23日午前中、
アップルは深夜のイベントで発表した iPad Air を日本で披露しました。「Air」を冠したiPadのフラッグシップモデルは、より薄く、より軽く、ベゼルも細くなりました。実際に触ってみた使用感をお伝えします。
イベントの模様は
こちら。iPad Airの詳細情報は
こちら。現行iPad Retina との
比較はこちら。
従来のiPad Retinaディズプレイモデルの重さは652g(WiFiモデル)。28%軽量化したiPad Airは469g。iPadもシリーズを重ねており、iPadを知っているユーザーほど、その軽さに驚くかもしれません。 iPad Air はとにかく軽く感じます。これまでのiPadの重さを知っている、つまり先入観のあるユーザーなら、その軽さだけで非常に驚けるはず。かくいう私もその1人です。
これまでのiPadは、しばらく両手で持っているとその重さで腕がつらくなると感じていました。そのため、テーブルの上やヒザの上で使ったり、肘をついて使うといったことが多かったように思います。
iPad Air は、手だけで持っていられそうだ、と直感的に感じます。通勤通学の電車に持ち込みたくなる1台です。また、9.7インチの大きな画面を活かしたゲームアプリ、例えば、加速度センサーを使ったレースゲームなどは、ある程度長時間のプレイでも楽しめそう。
厚みも9.4mmから7.5mmと、薄型化していますが、驚きは薄さよりもやはり軽さに感じました。実際に鞄に入れて持ち歩く場合や、ケースに入れて持ち運ぶときにこそ、薄さをはっきりと感じるでしょう。
プロセッサは最新のA7(64bit、モーションコプロセッサM7)、WiFiのMIMO(マイモ)といったように、製品トピックはほかにもありますが、いずれも既に発表されているプロセッサや、通信技術であり、正当な進化といった印象。
スマートフォン同様、タブレット端末も付加価値を与えにくくなっている中で、iPad Airは薄く軽くなった「だけ」とも言えるかもしれません。しかし、日常的に使うモバイル端末としては、それこそ高い利便性を生むポイントになるはず。満を持して「Air」という名を与えた、そんな気がします。