ジョジョリオン #025 ウルトラジャンプ 2013年 11月号分感想(密漁海岸もあるよ)
ウルジャン今月号の表紙は先月号の表紙と繋げられるそうなので繋げて表示しました。
だからドーダコーダ言うわけではないんですがね。
さらにほぼ同時期に販売されたジョジョリオン5巻では
常秀のスタンド名が『ナット・キング・コール』と判明。
そして、スタンドは表紙に登場できているのに本体は表紙に出してもらえない常秀がちょっと可哀想。
そんなこんなで今月号のジョジョリオン感想です。よろしくお願いいたします。
#025 東方定助に会え!
つるぎ以外の誰もかれもが『同じ顔』に見えてしまうスタンド能力に襲われた康穂ちゃん。
これでは定助と近づけたとしても誰が誰だか判別できません。
顔が分からなくても、でっかい名札でもぶら下げていればいいんじゃないのと思いきや
今度は文字も全てが『ごま蜜cafe』に見えてきてしまうという周到ぶり。
そしてやはりと言うか何と言うか、今月号では定助と似た服装の通行人も多く
服装もあまりあてになりません。そして現状のあまりの異常さに康穂ちゃんが軽いパニック状態です。
9歳のつるぎに対して泣きながら凄むという大人げないところからも
非常に精神的に追い詰められた状況であることが、うかがえます。
あんたこそ早く……帰っておいでよ……
前 いた……あのお部屋に
康穂を探している定助と出くわしたつるぎが投げかけた言葉。
ただ単に東方家に帰りなさいという意味ではなく、やはり地下牢のことを指しているのでしょう。
口ぶりからして、かなり以前から定助(の半分)を知っていた風な感じです。
定助は今はただ「お家に帰ってね」程度に受け止めているようですが
後になって、みんな同じ顔に見えているのに『つるぎの顔だけ判別できた』
あるいは『つるぎと会った直後から皆の顔が同じになった』ことに疑問を感じて
つるぎに対して何らかのアクションを行うのではないかと思います。
最終的に結局、康穂ちゃんがつるぎに監禁されそうな勢いですし。
康穂ちゃん危機一髪
自分からぶつかったとは言え、容赦なくガラスに顔面ぶつけた様を大ゴマで表現されちゃった康穂ちゃん。
初見では、スタンドに思いっきり殴られたようにすら見える大当たりです。本当に痛そう、鼻血もブー。
その後、こともあろうに常秀を定助と勘違いして
さらに常秀に自分の言葉をいいように、エロいように勘違いされて襲われる始末。
多分、今日が康穂ちゃん人生最悪の日。
と言いますか『定助』という言葉を『常秀好き』と判断する常秀のお目出度さには呆れるしかないです。
ウギィイイヤァアァーーーッ
常秀の臨戦態勢のムスコを見た康穂ちゃんの叫び。
定助の4玉には、大して動じなかった康穂ですが
常秀の本気モード、いえここは敢えてゴゴゴモードと言わせて貰いましょう、
そのゴゴゴモードのムスコには絶叫するしかなかった様子。
ひょっとしたら常秀のアレにネジとナットが付いていたのかもしれませんが。
それはそうと、吉良のマンションでの変態アルバム発覚時にもかなり取り乱していた康穂ちゃん。
何かこういう性的なことに対するトラウマでもあるのでしょうか。
今月号のつるぎも『康穂は自分自身が誰か分からない』から
記憶喪失の定助に自己投影もしているのではと解析していました。
母子家庭のようで、尚且つ母親の性的なだらしなさに苛立っていることもありました。
父親が誰か分からないとか、そういう家庭の事情があるのかもしれません。
ナット・キング・コールで下着を脱がせる常秀
ついに(?)スタンド能力をエロ目的でフル活用し始める男が出ました。
他にもJ・ガイルとかメローネとかいましたけど、ガイルは今一ぼやかされた表現でしたし
メローネはエロが目的というか、エロを手段とするスタンドでした。
とにもかくにも服だけをはだけさせるナット・キング・コールの精密動作性はきっと『超スゴイ』。
そして常秀もスタンド能力をここまで使いこなせるとは、エロの力はやはり偉大ということでしょうか。
ビデオデッキ普及期、こんな複雑な機械を使いこなせるのは機械に明るい若年層だけだと
思われていたそうですが、エロビデオの登場とともに中年層も一気にビデオ操作スキルが上がったとか
上がらなかったとかいう話を聞いたことがあります。
下種の極みを尽くす常秀ですが、康穂にトイレのタンクの天板でドガンと一発、後頭部にくらわされます。
今月号はその後の描写が無いので、常秀の安否は不明ですが下手すると死んでるレベル。
下手しなくとも、人知れずまた入院コースに行ってそうな感じです。
唯一ラッキーだったとも言えるのは康穂に『自分は常秀』だとバれなかったこと。
康穂は定助じゃないということまでは分かったようですが自分を襲った相手が常秀であることには気付いていません。
声で分かったりしないものかとも思われますが
いきなりこういう状況で声だけを頼りに誰か当ててみろというのは非常に難しいでしょう。
ただ単に、常秀に対して声を覚えているほど親密にとらえていないというだけかもしれません。
どちらにせよ、常秀は限りなく人間のクズ路線を突っ走っているわけでして
そんなこんなで登場するたびに株を下げる彼には頭が下がる思いです。
以上、ジョジョリオン感想でした。ありがとうございました。
岸辺露伴は動かないエピソード6 密漁海岸
トニオさんがほぼ主役と言っていいほどの今回。岸辺露伴が主に動くわけじゃあないというのが
このシリーズのコンセプトでもあるらしいので、当然と言えば当然ですが
それにしても随分とトニオさんの人物背景等が明らかにされたエピソードでした。
ただし、第四部の杜王町とはパラレルな世界という可能性は常に残ります。
人は腹が空いた時は所詮一人ぼっちだからな
孤独のグルメに出てきてもおかしくなさそうな台詞です。
孤独のグルメの方は食事は一人で楽しみたいという意味が主なので、内容的には違いますが。
禁漁区 東方家
ジョジョリオンと関連のある事柄なのでしょうか、看板を見た露伴が『東方一族』という表現を使っています。
また、『番人』がいるとの台詞もありましたが、今回の話では『番人』は登場しませんでした。
ジョジョリオンの方で『番人』が出てくるのかもしれません。
番人がいて監視カメラ『も』ある、という露伴の台詞から監視カメラと番人はイコールではないはずです。
ただ、今回の話の中ではアワビそのものが『番人』であると受け取るのがスッキリしそうです。
タコに命令する
億泰が最後に説明していたとおり、タコはかなり知能が高いです。一説には3歳児レベルとも言われているそうです。
『透明の赤ちゃん』にも命令できたことから考えるにタコは全然ヘブンズドアーの守備範囲でしょう。
あと余談ですが、仗助は今後もリーゼントの後ろ頭だけの登場を貫き通すのかが気になります。
以上、密漁海岸の感想でした。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。