Wi-Fi電波で壁の向こうの人を”透視”する技術、MITがデモを公開
マサチューセッツ工科大学のFadel Adib氏とDina Katabi氏はこのたび、Wi-Fiの無線電波を使用して壁の向こうの人の動きを検知する技術「Wi-Vi」の新たなデモを公開しました。
この技術は、専用装置から発生するWi-Fi電波のうち、壁を透過して人体に反射した成分(下図T2)を検出・増強することで位置の特定を行うというもの。単純な位置追跡に加えて、手の上げ下げ動作など、ある程度のジェスチャーも認識することが可能となっています。
Wi-Viの原理図。(MITウェブサイトより引用)
デモの様子。人が動くと、画面上の赤いドットも同じようにマップ上を移動します。
こちらが、隣の部屋に設置されている装置。3つのWi-Fiアンテナと2つの発信部分(トランスミッター)・1つの受信部から構成されており、それぞれのコンポーネントは非常にコンパクトなものとなっています。
実は、Adib氏らは今年の7月に最初のデモを公開していたのですが、この時はシグナルの増減をソナーマップのようにボンヤリとした形で出力しただけのものでした。この時と比べると、かなり認識精度が向上していることがわかります。
今年7月に公開されたデモの様子。(Youtubeより引用)
ゲーム機器や家電、災害救助など、非常に幅広い分野での応用が期待されるこのWi-Viですが、現状では一度に一人の人間しか追跡できないため、今後は複数の対象を追跡できるように改良を進めてゆくとのことです。
カメラないのに、というかそういう装置がないのに、こちらの動きがまるわかりだと思うと怖くてたまらない。
ジェスチャーも取れるってのが凄い所だよなぁ。
前見た類似研究(確かWiSeeって名前だったかな?)では9種類くらいのジェスチャーが取れるらしいし、結構こういうところに応用出来るものなのか、Wi-Fiって。
つ http://ggsoku.com/tech/wisee-enabled-location-free-gesture-manipulation/
これって別に壁越しじゃなくても普通の部屋でキネクトの代わりにできるんじゃね?
ストーカーとかが捗るのかな?
怖いわこういうの。
モバイルWi-Fi持ち歩いてソナー代わりにとか? なんかストーキング目的としてはやたら回りくどいだけな気もするが…
現段階じゃいるかいないかぐらいしかわからなそう
部屋の中の行動全部わかったらすごいけど
類似研究のWiSeeでは下図くらいのことは94%程度の精度で認識可能らしい
http://cdn.dashburst.com/wp-content/uploads/2013/06/WiSee-gestures.png
これに顔写真を元にCG合成して…
ビルの外から、ビルの中のパソコン画面を映し出す技術の応用かな?
当時のパソコンはブラウン管を使っていたから、離れたところからブラウン管に
映し出される何か(電磁波?)を部屋の外で受像機に映す。
液晶モニターでもできるらしいが、どうなんだろう?
真っ先に軍事利用が思いついてしまった
軍事用は壁透過レーダーってのが既にあるけど、
三次元表示できたり同時多目表示できたり高機能だけど高価。
これは機能限定ながらWiFiの応用で非常に安価に実現しようとしてるのがポイントだね。
もう鍋かぶって生活するしかないな