戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://horahorazoon.blog134.fc2.com/blog-entry-4758.html


長門「涼宮ハルヒが男たちにさらわれた」 : ホライゾーン - SSまとめサイト

長門「涼宮ハルヒが男たちにさらわれた」

≫ EDIT

2013-10-17 (木) 21:01  涼宮ハルヒのSS   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 04:24:35.77 ID:JzQG+hMu0

キョン「ハルヒが?」

長門「そう」

キョン「どこにいったかわかるか?」

長門「わかる、こっちに来て欲しい」

キョン「よし」




長門「この倉庫の中」

キョン「誰もいないぞ…」

長門「…涼宮ハルヒがさらわれたというのは嘘」

キョン「何?」

長門「あなたと二人っきりになりたかった」

キョン「長門…お前どうして裸になってるんだよ!」


eval.gif涼宮ハルヒの憂鬱 -19 (カドカワコミックス・エース)





10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 04:50:59.91 ID:v9uUQQUL0

長門「これは情報統合思念体からの命令。」

長門「この惑星の有機生命体との性的交渉により、このインターフェイスに生命が宿るかの」

長門「ー実験。」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 04:56:14.59 ID:v9uUQQUL0

キョン「長門…お前…一体どうしちまったんだ?」

長門は無機質な眼で俺を見つめている。この瞳を俺は知っている。かつて、俺の日常がひっくり返ったあの春、彼女の正体を告げられたあの時と同じ。



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:02:31.93 ID:v9uUQQUL0

この一年間でお前は、少しづつだったけれど、人間の女の子のように変わっていけたじゃないか。それがどうして、どうしてそんな眼をしているんだ…



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:05:09.02 ID:v9uUQQUL0

長門「貴方は既に生殖可能となっていると判断する。」

そんな俺の思考を他所に長門は俺のズボンへと手をかける。情けない話だが長門の一糸纏わぬ姿を見て俺の愚息は勃起していた。



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:11:11.52 ID:v9uUQQUL0

キョン「ま、まて。まてまてまて!」

俺は長門の手を突き放す。

キョン「いきなりなんだ、冗談きついぜ?」

キョン「どうせハルヒの悪ふざけだろ?いい加減出て来いよ!」

そうなのだ、きっと。こんな状況はありえない。だとすればこれは我らが団長様の新しいお巫山戯か何かだろう。



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:20:14.35 ID:v9uUQQUL0

俺の叫びは倉庫へと反響したが、すぐに静寂が戻った。
くそっ、なんでこんなことになってるんだよ?

長門「私では…不満?」

そんな訳はない。俺の愚息はズボンを突き破ろうとするくらい張り切っているし、彼女の裸体から眼を離せない。



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:23:27.89 ID:v9uUQQUL0

キョン「とっ、とりあえず服をきてくれ!」

キョン「健康な高校生男児には刺激が強すぎるっ。」

長門「その方が効率的。生殖するにあたって衣服は、不要。」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:29:05.19 ID:v9uUQQUL0

ーはっ?今なんて言った?こいつ。

キョン「長門、今のセリフを、もう一度行ってみろ…」

長門「? 生殖するにあたって衣服は不要。」

キョン「バッカやろおおぉぉぉ!」

長門「!?」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:31:18.21 ID:v9uUQQUL0

キョン「お前は何もわかっちゃいない!」

キョン「世間には服を着ていた方がいいって人間がいるんだよっ!」

キョン「シチュエーションもわかっていないお前がなぁ、効率を語るじゃぁない!」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:32:18.80 ID:AOXyWcq40

全裸の方が良いというワイアルド派の俺もいる
http://www.amazon.co.jp/dp/4873064805/




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:35:43.43 ID:v9uUQQUL0

そんな俺の魂の叫びが伝わったのか、長門は怪訝な顔をしながらも服を着てくれた。

ふぅ、とりあえず色んな意味で危機を脱することができた気がする。

しかしあれだな、女子が脱ぐのもいいが、服を着る過程も中々にくるものがあるな。



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:38:32.70 ID:v9uUQQUL0

長門「では生殖を開始する」
再び長門は俺のズボンに手をかける。

キョン「アイエエエエ!?危機去ってなかったぁ!?」

そう、何も状況は変わっちゃいないのだ。いや長門の格好が俺の趣味方向にシフトしたわけで、事態は悪化している気もする。



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:41:57.00 ID:v9uUQQUL0

長門「動かないで…うまくベルトが外せない」

キョン「待て、待てって長門!」

俺のズボンを脱がそうと奮起する長門、脱がせまいと抵抗する俺。必然的に長門の手が俺の愚息をズボン越しに刺激する。



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:46:00.30 ID:v9uUQQUL0

長門「暴れないで、暴れないで…」カチャカチャ

キョン「ヤバイって、長門、ダメ…ンアッァァァァ!」ブバッシャァァァァァ

当然である。長門の手による刺激は童貞の俺には強すぎるのである。大量の白い欲望が俺の下着へと放出された。



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 05:54:22.17 ID:v9uUQQUL0

長門「奇妙…男性器の収縮が認められる。これでは…生殖行為は不可能」

ふぅ…やれやれだ。とりあえずこれで一時の欲望に身を任してしまうということはないだろう。俺は乱れた服装を正しながら長門へと言った。

キョン「長門、まずは詳しく話を聞かせてくれ。それからでも遅くはないだろう?」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:00:34.70 ID:v9uUQQUL0

-部室-
どうやら本日ハルヒはSOS団のスポンサーを手に入れるべく町内を回ってから直帰するそうだ。部室の黒板に殴り書いてあった。ふむ、とりあえず話の腰が折られることもないだろう。

キョン「で、だ。とりあえずなんであんなことをしたんだ?」

長門「それは先程説明した。人間とインターフェイスの間に子供ができるかの実験」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:06:24.81 ID:v9uUQQUL0

キョン「だから、それがなんでだよ?」

長門「意図は不明。私は統合思念体の意思に従っているだけ」

拳に力が入る。一番最初に気になったことだ。長門は、今の彼女は昨日までとは明らかに違う。姿形は変わらない。しかし、一年間共に過ごした故の違和感。

そして俺はもう一つの質問を投げかける



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:16:30.62 ID:v9uUQQUL0

キョン「長門、昨日からさっきまでの間に、何があった?」

俺の質問に彼女は、

長門「本日の朝、統合思念体により、この個体の記憶はリセットされた。その後、新しい私へと先程の命令が下った」
と、淡々に、当たり前のように答えた。

不意打ち…だった。まるで強烈なボディーブローを食らったかのような感覚。上手く息ができない、視界がチカチカと点滅する。えっ?いや、えっ?記憶が消えた?長門の、俺達との?ナンデ?キオクナンデ!?ワカラナイワカラナイワカラナイワカラ…



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:23:05.88 ID:v9uUQQUL0

これはいつの日だったか…

俺と長門は連れ立っていつもの図書館にきていた。デートと呼べるものではない。ただお互いが本を読み、夕方になったらファミレスで読んだ本の感想を言いあうといった他愛もないものだ。だけれどあの時間はかけがえのないものだったと感じるんだ。
けれど、その長門は…消えてしまった。



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:29:52.82 ID:v9uUQQUL0

キョン君!キョン君!

俺の名前を呼ぶ声がする。どうやら気を失っていたらしい。眼を開けると朝日奈さんの泣き顔が飛び込んできた。

朝日奈「ふぇぇぇ、よかったよぅ。キョン君が死んじゃったかと思いましたぁ。」

すいません、朝日奈さん。心配かけてしまって。

古泉「んっふ、一体何があったんですか?部室にきたら倒れた貴方と泣いてる朝日奈さん。どんな修羅場が展開されたのかと…」

倒れてる人間を見て修羅場とは、何なのだ、古泉。



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:34:26.64 ID:v9uUQQUL0

ん?古泉の奴、倒れた俺と朝日奈さんと言ったな?ということは…

キョン「長門を見てないか?」

朝日奈「長門さん、ですかぁ?来た時にはキョン君だけでしたよ?」

古泉「僕も見ていませんね。文化棟に来る廊下でも会いませんでしたし。」

時計を見ると部室についてから一時間ほど経過していた。どうやら長門は倒れた俺を放ってどこかへ行ってしまったようだ。



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:39:24.65 ID:v9uUQQUL0

まずここは二人に相談したほうがいいだろう。俺一人で悩んでいても始まらない。なんとか長門の記憶を取り戻せないだろうか?

俺は事の顛末を二人に話した。

朝日奈さんは「そんなぁ長門しゃんの記憶がぁ…」とベソをかいていたが、古泉は難しい顔している。

キョン「どうだ?何か打開策は浮かんだりするか?」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:41:59.16 ID:v9uUQQUL0

古泉「いえ、申し訳ないのですが今のところ僕から出せる打開策はありません。しかし、どうしても解せないことがあるんですよ」

キョン「解せないこと?」

古泉「はい。何故、統合思念体が長門さんの記憶を消した上に生殖用のモデルとしたかです。」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:46:43.53 ID:v9uUQQUL0

古泉「考えてもみてください。彼女はこの一年間、僕達と過ごし人間の感情を学んでいったのだと思います」

古泉「これは統合思念体にとって有益な情報であったはずです」

古泉「また涼宮さんの観察を行っている統合思念体は現在、穏健派が主流です。長門さんの記憶を消すことで涼宮さんの周囲をかき乱すようなことはかえってデメリットにしかならないでしょう」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:53:16.54 ID:v9uUQQUL0

古泉「また生殖モデルには他のインターフェイスをつかってもいいわけですし、わざわざ長門さんに白羽の矢を立てるのもおかしな話です」

キョン「んーむ、つまり統合思念体にとって長門を生殖モデルにするってのは合理的ではないってことか」

古泉「ええ、今までの彼らの傾向とは些か食い違うと思います。」

キョン「ってことは何かしらの外部からの攻撃による可能性が出てくるわけか」

古泉「はい。ここ最近は涼宮さんの閉鎖空間も落ち着いていますし、機関に長門さんの異常について捜査するように進言します。」



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 06:57:14.32 ID:v9uUQQUL0

朝日奈「わ、私も未来と禁則事項していろいろ調べてみます!」

キョン「朝日奈さん、古泉…その、なんだありがとな」

古泉「んっふ、何言ってるんですか」

朝日奈「そうですよ。私達、」

古泉・朝日奈「友達じゃないですか」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:08:12.55 ID:v9uUQQUL0

朝日奈さん、古泉と別れ俺は動き出した。
今俺にできることは長門に話を聞くことだ。

キョン「出てくれるといいが…」

携帯から長門へと電話をかける。数コールの後、意外にも電話はつながった。

キョン「もしもし?その、なんだ、さっきは気絶してしまってすまんな」

我ながら馬鹿のような滑り出しだ。

長門「・・・」

声は聞こえずとも長門の息づかいが感じられた俺は続ける。

キョン「今どこにいるんだ?できればもう一度話をしたいんだが。」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:15:10.34 ID:v9uUQQUL0

長門「自宅」

キョン「そ、そうか。なら今からそっちへ向かう」

そう言って電話を切り自転車を走らせる。俺は今、長門へどんな言葉をかけられるのだろうか?答えは出ないまま長門のマンションへと近づいていく。
とにかく、少しでも長門から情報を引き出すんだ。何か糸口が掴めるかもしれない。



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:24:03.86 ID:v9uUQQUL0

-長門宅-
キョン「よ、よお。さっきはすまなかったか」

長門に案内され彼女の家へと入る。長門の部屋には何度か入ったことはあるが、ここまで緊張するのは春以来だな。

キョン「いろいろ聞きたいことがあるんだが、いいか?」

長門「構わない」

先程の電話の後に用意したのだろうか、座ると同時にお茶が出された。

長門「アイスティーしかなかった」

キョン「ん、すまん。少し急いだから喉が渇いていてな。ありがたく頂くよ」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:27:21.90 ID:v9uUQQUL0

喉を潤し、俺は早速質問を始めた。

キョン「なぁ長門。記憶を消したのは本当に統合思念体なのか?」

長門「質問の意味がわからない。」

キョン「いやな、古泉が言っていたんだがー」
そう言って先程話した内容を長門へ説明する。



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:32:06.88 ID:v9uUQQUL0

長門「確かに。外部からの干渉によりインターフェイスに変化が起きることはある」

キョン「じゃあやっぱ…」

長門「しかしこの個体の場合、その可能性は低い。涼宮ハルヒへの影響を考え、いくつもプロテクトがかけられていたはず。」

外部からの干渉の可能性はありえないと彼女は言う。しかし今の言葉は矛盾を孕んでいる。



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:36:24.52 ID:v9uUQQUL0

キョン「ハルヒの周囲に影響を及ぼさないのであれば今の状況こそがおかしいだろう」

あいつのことだ。長門の記憶がなくなったとなれば平静ではいないだろう。躍起になって記憶を戻そうとするはずだ。
統合思念体の穏健派がそれを是とするわけがない。



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:41:08.89 ID:v9uUQQUL0

何かがおかしいのだ。

なんだか意識が朦朧とする。

矛盾だらけではっきりとしない。

なんだか意識が朦朧とする。

何か見落としてるこ…と…が…



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:47:45.90 ID:v9uUQQUL0

次に目を覚ますと見知った天井だった。と言うか長門の家の天井だった。

手足に力は入らず下半身に甘い痺れを感じた。

キョン「なんで…俺、また?」

そう言いながらなんとか上半身を起こすと俺の愚息をしゃぶる長門の姿があった。



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 07:59:17.02 ID:v9uUQQUL0

キョン「な、長門!?何して…うっ…」

自分のおかれた状況を認識したのがトリガーとなったのか長門の口へと大量の白濁液を吐き出す。彼女はソレを一滴もこぼさぬように、コクン、コクン、と飲み干した。
一度出したにも関わらず愚息は更なる刺激を求めるかのように硬度を増していた。

長門「睡眠薬入りの媚薬…お茶にいれておいた」

ああ、眠くなったのはそのせいだったのかとのぼせた頭で考える。
長門は愚息を自分の陰唇へと当てる。既に濡れているのか性器が触れた時にクチュリとイヤラシイ音が響いた。



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:04:58.15 ID:/K47XijQ0

アイスティー…あっ(察し)



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:09:24.96 ID:v9uUQQUL0

キョン「なぁ、長門。なんで俺だったんだ?」

そんな、当たり前の疑問を俺は聞いた。別に人間と子を作れるかの実験であるならば俺じゃなくてもいいのである。谷口あたりに頼めば涎を垂らして腰をふるだろう。

長門「…私の記憶がフォーマットされ、生殖の命令を受けた時に真っ先に貴方のことが思い浮かんだ。記憶は初期化されているはずなのに。私はこの気持ちが何なのかはわからない。ただ…この気持ちを残した前の個体が貴方を望んでいるような気がして。」

ああ、そうか。そうだったのか。全部、俺が原因だったんだな。長門…
そうして長門は騎乗位となる形で愚息を挿入しようと腰を落とした。



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:19:56.58 ID:v9uUQQUL0

古泉「むう、参りましたね。」

機関で外部から介入があったかを調査しているのだが全く痕跡がない。古泉は商店街中心を調査しているのだが何も掴めていなかった。なにより最近は閉鎖空間の発生もなく、珍しく平和といっても良かったのだ。そう悩みつつも辺りを見回していると背中を叩かれた。

ハルヒ「ヤッホー古泉君!なーにしてんの?」

古泉「これはこれは涼宮さん、ははっ、夕飯をどこの惣菜にしようか迷っていましてね。いやぁこの商店街だと目移りしてしまいますね」

と、当たり障りのない返答をする。そうだ、自分達の視点ではなく神である涼宮ハルヒの視点であれば何か変化が産まれているのではないか?古泉はそんな望みをたよりにハルヒへと話しはじめた。



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:27:01.23 ID:v9uUQQUL0

古泉「しかし涼宮さん、最近、すこぶる機嫌がよろしいですね。何かあったんですか?」

ハルヒ「あ、わかっちゃう?えへへーどうしよっかなぁ。皆にはまだ秘密にしとこうと思ったんだけど。」

意外だった。涼宮ハルヒがここまで機嫌がよくなることあるとは。機関では彼女がここまで、機嫌が良くなるような事象を捉えていない。

いや、今、彼女が「秘密」と言ったことを考えると神の力により観測できなくなってる可能性が高いだろう。



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:31:40.48 ID:v9uUQQUL0

ハルヒ「いやー有希にはばれちゃってるんだけどね、なんと私!」

ハルヒ「キョンから告白されて付き合うことになりました!」ドヤッ

瞬間、古泉は理解してしまった。長門の記憶を消した人物、そしてなぜ生殖モデルとなったのかも。



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:34:43.88 ID:v9uUQQUL0

俺は長門が腰を落としきる前になんとか彼女から逃れていた。

長門「…何故?」

キョン「すまん長門…」

長門「何故っ!!」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:41:43.93 ID:v9uUQQUL0

キョン「俺はハルヒが好きで、ハルヒの彼氏なんだ。だから…お前は抱けない」

二日前、俺がハルヒに告白した日、一つの恋が実って、一つの恋が散ったんだろう。

キョン「お前は俺のことが好きだったんだな。」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:46:54.71 ID:3uufHsDYi

久々のまともなハルヒSS
支援



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 08:56:19.66 ID:v9uUQQUL0

長門は自分で記憶を消したのだ。その失恋の重みから逃れるためか、それとも。

キョン「なぁ長門。俺はこのままだと下半身丸出しの自意識過剰男になってしまうわけだが、」

キョン「記憶喪失とか生殖モデルなんて小手先で逃げていないで!お前の気持ちを伝えてくれよ!」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:01:16.22 ID:v9uUQQUL0

長門は、泣いていた。
その瞳はいつもの彼女の瞳で、

「貴方のことが好きです」

そうして一つの恋は終着を迎えた。



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:12:12.62 ID:v9uUQQUL0

後日談

古泉「なるほど。事の顛末は理解しました。部室、休日の探索、いつもの風景に何か一つ足りないと感じていたのはそれですか。」

あの告白の後、長門は消えてしまった。彼女についての記憶も部室にあった私物もまた、周囲から跡形もなく消えていた。ハルヒの監視として黄緑さんはまだ残っているようだが、あれからは話していない。



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:20:38.06 ID:v9uUQQUL0

古泉「しかし貴方だけが記憶を保っているとは」

キョン「そりゃぁな。自分の娘の一世一代の告白を忘れられちゃぁ奴さんも嫌なんだろ」

古泉「娘、ですか。相変わらず面白い方ですね、貴方は」

ハルヒ「おーい、キョーン、古泉くーん。部活始めるわよー」

古泉「おやおや、姫がお呼びですよ。行きましょうか」

キョン「へいへい」

こうして俺はまた日常を回し始める。
俺を好きになってくれたあの子の思い出を胸に。

おしり



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:24:57.57 ID:Tj8vy7tH0

おわらねえ!



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:30:25.84 ID:v9uUQQUL0

>>72
見てくれてありがとな。心強かったで。



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:35:22.53 ID:Tj8vy7tH0

続きはよ



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:43:04.12 ID:v9uUQQUL0

お題もらってもいいかい?



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:47:36.11 ID:Tj8vy7tH0

とりあえずながもんの消滅をなんとかしてくだせえ



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 09:57:43.54 ID:v9uUQQUL0

そう俺は長門を忘れない。

-こんな女の子がいた

あるデートの日、俺はハルヒに長門のことを伝えた。
それを聞いたハルヒはあろうことか俺に渾身の右ストレートをお見舞いしてきやがった。
まるで格ゲーのように吹っ飛ぶ俺。
悶絶する俺に向かってハルヒは叫ぶ。

「バッカじゃないの!!!?????」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:01:20.96 ID:v9uUQQUL0

ハルヒ「あんたねぇ!自分のこと好きだった女の子が消えちゃったんでしょ!?」

ハルヒ「私の男だったら、その娘を迎えにいくくらいの甲斐性は見せないよ!!」

キョン「で、でもな、ハルヒ、俺はお前を選んd」

ハルヒ「でも、じゃなーい!!その娘はあんたの事が好きで!私達の仲間なんでしょ!?」

ハルヒ「ならやることはひとつじゃない!!」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:03:25.36 ID:v9uUQQUL0

キョン「は、ははははは、なぁハルヒ。」

俺は顔の汚れを拭いながら立ち上がる。

ハルヒ「なによ、なんか文句あんの?」

キョン「んや、やっぱいい女だよ、お前。好きになって良かった。」

ハルヒ「馬鹿!さっさと行きなさい!!」

その声を背に俺は走り出した。



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:08:17.57 ID:v9uUQQUL0

目的はあの場所。彼女がいる長門のマンション。

今や統合思念体との接点は彼女だけだ。

うまくいくかいかないか。そんなことは考えるに値しない。

なんたってこっちには、神様の加護がついている!



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:16:45.66 ID:v9uUQQUL0

キョン「喜緑さん!喜緑さん!いますか?いますよね!?」

キョン「俺です、キョンです。お話があってきました!」

不審者よろしく彼女の部屋の呼び鈴を鳴らす。

いつぞやの管理のおじさんが不振な顔で俺を見るが知ったこっちゃねーや。



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:20:18.64 ID:v9uUQQUL0

喜緑「ちょ、キョン君落ち着いてください。今出ます、今出ますから」

あわてた彼女の声が聞こえ、俺は彼女の部屋へと押しかけることになった。

喜緑「びっくりしました。いきなりたずねてくるなんて」

そう言って彼女は俺にアイスティーを出した。

キョン「ありがとうございます。走ってきたから喉渇いちゃって」

いつぞやの焼き直しのようにも感じたが変な味はしなかった。多分。



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:22:13.59 ID:v9uUQQUL0

キョン「喜緑さんにお願いがありまs」

喜緑「お断りします」

キョン「えーとまだ何も言っていないのですが・・・」

喜緑「言わなくてもわかります。あの娘のことでしょう」

喜緑は困った顔して続ける。

喜緑「いつか来ると思っていました。予想よりも遅かったですが」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:27:46.05 ID:v9uUQQUL0

俺には何も言うことはできない。

喜緑「あの娘は自分の気持ちを伝え、その返答もらい、満足しながら消えていきました」

喜緑「私達インターフェイスに死という概念はありませんが、有希は」

恋に殉じたのでしょう・・・と彼女は目を伏せつつ言った。

喜緑「それに知られている片思いというのは残酷なものです。貴方にも、有希にも」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:36:00.91 ID:v9uUQQUL0

喜緑「統合思念体は有希に関する記憶を貴方に残したそうですが私は反対でした」

喜緑「統合思念体に逆らうことになってしまいますが、ここで貴方の記憶を消させていただきます」

そう言って彼女は俺の頭へと手を伸ばす。

キョン「ちょ・・・冗談・・・じゃねぇ!!」

急いで身を翻そうとする・・・が。

喜緑「ああ。アイスティーに弱い効果ですが筋弛緩作用のある薬を入れておきました」

俺のバカァアアアアアアアアアアア!!

喜緑さんが俺の頭に触れる。

喜緑「完全に消すには時間がかかるので暴れないでくださいね」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:40:06.89 ID:v9uUQQUL0

「フンモッフゥ!!」
彼女の指が俺の頭に触れた瞬間、窓から謎の掛け声と共に何かが投げ込まれた。

喜緑「これは・・・煙幕!?」

喜緑が演算により煙を排した後に、キョンの姿はなかった。

喜緑「逃がしてしまいましたね・・・でもまぁ・・・」
わずかだが接触はできた。今日の日没までには彼の記憶から有希は取り除かれるだろう。



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:45:03.15 ID:v9uUQQUL0

-ヘリコプター内-
古泉「いやぁ宇宙人は強敵でしたね」

キョン「古泉、なんで・・・」

古泉「はは、まぁお姫様から愛しの王子様を助けてくれないかと頼まれましてね」

むぅ、相変わらずキザったらしい言い回しだが助けてもらったのは事実だ。

キョン「ありがとな、古泉」

古泉「い、いえ。別に涼宮さんに頼まれたからなだけですし/// ///」

キョン「えっなんでそこで赤くなるんだ・・・・」



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:46:04.74 ID:f+qCVmlQi

古泉ェ・・・



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:50:06.54 ID:v9uUQQUL0

学校の校庭でヘリコプターから降ろしてもらう。
古泉達はこの後、喜緑さんが再び俺に接触しないように見張るらしい。

キョン「しかしこれからどうすりゃいいのかね」

頼みの綱の喜緑さんがああでは俺にはどうすることもできない。
いっそ周防にコンタクトを、いや、やめておこう。
このままでは彼女を取り返すことは・・・
ん?彼女・・・彼女・・・って誰だっけ?



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 10:56:23.44 ID:v9uUQQUL0

一瞬、ガツンっと頭を殴られたような衝撃が走る。実際に何かがぶつかったわけではない。
しかしその痛みは

キョン「アグァウウウウウウウウウウ痛ッテァアアァアアアアアアアア」

まるで頭を内部から破壊するかのように暴れまわる。

彼女の、彼女の思い出が消えていく。
春の出会い、夏のループ、秋の騒動、冬の遭難、そしてあの日の告はk
ブチン
と何かが切れる音がした。



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:01:18.55 ID:v9uUQQUL0

「なぁアンタ大丈夫かい?」

キョン「え?え?あ、はい大丈夫です」

「ああ、そいつは良かった。真っ青な顔してたからね。まぁ何にもないならいいんだ。じゃあな」

んん、なんだか意識が飛んでたみたいだ。最近、多い気がするなぁ。
1回病院にでもいっとくかね。というか何で学校にいるんだっけ?
まぁ・・・いいか。



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:06:43.06 ID:v9uUQQUL0

せっかく学校に来ていたので文芸部室というかSOS団の部室に入る。
相変わらず、雑多なところだよなぁ。
棚にはハルヒの私物やら俺と古泉がやるボードゲーム、朝比奈さんのお茶の葉が並べれらている。

キョン「あれ?なんでここだけスペースが空いてるんだ?」

ポッカリと、今まで収まっていたようなものがなくなったかのような。
まぁそのうち、誰かしらの荷物で埋まるだろう。



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:12:06.10 ID:NVFgblHN0

うわああああ



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:15:01.08 ID:v9uUQQUL0

本棚に目を移す
いろんな本が分野ごと、背の丈順に並んでいる。

キョン「んーさすが元文芸部。本にはことかかないな・・・と?」
1冊だけ逆さまに本棚へ押し込まれた真新しい本がある。

こんなのあったっけ?タイトルは、

キョン「けりたい背中・・・か」

たしか芥川賞とったんだよなぁと本を眺めていると、その裏表紙には
「中央図書館」
と印字されていた。しかも返却日は今日までときた。
見てしまったものは仕方ない。SOS団に難癖つけられるのも嫌だし、返しに行くとしよう。



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:21:13.10 ID:v9uUQQUL0

図書館への道を歩く。ったく、いったい誰が借りたんだか。
まさかまた図書館に行くことになるとはなぁ。

キョン「あれ?なんで俺、図書館にいったんだっけ」

一人で俺が行くわけはないから誰かと行ったんだよな。
我らが団長、涼宮ハルヒは図書館で静かにできるタイプじゃないから除外。
俺のマイスウィートエンジェル朝比奈さんと行くなら可愛い小物屋にいくだろうし。
古泉?あいつにはサウナだったり、屋上で焼きましょうよ~とか誘われるけど断ってるし。

あれ?



あれ?



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:33:21.34 ID:v9uUQQUL0

俺は歩を進める

-彼女は俺の隣を歩いて-

俺は走り出す

-顔を紅潮させ-

顔の汗と涙も拭わず

-俺の制服をキュッと掴んでいた-

思い出の場所へとたどり着いた。

ああ、そうだ。彼女と過ごしたあの時間は・・・
とてもかけがえのないものだったじゃないか。



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:33:59.53 ID:BcIyIL4t0

思い出したのはいいが淫夢古泉はNG



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:37:35.57 ID:v9uUQQUL0

喜緑「あーあ思い出しちゃったんですね」

図書館の前には喜緑さんが待ち構えていた。

喜緑「せっかくつらい思いをしないように記憶をけしてあげたっていうのに」

喜緑「でもここまで思われるあの子が少しうらやましいです」

キョン「喜緑さん、お願いです。長門に・・・有希に会わせてください」



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:41:15.26 ID:v9uUQQUL0

喜緑「改めて聞きますけど、会ってどうするんですか?」

喜緑「貴方は涼宮さんを選んだ。有希を選ばなかった」

喜緑「それとも有希にのりかえるんですか?ハーレムルートはありえませんよ?」



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:47:22.68 ID:v9uUQQUL0

キョン「ええ、これは俺のワガママです」

キョン「また一緒に図書館に行きたい!」

キョン「あいつにもっと俺達の世界を知ってもらいたい!!」

キョン「あいつともっと一緒にいたいんです!!!」

キョン「有希!俺達のところに戻ってきてくれ!!!!!」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:55:25.03 ID:v9uUQQUL0

喜緑「あは。自分勝手ですね。選ばなかった癖にもっと一緒にいたいとか」

喜緑「でもギリギリ及第点かな」

喜緑「では、あとは当人同士のお話ということで」

そういって喜緑さんは去っていった。

一陣の風が吹く。コツンと小さな靴音が背後に響いた。



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 11:59:47.99 ID:v9uUQQUL0

キョン「有希・・・」

振り返ると彼女がいた。

キョン「ひさしぶりだな」

彼女はしばらく逡巡した後、

長門「ひさしぶり」

とつぶやいた。



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:08:19.05 ID:v9uUQQUL0

言葉が胸につかえる。
伝えたい言葉がいっぱいあった。

キョン「あのさ、何ていえばいいかな。ははは。」

情けなくて涙が出る。さっきはあんなに喜緑さんに啖呵を切ったのにな。

俺の目を見つめながら有希は話す。

長門「私は・・・貴方の傍にいても構わないの?」



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:14:02.43 ID:v9uUQQUL0

なんだ。かける言葉は最初から一つで良かったんだ。

キョン「おかえり、有希」

長門「ただいま、キョン」



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:20:58.11 ID:v9uUQQUL0

後日談の後日談
こうして本当の日常がもどってきたわけだ。
有希がいなかった間の記憶は補正されたようで俺達は相変わらずの日々を送っている。

キョン「そーだハルヒ、お前、部室に図書館の本、おきっぱだったぞ。かわりに返しといたからな」

ハルヒ「あ、そうだった。ごめん、ごめん。」

キョン「しかし、お前が図書館で本借りるとか珍しいこともあるもんだな」

ハルヒ「いやーなんか題名に共感しちゃってね。」

キョン「ほっとけ!」



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:23:45.74 ID:v9uUQQUL0

ハルヒ「それにさ、なーんか借りるべきだと思ったのよねぇって何神妙な顔つきしてんのよ?」

キョン「いや、やっぱお前はいい女だとおもってなぁ」

ハルヒ「な、な、な、馬鹿キョン、さっさと行っちゃえ!」本ポイー

キョン「へいへい」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:26:35.40 ID:v9uUQQUL0

教室から出て階段を降りていると朝比奈さんと出会った。

朝比奈「あ、キョン君。こんにちは~」

キョン「こんにちは、朝比奈さん」

うーん相変わらず可愛いなこの人は。



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:30:05.31 ID:v9uUQQUL0

朝比奈「文化棟改築ってびっくりですよね~」

キョン「あはは、そうですね。前、ハルヒが
『この棟、古いのよね~。改築しないのかしら』
とか言ってたのでその影響かもしれません」

朝比奈「しばらく部活はお休みですねぇ」

キョン「まぁ1週間程度で集中してやるそうですし、すぐにできますよ」
なによりそれ以上かかったら外で部活を開始しそうである。



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:31:17.75 ID:v9uUQQUL0

朝比奈「あ、私はこれから鶴屋さんとチーズ展に行くので失礼しますね」

キョン「はい、朝比奈さん、また明日」

朝比奈「ばいばい~」



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:37:37.14 ID:v9uUQQUL0

玄関で靴を履き替えていると古泉にエンカウントした。

古泉「おやおやこれは手厳しい表現ですね」

キョン「いやいや、お前から何かしらの意思を感じるからな。適切だよ」

古泉「こまったものです」

しかしながら、なんだかんだでこいつに世話になってるのも事実なのである。

キョン「なぁ古泉、今度さ、どっか遊びいこーぜ。男だけでさ」

飯くらいおごっても罰は当たるまい。

古泉「・・・」プルプル

キョン「古泉?」

古泉「はい。喜んで!!」



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:45:32.37 ID:v9uUQQUL0

古泉と別れ、校門で彼女と落ち合う。

キョン「おまたせ。さ、行こうぜ」

長門「うん」

俺達は図書館へと向かう。いつもどうりの道、いつもどうりの他愛のない会話。
でもこれでいいのだ。この一つ一つが大切な思い出となるのだから。

おしり



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:50:27.49 ID:+vf2q76S0

支援



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:55:49.11 ID:v9uUQQUL0

>>122,123
支援ありがとな。下手くそでも最後まで書くって練習してるから助かるやで。



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/15(火) 12:53:35.87 ID:+vf2q76S0



乗っ取りからこういう展開に
なるとは思わなかった。

またよろしく。



関連記事

涼宮ハルヒのSS   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
コメントの投稿





ランダム記事ボタン
週間人気SSランキング
ゲーム
B00B20AG3S B00B20ANYK ポケットモンスター X
ポケットモンスター Y B00BHAF688
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル
◆初回封入特典 プレイアブルキャラ「吉良吉影」
B00CYA4FHI ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア 数量限定 予約特典コード 付 B00D2MS7L2 英雄伝説 閃の軌跡 (限定ドラマCD同梱版) B00E083O1U GOD EATER 2 (初回限定版プロダクトコード同梱) B00D5OO8B0 テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック (初回封入特典 10th Anniversary Greeting Card 同梱) B00D2MSGEA スプリンターセル ブラックリスト (初回限定特典 10数種類のダウンロードコード(武器・協力プレイマップ・特殊ギア) 同梱) B00B6ZBGVK グランド・セフト・オートV 【CEROレーティング「Z」予定】 B00E385U3C Fate/EXTRA material 初回限定版【書籍】 B00C4QJ4FA STEINS;GATE 無限遠点のアルタイル 初回限定版【書籍】 B00CI2W49S BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA 「ユウキ=テルミ」が使用可能になる DC付 B00CXL3KH4 ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII 初回限定DLC「ソルジャー1st」同梱&Amazon.co.jp限定DLC和風甲冑衣装付き B00BKTDJ1C アーマード・コア ヴァーディクトデイ(数量限定特典 【ARMORED CORE V キャラクター スペシャルCOMボイスセット】 DLC同梱) B00CGVWGJO 初音ミク Project mirai 2 ぷちぷくパック(数量限定版) B00DOU5KF8 無双OROCHI 2 Ultimate (初回特典 趙雲&石田三成&かぐや “ハロウィン"コスチューム DLC 同梱) B00E9QQC1C お姉チャンバラ Z ~カグラ~ With NoNoNo ! (ダブル初回封入特典:「きわどい水着」「未来的なバトルスーツ」【CEROレーティング「Z」】 B00CWAI1SO 辻堂さんのバージンロード B00E37Y64W ランス01 光をもとめて【Amazon.co.jpオリジナル特典付き】 B00EUYETM2 銃騎士 Cutie☆Bullet 初回限定版【Amazon.co.jpオリジナル特典つき】 B00CAKV9PI LOVELY×CATION2 ラブラブバースデーコレクション Vol.2-出水和琴- B00DJOV59E ラブesエム
アニメ
B00DUCND2M 劇場版 STEINS;GATE 超豪華版
【Amazon.co.jp限定版】[Blu-ray]
B00DS4AWIK 猫物語(白) 第一巻/つばさタイガー(上)(完全生産限定版) [Blu-ray] B00C3BRCQY 進撃の巨人 2 (初回特典:イベント優先販売申込券,諫山創監修ニセ予告ドラマCD付き) [Blu-ray] B00DU6JES0 マクロスF ゼントラ盛り Blu-ray Box B00CBQP178 とある科学の超電磁砲S
◆第2巻 (初回限定版) [Blu-ray]

◆1 ◆3 ◆4 ◆5 ◆6 ◆7 ◆8 B00DG1AQY0 ◆とある魔術の禁書目録II Blu-ray BOX (初回生産版) ◆Ⅰ B00CA0C4Z2
とある科学の超電磁砲 Blu-ray BOX〈初回限定生産〉 B00ASTRZHO ラブライブ! 7 (初回限定版) [Blu-ray] B00CM6KPL4 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 3(完全生産限定版) [Blu-ray]
◆2巻 ◆3巻 ◆4巻 ◆5巻 B00CBDFTWI やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第2巻 (初回限定版) [Blu-ray]
◆1 ◆3 ◆4 ◆5 ◆6 ◆7 B00DHCNU6E Free! (1) [Blu-ray]
ハイスクールD×D NEW Blu-ray
◆1
 ◆2 ◆3 ◆4 ◆5 ◆6 B00C3AHZ76 はたらく魔王さま! (2) (初回生産仕様:ドラマCD「悪魔と勇者と女子高生 -A happy new year-」同梱) [Blu-ray] B00BUCDF2M 機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックス B00CJ00M8O うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000% 2(Blu-ray Disc) B00CLP24U6 革命機ヴァルヴレイヴ 2【イベントチケット優先販売申込券封入】(限定版) [Blu-ray] B00BS7MVTM デート・ア・ライブ 第2巻 [Blu-ray] B009HIZQGO ジョジョの奇妙な冒険 Vol.7 (毒入り指輪ストラップ、全巻購入特典フィギュア応募券付き)(初回限定版) [Blu-ray] B00C3E3ISM
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語【完全生産限定版】 [Blu-ray] B00ATYCF1Y
天元突破グレンラガン COMPLETE Blu-ray BOX(完全生産限定版) B00C2L1810 翠星のガルガンティア Blu-ray BOX 1 B00CD1D5LK コードギアス 反逆のルルーシュ Blu-ray Box B00D381J0G あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(完全生産限定版) B00ABTVQH6
STEINS;GATE Blu-ray BOX
最近のオススメSS
清麿「強くてニューゲームか…」 ヌァァァァァァ!!

一夏「ドゥフッw拙者織斑一夏でござるwwww」 ギャプッwwwコポォwwww

佐天「またレイプされた…」初春「佐天さんも大変ですね」 黒髪美少女のレベル0が性的過ぎてヤバイ

佐天「すごいテニスが出来る能力かぁ」 間違いなく攻撃的な能力だなぁ

浜面「女の子になれる能力かぁ」 アイテムで性別逆転して……

オーキド「ここに3人の女性がおるじゃろ?」 レッド「は?」 僕はナツメちゃん!!

【※ネタバレ注意】エレン「同期にホモとレズしか居ない……」 確かに

ボーボボ「黒の騎士団入団希望のボーボボでぇす!!」ゼロ「ほう?」 死ねやぁ!!!!!

桐乃「そうです!私はブラコンの変態ヤローです!」 きゃわわ!!!!!!!

岡部「紅莉栖をひたすら愛で続けたらどうなるか」 うわぁぁああぁ!!(AA略

クリリン「やっぱりオレも、サイヤ人の子供欲しいな・・・」 スレタイのインパクトェ……

ゆうしゃ「くらえー!まおー!!」魔王「くはははは!!」 ゆうしゃちゃん!!!!

俺「グヘヘヘ……」 女騎士「早くこの手錠を外せ!」 お○んぽなんかには絶対負けない!

鍛冶師「今日中に仕上げるぞ」弟子「はい」 雰囲気が良いSS

< `∀´> 「ついに地球はウリ達の物ニダー」 ニダニダ
みんなのいちおし!SS
よく耳にするとか、印象的なSS集ダンテ「学園都市か」 "楽しすぎて狂っちまいそうだ!"

一方通行「なンでも屋さンでェす」 可愛い一方通行をたくさん見よう

インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」 "一方禁書"凄まじいクオリティ

フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」 通称"麦恋"、有名なSS

キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの!

垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ!!

美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯

上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」 ストレートに上食。読めて良かった

一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た

美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう

ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い

番外個体「     」 番外通行SSの原点かな?

佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった!

麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく

ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ

一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」 黄泉川ァアアアアアアアアアア!!

さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作

まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した!

澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね

とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム

ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)

岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」 ゲェーッハッハッハッハ!

紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!

遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ

ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を

アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・!

クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ!!

ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン!wwwww

僧侶「ひのきのぼう……?」 話題作

勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも 使える 読めるSS

肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった

男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS

ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」 読み返したくなるほどの良作

犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし!
モバイルゾーン
QR