思い、お客様がご指定した商品を配送させていただきますので」
『なに……』
新人「もう一度、商品名を読み上げますので、気になった商品があれば仰ってください」
『ま、まて』
新人「妹アクメ――」
『まてこらぁぁぁ!!!』
新人「きゃっ!?あ、あの……なにか不手際が……?」
『いや……。商品名を言われても……困る……』
新人「困るだなんて、私が困ります」
『とにかく、もう弁償もいいし、取替えもいい。これでいいだろ』
新人「ですが、私たちの所為でお客様のお楽しみを奪ってしまったのですから」
『やめろぉ!!!そんなことまで言えっていわれてんのかぁ!?あぁぁ!?』
新人「ひぃ……すいません……すいません……」
- 64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 12:06:46.23 ID:fODQcSpR0
『もういいって言ってるだろ。ひとりにしてくれ』
新人「そんなお客様……。あ、あの、ローションもお付けしますので……」
『いらねえよ』
新人「え?でも、研修でローションがないと、あの……オチンチンが痛くなると……」
『うっせぇな!!ローションぐらいあるよ!!!』
新人「も、もうしわけありませんっ」
『何言ってんだよ……。恥ずかしくないのか!?』
新人「それは――」
先輩「ぶちょー!この新商品、チンコもげちゃいますよねー?」
部長「開発のやつらにいってよぉ。あたしはしらないし。というか、そんなのでオチンポもげる男いないでしょ」
『……』
新人「こういう言葉が飛び交う職場で……えへへ」
『いちいち聞かせなくていい……』
新人「すいません」
『まったくよぉ。最近は女の性が乱れてるなぁ』
- 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/16(水) 12:16:42.46 ID:fODQcSpR0
新人「あの、どうにかお客様の納得していただきたのですが。土下座しろというなら、今すぐします」
『電話越しでは見えないだろ』
新人「あ、そうですね」
『……はぁ』
新人「お客様、あの、どうして商品名をはっきりと仰っコメント一覧
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- 2013年10月16日 18:30
- (σ・∀・)σ
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- 2013年10月16日 18:35
- ひなだお!
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- 2013年10月16日 18:36
- ひっどいなこれwww
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- 2013年10月16日 18:49
- ゆるしてはホントに吹いた
良い意味で酷かったよ
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- 2013年10月16日 18:49
- 客が新人にセクハラとか安易な展開にならなくて良かったわ
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- 2013年10月16日 18:51
- クレーマーかわいい
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- 2013年10月16日 18:55
- 意外な展開
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- 2013年10月16日 19:22
- ひどいいじめをみた
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- 2013年10月16日 19:26
- ク/ソ商品売り逃げ893と聞いてそっ閉じ
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- 2013年10月16日 19:34
- キモい。いろいろとキチガイ。
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- 2013年10月16日 19:39
- 吐き気がするほど気持ち悪いな。別にいいけど。
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- 2013年10月16日 19:59
- なにこのプレイ、興奮する
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- 2013年10月16日 20:06
- この世界の男どもシャイ過ぎww
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- 2013年10月16日 20:11
- すげーこんだけの話書けるもんなのか?じ、実話??
俺としては新人さん自ら体で…って展開を期待してましたスイマセン
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- 2013年10月16日 20:15
- 読後感やばいなこれ
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- 2013年10月16日 20:59
- 清々しい気分になる良作
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- 2013年10月16日 21:12
- コールセンターが女性で不良品だったエロゲのタイトル言うときはきつかったなぁ
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- 2013年10月16日 22:04
- 今のゆとり社員はクレームを「客の声」と思ってないからなぁ
クレーマーは無料で会社に意見提供してくださる有難いテスターだってのにわかっていない
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- 2013年10月16日 22:09
- 仕事感が面白かったw
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