ハロウィンなので自宅を飾り付けたら「怖すぎるからやめて」と警察から苦情が!
■あまりに怖くて子供が泣くわ
怖いからハロウィンなんでしょうが!という気もしますが。イギリスからのニュースです。家の周りに取り付けたハロウィンの装飾が怖過ぎて子供が動揺するのでやめてほしいと警察が通達するという出来事がありました。
さてこの男性はジェームズ・クレイトンさん25歳。ロンドン北部にあるスティーブニッチに住んでいます。ハロウィンが盛り上がる今月、ジェームズさんは自分も自宅をハロウィン気分でホラーっぽい飾りをたくさん置いていたのですが、先日彼の家を警官が訪れてこう言ったのです。
「申し訳ないんだけど、家の外の装飾を撤去してくれませんか。あまりに血なまぐさいので子供が怖がっていると親から通報があったんです。」
ジェームズさんは1974年のホラー映画、「テキサスチェーンソー」をテーマに血まみれの人間や骸骨などを飾っていたのですが、それが子供には怖すぎる、という訳ですね。彼は「警察なんかじゃなくて、僕に直接言ってくれれば良いのに」と言いながら、こうコメントしてくれました。
「正直、信じられないね。僕は間違ったことをしていると思っていないんだ。おかしな話しじゃないかな。警察が言うには、あなたの家の前を通ると子供が泣くって保護者たちが不満を言っているから、飾り物を撤去して、少し怖さを”トーンダウン”してほしいそうだよ。
■あくまでアドバイスしかしませんよ
ハードフォードシア警察のスポークスマンは、彼らがジェームズさんに忠告することはできるが、拘束力のある行政命令は出せないそうです。
「我々は市民からの不満を受けた後、当人の自宅を訪ねました。我々はアドバイスを伝えることができるに過ぎません。」
まあ、そうだよね…。悪趣味だからって、家の見た目に関してどうこう命令することはできないものね。見た目以外に害はない訳だし…。さて、その「家の前を通るたびに子供が泣く」という噂のジェームズさん宅のデコレーション、少し画像を集めてきたので見てみましょう。続きは下から!
ガイコツ…は良いとして、お皿に入ってるの、指…ですよね?うえぇー
なんか人が死んでる!あ、隣にあるの、生首…?リアルで嫌だわ!
ああ、さっきのゾンビの隣にはもう一体、凶悪な感じのもいたんですね…
これはトップの写真。家の外観はこんな感じですね。血が飛び散ってたり、屋根にガイコツが座ってたり…
で、こちらが制作者?のジェームズ・クレイトンさん。実はジェームズさん、このデコレーションを宣伝することで、寄付金を集めているのです。お金はすべてイギリスの国立ガン研究所へ届けています。彼のおばあちゃんが晩年ガンで亡くなったことを受けこの活動をするようになったということです。
「私はこの活動は続けるつもりです。けれども来年は、もう少し装飾をおとなしめにするかもしれません。ちょっと悔しいですけどね。でもこれは私と亡くなったおばあちゃんを繋ぐ大事なものなのです。だから、やめるつもりはありません。」
ジェームズさん的には、「ハロウィンだもの、怖くなくちゃだめでしょう」っていう想いと、「警察沙汰にするんじゃなくて、直接相談してくれれば良かったのに」という想いがあるみたいですね。ハロウィンに期待するものの温度差が生んだ悲劇とでもいいましょうか。怖いけど楽しめる、みたいなうまい着地点を探して来年もぜひ頑張ってほしいなーと思います。
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